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怒られると泣く心理背景と解決策を公開!

[最終更新日]2023/03/13

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回のテーマは過去の私も悩んでいました。

そしてお客様からも時おり

相談いただくテーマでもあります。

 

怒られると泣く心理背景

これは過去の私にもありました。

 

涙を流そうと思っていないにも関わらず、

なぜか涙が出て来るのです。

 

例えば中学時代の部活。

サッカー部に所属していたのですが、

ミスをして先生に呼ばれて怒られると、

何も言い返せずなぜか涙が出て来たのです。

 

「泣くな!」と先生から言われても、

自分でも何で泣いているのかわからず

困惑していました。

これは大人になってからも続き、

学生時代のアルバイトで怒られた時にも、

言い返せずに涙が出て来ました。

 

あるいは付き合っていた彼女とケンカした時、

彼女からキツい口調で問いただされた時に、

なぜだか涙が出て来たのを今でも覚えています。

 

「怒られる=否定される」という思い込み

私はこれまで1500名以上のお客様に

ぬいぐるみ心理学を伝えて来ました。

 

これまでのお客様の傾向を踏まえて、

また私自身の経験も踏まえると、

「怒られる=否定される」

という心理背景があると感じています。

 

「怒られるイコール自分を否定されている」

 

反論したくても相手の反応を気にしてしまい、

相手から否定されるのではと考えてしまい、

気づけば涙が流れてしまうのです。

 

そのため当時の私は怒られるのが怖く、

必死で「怒られない様に」と思いながら振る舞っていました。

 

相手に合わせて反応したり、

良い子を演じてみたり。

 

それでは怒られることはあるので、

怒られた時には自然と泣いてしまいました。

「悩みは形を変えて何度も繰り返される」

 

これは私がよくお伝えしている言葉ですが、

たとえ上司の異動や転勤等で環境が変わっても、

なぜか怒りっぽい人が近くにいたりするのです。

 

泣くこと自体は決して悪いことではありません。

ですがその背景に自信のなさがある場合、

向き合うことをしなければ

何度も同じ悩みが繰り返されてしまうのです。

 

怒られると泣いてしまう理由

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの根本原因は

自信のなさであるとお伝えしています。

 

無料メール講座でも詳しく解説しているのですが、

怒られると泣いてしまう原因も、

自分の自信のなさなのです。

 

怒られながら自信のなさに直面し、

気づけば涙が流れてしまうのです。

 

「すべての悩みの原因は自信のなさ」

ぜひ覚えておいてください。

 

ちなみにこれは男女や年齢に関係なく、

すべての人に当てはまります。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらもぜひやってみてください。

 

怒られて笑う人も!

自信のなさが出て来た時に

どの様な言動を取るのか?

これは人によって違います。

 

たとえば泣くのではなく、

怒られると笑う人も存在します。

 

あるいは怒られると嘘をついてしまう人もいますし、

怒られて思考停止になってしまう人もいます。

 

「泣く・笑う・嘘をつく・思考停止する」

どんな言動を取ったとしても、

自信のなさに直面しているのは確かです。

ですが自信のなさと向き合わなければ、

何度も同じ悩みが繰り返されます。

 

怒られて泣いてしまう現象が、

職場を変え人を変え場面を変え

何度も繰り返されてしまうのです。

 

自分の自信のなさに向き合うこと。

怒られると泣く現状を卒業するために、

必要不可欠だと言えます。

 

マイナスからゼロの繰り返し

「涙」という漢字を、よく見てください。

 

「さんずい」という部首に

「戻る」と書きますよね。

 

水滴(涙)を流すことで、

気持ちが動揺した状態から

元の状態に戻ることができる。

 

これが涙の効果です。

確かに泣いてしまった後は、

どこか気持ちもスッキリしますよね。

 

ですが涙を流しただけでは、

あくまで元の状態に戻っただけ。

 

マイナスからゼロに戻れますが、

プラスに転じることはないのです。

 

再び怒られ泣いてしまい、

マイナスに突き落とされるのです。

「怒られると泣く」を繰り返すと、

永遠にマイナスからゼロの往復。

 

