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早口の心理状態【原因と早口を根本から治す方法3ステップ】

[最終更新日]2020/11/09

 

「つい早口になってしまう…」

「上司に怒られるのに治せない…」

「意識しても早口になってしまう…」

 

こんにちは、伊庭和高です。

本日は「早口」について取り上げます。

話していると早口になってしまう。

治そうと思っても治らない。

 

…そう、早口で悩んでいる人の多くが、

「頭ではわかっているのに治らない」

状態に悩んでいるのです。

 

私はぬいぐるみ心理学を提供していますが、

これまで1300名以上のお客様の中にも

早口で悩んでいた方はいました。

もちろん私は声に関わる専門家ではないです。

ですがぬいぐるみ心理学の視点から、

早口の心理状態は解説できます。

 

「なぜ早口になってしまうのか?」

原因をお伝えし、解決策をお伝えします。

 

そして同時に本日の記事では、

早口を「根本から」治す方法をお伝えします。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

早口の心理状態

 

 

よく考えてみてください。

生まれながらに早口の人はいませんよね?

 

確かに人によって話すペースに違いはあります。

ですが早口で悩んでいる人の多くが、

成長する中で早口になってしまい

悩んでいるのです。

ぬいぐるみ心理学では、

「すべての悩みの原因は自信のなさである」

と解説しています。

 

自分の意見が言えず悩むのも…

無理して周りに合わせてしまうのも…

「私は大丈夫」と強がってしまうのも…

 

すべての悩みの根本原因は

自分に自信がないからなのです。

そして早口になってしまう原因も、

実は自信のなさなのです。

 

早口にしたくてしているなら別ですが、

ほとんどの人は自信のなさが原因で、

早口にしなければならないと思い込んでいます。

「自分の意見は間違っているのでは…」

「相手の反応が気になるな…」

「ちゃんと話さないと…」

「何だか緊張するな…」

 

早口になってしまう背景には

こうした心理状態があります。

 

自分に自信がないからこそ、

こうした心理状態が働き、

結果的に早口になってしまうのです。

 

早口にすることに一時的なメリットも!?

この記事を読んでいる人の多くが

「早口を治したい」と思っているでしょう。

 

ですが早口に悩み続けている状況にも、

一時的にメリットがあるのです。

 

「いやいや、メリットなんてないです!」

 

この様に反論したくなるでしょうが、

「一時的に」という言葉がポイント。

 

長い目で見ればデメリットですが、

その瞬間においてメリットが存在します。

例えば早口で伝えることによって、

相手は何を言ってるかわからないでしょう。

 

「細かい所はよくわからないけど、まぁいいか…」

 

相手がこの様に思えば、

自分の話について指摘されることもないでしょう。

 

早口で話すことで結果的に、

話の内容をうやむやにできるのです。

 

もし指摘されれば説明責任もあり、

自分が話した内容の責任を

明らかに自分で負う必要も出て来ます。

 

「指摘される状態を回避できる」

 

その場をやり過ごせるというのは、

一時的なメリットとも言えます。

早口を根本から治していくということは、

一時的なメリットも手放すということ。

 

もちろんそれを望んでいるしょうが、

「早口にも一時的なメリットがある」

と気づけた状態で行動していくと、

より早く悩みが解決していきますよ。

 

一時的にはメリットがあるものの、

長い目で見ればデメリットだと認識すると、

「本気で変わろう」と強く思えますからね。

 

早口を根本から治す3ステップ

さて、ここからは実際に

早口を根本から治す方法について、

3ステップで紹介します。

 

ステップ1:自分で自分の気持ちを口に出す

まず最初のステップは、

自分で自分の気持ちを口に出すこと。

 

早口に悩んでいる人の多くは、

頭の中だけで考えを巡らせて、

いきなり相手に自分の気持ちを伝えます。

 

自分の心理に自分で気づけておらず、

結果的に緊張も増大してしまい

早口になってしまうのです。

 

独り言で大丈夫です。

まずは自分で自分の気持ちを口に出すこと。

これがステップ1です。

実はこのステップ1が一番重要。

「自分の気持ちを口に出すなんて…」と

見くびったり軽んじないでください。

 

多くの人が自分で口に出せておらず、

早口の悩みを解決できずにいます。

 

ステップ2:自信のなさと向き合う

早口を「根本から」治すためには、

自分の自信のなさと向き合う必要があります。

 

もちろん話し方を改善するのも良いですが、

自信のなさと向き合うことができなければ、

どこかで必ずボロが出てしまいます。

 

