menu

【お客様の声】職場が変われば上手くいくと思っていました

[最終更新日]2023/04/26

こんにちは、伊庭和高です。

 

私はよく、「悩みは形を変えて何度も繰り返される」と言います。

 

中学生時代に悩んでいたことは、

中学校を卒業しても、高校や大学、そして働いても、

同じ様に悩みを抱え続けることがあります。

 

もちろん、一時的に悩みから目をそらすことはできます。

ですが悩みに向き合い解決しなければ、

相手を変え、場面を変え、何度も悩みは繰り返されるのです。

 

職場が変われば上手くいくと思っていました

以前お会いした渡辺さん(仮名・女性)。

 

彼女はつい周りの反応を気にして自分の気持ちを抑えることがあり、

職場では上司の意見をそのまま聞き入れたり、

自分の意見を主張するのが上手くできなかったりといった悩みを抱えていました。

 

そして彼女は私に対して、この様に言葉をこぼしました。

=====ここから=====

仕事で上司やお客様と接する時、

どうしても相手の方が正しいことを言ってるのではないかと思い、

自分の意見が言えなくなってしまうことがありました。

 

「渡辺さんの意見は?」と聞かれても、

上手く答えることができない自分がいて、

仕事が終わると自己嫌悪を繰り返していました。

 

何度か異動を経験して、その度に、

「環境が変われば心機一転、悩みも解決する!」と思っていたけど、

上司やお客様が変わっても自分の意見が言えなくなる所は変わらなかった…

 

正直、今は転職することも考えています。

=====ここまで=====

 

人間関係の悩みは一生続く

私はぬいぐるみ心理学を通して、

「人間関係の悩みは一生続く」とお伝えしています。

 

確かに異動や転職によって環境が変われば、

人間関係も一度リセットされます。

 

ですが自信のない自分と向き合わなければ、

人間関係が変わっても同じ悩みを繰り返してしまうのです。

=====ここから=====

もちろん転職するのもアリだと思う。

でも今のままだと、周りを気にして自分の意見が言えない状況は解決していない。

 

転職しても、同じ悩みを繰り返してしまうかもしれない。

 

よほど今の職場が限界だと感じていなければ、

まずは自信のなさを感じる自分と向き合い、

今の職場やプライベートで実践してみるのはどうだろうか?

 

自分の気持ちを抑えることなく意見を伝える様になり始めてから、

転職も含めて考えてみてはどうだろうか?

=====ここまで=====

 

私は彼女にこの様に伝え、

まずはぬいぐるみ心理学を一緒に実践し始めました。

 

自分が変われば周りも変わった

彼女から実践報告をメールでもらい、

そして返信を続ける中で、

次第に彼女の中でも変化が生まれ始めました。

 

=====ここから=====

今までは意見を求められても言えなかったのが、

「私はこう思います」と言える様になりました。

 

また相手の出方を伺いながら関わるのではなく、

相手の出方がどうであれ、

自分は自分らしく、振る舞いたい様に振る舞うことができました。

 

周りのことを考え頭の中がパンパンになって、

ストレスを感じて苦しむ時間も減少しましたし、

「まず自分はどうしたいのか?」に意識を向けられる様になりました。

=====ここまで=====

もちろん彼女も最初は上手くいかないこともありましたが、

その度に自信のなさと向き合い振り返りながら、

正しい方法で行動し続けました。

 

周りの反応を気にして自分を抑えるのではなく、

まず自分はどうしたいのかを問いかけながら、

自分の意見を主張できる様になりました。

 

職場が変われば悩みが解決するのではなく、

自分が変われば、結果として周りも変わります。

 

自分が変わり続ける中で、

職場を変えたければ変えれば良いし、

今の職場が良ければ働き続ければ良いのです。

 

自信のなさと向き合い、そして行動すること。

これが何より大切です。

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。