本当にたどり着きたいのは、

プラスの側だと思います。

 

怒られると泣く心理背景は

ここまで解説して来ましたが、

現状を治して前進することが、

自分が本当に望む毎日を実現するために

大切だと言えますね。

 

怒られると泣く自分を治す方法

怒られると泣く心理背景や原因を

ここまで解説して来ました。

 

そしてここからは具体的に、

怒られると泣く自分を治す方法を

3ステップで解説していきます。

 

ステップ1:自分の気持ちを声に出す

自分の気持ちを声に出すこと。

これが最初のステップです。

 

怒られると泣いてしまう人の多くは、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

声に出す代わりに涙が流れるので、

自分の気持ちに気づけていないのです。

これでは同じ悩みを繰り返してしまいます。

私達の脳は声に出すことで

物事を事実として認識します。

 

「悲しいんだな」

「悩んでいるんだな」

「怒られるのが怖いんだな」

 

例えばこうした気持ちも、

声に出すことで認識できます。

 

頭の中で考えているだけでは、

空想や妄想の状態なのです。

いきなり相手に自分の気持ちを伝えること。

これは緊張してできないかもしれません。

 

私も最初はそうでした。

自分の気持ちを伝えようと声をしぼり出しても、

言葉にならず涙ばかりがあふれて来ました。

そこで大切なのは、

まず自分で自分の気持ちに気づくこと。

 

「悲しかった」

「苦しかった」

「本当は自分の気持ちを伝えたかった」

 

自分1人になれる場所へ行き、

怒られた時の感情を声に出すことです。

 

それこそ独り言の様につぶやいて良いですし、

ぬいぐるみを持っているなら

ぶつぶつ話しかけても良いです。

 

ぬいぐるみは意見も言わなければ否定もしない。

完全に自分の思い通りになる存在なので、

話しかけると想像以上にスッキリします。

怒られて泣いてしまった時、

怒られて苦しかった時、

まずは自分で自分の気持ちを声に出してみて下さい。

 

これが前に進むための第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説していますが、

意識してぬいぐるみを活用することで、

怒られても泣いてしまう悩みを克服できる様になります。

 

ステップ2:自信のなさに向き合う

自分の気持ちを声に出した後は、

自信のなさと向き合うことです。

 

「なぜ怒られて苦しかったのか?」

「泣いてしまうのはどうしてか?」

「怒られるのが怖いのはなぜなのか?」

 

声に出した内容について、

さらに深く問いかけてください。

自信のなさに気づくのを恐れて、

多くの人が気づかない様にしています。

 

「難しいよね」

「しょうがないよね」

「今は時間がないよね」

 

こうした言葉を使いながら、

悩みの解決を先延ばしにしてしまうのです。

 

自信のなさと向き合うこと。

これが現状から変わるポイントです。

 

ステップ3:「自分はどうしたいのか?」と問いかける

そして最後のステップは、

「自分はどうしたいのか?」と問いかけること。

 

怒られて泣く悩みを抱く人の多くが、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

まず相手のことに意識が向き、

自分の気持ちを抑えてしまうのです。

 

「自分はどうしたいのか?」と問いかけ、

そして行動に移していくこと。

 

自分を主語にして行動できているので、

スッキリした状態で一歩を踏み出せます。

 

ここまでお伝えした3ステップを

素直に実践していただくことで、

怒られると泣く悩みは解決できます。

 

お客様の事例を紹介します

ここまでの話を踏まえ、

怒られると泣く悩みを治した

お客様の事例を紹介します。

 

福岡県在住の大隅さん(女性)は、

怒られると泣く悩みを

子どもの頃から抱いていました。

 

子どもの頃はまだ良かったものの、

大人になってもこの悩みは解決せず。

 

職場や恋愛でも、

怒られると涙が出て来る現状を

何とかしたいと思っていました。

 

そんな中で私をこのサイトで知り、

個別相談に申し込まれました。

=====ここから=====

 

「怒られると泣く」

子どもの頃からずっとでした。

 

怒られるのが怖くて、

いざとなると言葉が出て来なくて、

すぐに泣いてしまうんですよね。

 