「すべての悩みの原因は自信のなさ」

自分の自信のなさと向き合ってください。

「なぜ早口になってしまうのか?」

「相手の反応を気にし始めたのはいつからか?」

 

こうした問いかけを自分にしながら、

自信のなさと向き合ってください。

※もちろん、問いかけも口に出してください

なお自分に問いかける上では、

「5W1H」を意識してください。

 

「なぜ?」

「何が?」

「いつ?」

「どこで?」

「誰に?」

「どうやって?」

 

5W1Hを意識して問いかけると、

問いかけに困ることがありません。

自分の気持ちに気づきやすくなりますよ。

 

ステップ3:「どうしたいのか?」と問いかける

自分で自分の気持ちを口に出し、

自信のなさと向き合った後は、

「どうしたいのか?」と問いかけてください。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分。

自分はどうしたいのかと問いかけると、

気持ちを落ち着けて行動できます。

早口になってしまう人の多くが、

自分より先に周りを気にしています。

 

周りを気にすればするほど

自分の気持ちがわからなくなり、

気づけば緊張もしてしまうのです。

 

まず自分に意識を向けること。

これが非常に大切ですので、

「どうしたいのか?」と問いかけてください。

 

お客様の事例を紹介します

ここからはぬいぐるみ心理学を通して、

実際に早口を克服できたお客様の事例を紹介します。

 

宮城県在住の本間さん(女性)は、

子供の頃から早口になってしまうことで

人間関係の悩みを抱えていました。

=====ここから=====

 

おそらく中高生の頃からですが、

自分でも無意識に早口で話す様になりました。

 

「もっとゆっくり言って」

「何を言ってるのかわからない」

 

周りからこの様に言われることがあっても、

したくて早口にしているわけではないので、

私にも原因はわかりませんでした。

大人になって仕事をする様になっても、

早口な自分が顔をのぞかせることがあり、

仕事にも悪影響が出ていました。

 

何より早口になってしまう状況に、

自分で嫌気がさしてしまっていました。

「すべての悩みの原因は自信のなさ」

 

伊庭さんとお話をする中で、

私がなぜ早口になってしまうのかを振り返りました。

 

すると「ある共通点」があることに気づきました。

 

・自分の意見を求められた時

・目上の人に何かを伝える時

・怒られている時

 

私が早口になってしまうのは、

多くの場合こうした状況においてでした。

「早口になってしまうメリット」

確かに私にもあったんです。

 

早口で話せば何を言ってるかわからず、

自分の意見に責任を持たなくて済みます。

 

それに自分の意見を伝えれば、

反論や批判をされるかもしれません。

 

そうした事態を避けるために、

気づけば早口になっていたのかもしれません。

 

=====ここまで=====

 

本間さんに起こった変化

私は本間さんとお話をしながら、

今回紹介した3ステップを伝えました。

 

また本間さん個別の状況を踏まえ、

宿題をお伝えしました。

 

そしてぬいぐるみ心理学を素直に実践し、

わずか数ヶ月で本間さんに変化が生まれました。

=====ここから=====

 

早口になってしまう時は、

無意識の内に周りの反応を気にしてしまう。

 

まさに私の自信のなさでした。

 

そして日頃から自分の気持ちは心の中にとどめ、

声に出すことがほとんどありませんでした。

 

意識して自分の気持ちを声に出し、

自分がどうしたいのかを問いかけて過ごしました。

 

すると、あれだけ悩んでいたのに、

早口になってしまうことが激減しました。

・自分の意見を求められた時

・目上の人に何かを伝える時

・怒られている時

 

こうした場面でも早口で話すことなく、

自分の気持ちを伝えられる様になりました。

 

以前よりも会話がスムーズになり、

仕事が格段にしやすくなりました。

任せてもらえる仕事も増え、

自分の意見も通せる様になりました。

 

充実して働けていますし、

周りの反応を気にすることもなくなりました。

 

数ヶ月で解決するとは思っていなかったので、

伊庭さんには感謝の気持ちでいっぱいです!

 

=====ここまで=====

 

早口は治る

ここまで早口の心理状態を解説し、

3ステップで治す方法も紹介しました。

 

過去のお客様を見て来ても、

早口は間違いなく治ります。

 

そして早口を根本から治すことで、

自信を持って毎日を過ごすことができます。

 

「自分の自信のなさに向き合うこと」

早口を根本から治すキーワードです。

 

自信のなさに向き合うことについて、

詳細は無料メール講座で解説しています。

 

まずは無料メール講座で学び、

実践していただけたらと思います。

 

本日も最後まで読んで下さり、

ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。