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仮面夫婦の特徴と背景をぬいぐるみ心理学の視点で考えてみた

[最終更新日]2020/11/09

 

こんにちは、伊庭和高です。

 

私はぬいぐるみ心理学をやっていて、

夫婦関係のトラブルについて相談を受けることがあります。

 

もちろん、夫婦仲良く楽しく暮らしていれば一番なのですが、

みんながみんな、そういうわけではありません。

 

なかには離婚という選択をとる夫婦もあります。

 

 

しかし、興味深いのですが・・・

 

夫婦関係が上手くいっていない、もう離婚したいと考えているにも関わらず、

関係を続けているケースもあります。

 

これを一般に「仮面夫婦」と言います。

 

 

私自身、仮面夫婦という言葉を最近知りましたが、

夫婦関係の相談を受けることもあるので、

ある程度の知識を持っておく必要があります。

 

また、このブログをご覧のあなたも言葉だけは聞いたことがあっても、

具体的にどういいったものなのか、イメージのつかない人もいると思います。

 

そこで今回の記事では、仮面夫婦とは何なのか…その特徴をまとめました。

 

また、仮面夫婦の状態を克服する方法を、

ぬいぐるみ心理学の視点から分析してみました。

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仮面夫婦とは・・・

自己開示 できない 苦手 方法 画像

まず、仮面夫婦とは何なのか、その特徴を見ていきます。

といっても、「こうだ!」と定義されているわけではないので、

いくつかの特徴をまとめていくだけにはなります。

 

 

まず、「夫婦」という言葉がつくだけあって、戸籍上は夫婦関係です。

ですが、「仮面」という言葉から推測できる様に、あくまで表面的な関係です。

 

「夫婦関係が冷えきっている」という言葉を使えば、

もっとイメージは湧くのではないでしょうか。

 

別居・同居かどうかは関係なく、

あくまで心理的な状態を指して「仮面夫婦」と言います。
ではなぜ、相手に愛情も関心もないのに夫婦関係を続けるのか。

これはケースバイケースなので、何とも言えない部分でもあります。

 

代表的なケースとしては、

 

・子どもにつらい想いをさせたくないから、成人まで戸籍上夫婦でいた方が良いと考えた

・奥さんに稼ぎがなく、旦那さんの収入をあてにせざるを得ない

・旦那さんの保険金を狙うために夫婦関係を継続し、体に悪そうな食事を出し続けている

(これは以前テレビでやっていたのですが、すごいですよね…)

 

こんなものがあります。

 

 

様々な背景があって離婚はできないけれども、

既に関係が冷えきっている夫婦のことを仮面夫婦と言う。

 

この記事では仮面夫婦の特徴をこのようにまとめました。

ぬいぐるみ心理学から仮面夫婦を分析する

仕事 自信の持ち方 画像

さて、ぬいぐるみ心理学から仮面夫婦の心理背景について分析したいと思います。

 

まず、分析をする上で前提としなければいけないこととして、

当事者が(最低でもどちらか一方が)夫婦関係を改善したいと思っていることがあります。

 

「もう、このままの関係でいいの…」

「子どもが成人したら離婚します」

 

こうした人に対しては、たとえどう頑張っても改善策はありません。

本人の「良くしたい」という想いがなければ、決して変わることはないからです。

 

この前提を踏まえた上で考えていきます。

 

 

まず、ぬいぐるみ心理学を使って分析する上で大事なことは、

仮面夫婦に至った背景です。

 

「いったい、どのような経緯で関係が冷えきったのか。」 

ここを振り返る必要があります。

 

・決定的な出来事があったのかもしれない

・ささいな出来事が積み重なったのかもしれない

 

これを振り返ることが第一歩です。

 

 

次に、ぬいぐるみ心理学を使って、

旦那さん・奥さんそれぞれのぬいぐるみとのエピソードを振り返ります。

 

※ぬいぐるみが好きかどうかは関係ありません。

「ぬいぐるみと関わったエピソード」をひも解いていきます。

 

子ども時代から今までのエピソードを振り返る中で、

人付き合いにおいて自分が求めている要素を見つけます。

 

また同時に、相手にされたら嫌な言動も見つけ出します。

 

ぬいぐるみ心理学は、人付き合いの特徴をいくつかのタイプに分類しているのですが、

自分が何タイプかがわかることで、人間関係は劇的に改善します。

 

「なぜ夫婦関係が冷えきったか」

極端な話、それは、あなたのタイプにとってされたら嫌な言動をされたからです。

 

 

そして最後に、相手のタイプを知ることが仮面夫婦改善の方法です。

 

あなたが相手からされて嫌な言動をされたのと同じ様に、

あなたも相手が嫌がる言動をしている可能性もあります。

 

また同時に、相手のタイプがわかれば、相手がされて嬉しい言動もわかります。

相手のタイプを知ることで、相手に適した言動がとれる様になるのです。

 

 

ここまで話したステップを踏むことが、

冷えきった夫婦関係を改善する方法です。

 

興味のある方は、是非ぬいぐるみ心理学を試してみてください。

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。