「まだ子どもだから…」

そう思っていた頃もありましたが、

大人になっても悩みは繰り返されました。

 

仕事でも、恋愛でも…

怒られると涙が自然に流れてしまうのです。

「怒ってないから」と言われても、

怒られていると思い込んでしまい、

涙が流れてしまいました。

 

泣きたいわけではないのに

なぜか涙が出てしまう現状。

 

大人になったのに恥ずかしいですし、

何とかして治したいと思っていました。

そんな時に伊庭さんに出会い、

大切なことに気づかされました。

 

「すべての悩みの原因は自信のなさ」

 

自信のなさが現れて、

涙が流れていたんだと。

 

原因がわからずここまで来ましたが、

この言葉を聞いて納得できました。

 

自信のなさと向き合うことで、

私の悩みは解決するかもしれない。

 

同じ悩みを今後も繰り返したくないので、

勇気を持って自分と向き合うことにしました。

 

=====ここまで=====

 

大隅さんに起こった変化

大隅さんとお話しする中で、

彼女に個別の宿題をお伝えしました。

 

また先ほど紹介した3ステップの、

特にステップ1を重点的に行う様にも伝えました。

 

泣くことができても、

言葉にすることはできていません。

 

自分の気持ちを言葉にすることを、

最初の頃は特に意識してもらいました。

 

そして大隅さんにどんな変化が起こったか。

彼女の言葉を紹介します。

=====ここから=====

 

自分の気持ちを言葉に出すこと。

私の中でもハードルが高かったです。

 

自分の気持ちを言葉にしようにも、

言葉の前に涙が出て来てしまう。

 

涙ではなく具体的な言葉を出すのに、

最初の頃は苦戦しました。

 

「大丈夫、ちゃんと前に進んでいるから」

 

伊庭さんがメールで励まして下さり、

少しずつ声に出せる様になりました。

そしてある瞬間から、

大きな変化を実感しました。

 

「私は涙で自分の気持ちをごまかしてたんだ」

 

このことに気づけたのは、

本当に大きかったです。

 

涙を流せば相手もそれ以上は

強く怒ることはありません。

 

涙を流すことで、

自分を守っていたのだと。

 

確かに自分を守れるものの、

自信のなさと向き合えていないので、

同じ悩みを繰り返していました。

「自分の気持ちをごまかさず、

しっかりと声に出すこと」

 

意識を向ければ向けるほど、

変化も生まれていきました。

 

自分1人で声に出したり、

ぬいぐるみにもつぶやきました。

 

私はクマの抱き枕を持っていたので、

寝る前には意識してつぶやきながら、

自分の気持ちに気づいていけました。

 

「どうせぬいぐるみなんだし、何を言っても大丈夫!」

 

こうした意識を持って関われたのは

本当に大きかったです。

そして伊庭さんの教えを実践する内に

怒られても泣くことがなくなりました。

 

相手の話を聞きながら、

自分の意見も伝えられる様になりました。

 

「話をちゃんと聞いてくれている」

「大隅さんの考えを理解できた」

 

相手からもこうした言葉をかけてもらえ、

今まで以上に良い関係を築ける様になりました。

今までより自然に前を向ける様になり、

毎日を穏やかに過ごせる様になったのも、

嬉しかった変化です。

 

自信のなさと向き合うと決め、

そして行動に移すことができ、

本当に良かったと思います。

 

=====ここまで=====

 

自分の気持ちに自分で気づく

すべての悩みの原因は自信のなさ。

自信のなさと向き合うことで、

怒られても泣かなくなります。

 

怒られるのを怖いと思い続けることなく、

周囲の目を気にせず過ごせる様になります。

 

そして泣かなくなるだけでなく、

毎日をより幸せに過ごせる様になります。

そのためにも、

まずは自分で自分の気持ちに気づくこと。

声に出すことが重要なのです。

 

泣くことで自分の気持ちに鍵をかけず、

声に出しながら気づいてあげること。

これが現状から変わるための第一歩です。

怒られても泣かなくための自信のなさとの向き合い方や

自信という言葉の真実については、

無料メール講座で解説しています。

合わせて学んでください。

 

本日も最後まで読んで下さり、

ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。