12Sep
[最終更新日]2023/09/12
こんにちは、伊庭和高です。
「あれもダメ」「これは違う」と、
何でも否定ばかりする人はいます。
人間関係が悪化したり、
物事が上手く進まなかったりと、
否定ばかりしても良いことはありません。
「否定から入るのはやめたい」と、
当事者から相談を受けることも多いのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
否定ばかりする人の心理背景を解説します。
目次
否定ばかりする人の末路
否定ばかりしていると、
3つの結末が待っています。
どれも良い結末ではありませんが、
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
人間関係が悪化する
否定されて嬉しい人はいません。
最初は素直に耳を傾けても、
次第に嫌な気持ちになるでしょう。
「あの人は否定ばかりする…」
「あの人とは上手くやっていけない」
人間関係が悪化したり、
トラブルが生まれやすくなります。
信頼を失ってしまったり、
話を聞いてもらえなくなることもあります。
否定はするけど代案が出せなくなる
否定をするのは得意だが、
代案が出せなくなることも多いです。
「じゃあ他にどんな案があるの?」
この様に聞かれても答えられないのです。
これでは生産性がないですし、
物事が前に進みません。
やりたいことに挑戦できなくなる
否定ばかりする言動は、
自分自身にも悪影響を与えます。
やりたいことをやったり、
新たなことに挑戦しようとしても、
否定的な言葉が頭に浮かぶのです。
「上手くいかないかも…」
「まだ難しいのでは…」
「失敗したらどうしよう…」
こうした言葉が浮かび、
結果的には何も行動せず、
現状維持を続けてしまいます。
やりたいことに挑戦できなければ、
確かにリスクはないでしょうが後悔もします。
決して最悪の人生ではないでしょうが、
幸せな人生も送れないのです。
否定ばかりする根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
否定ばかりしてしまうのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば否定ばかりすることはありません。
良いものは良いと言えますし、
否定しても代案を出せるでしょう。
ですが自信がないから否定ばかりをしてしまいます。
「具体的にはどんな自信のなさがあるのか?」
これから2つ紹介します。
周りと自分を比較している
「あの人よりも上に立たないと…」
「あの人より劣っていると思われない様に…」
この様に周りと自分を比較する人ほど、
何かにつけて否定します。
まず否定をすることで、
自分の方が優位に立とうとしているのです。
ですが周りと自分を比べている状況は、
否定ばかりしても繰り返されます。
相手と自分で優劣をつけ続け、
精神的にも疲れてしまいます。
失敗を怖がっている
「間違えたらどうしよう…」
「ミスをしない様に…」
この様に失敗を怖がっていると、
まず否定から入ります。
否定ばかりしていれば、
何かに挑戦することもないので、
実際に失敗することを回避できるでしょう。
ですが同時に成功することもありません。
その意味では失敗を怖れ続けるのが、
実は最大の失敗だと言えます。
悩みは形を変えて繰り返される
異動や転職や引っ越しなど、
付き合う相手や環境を変えれば、
一時的に気持ちは楽になるでしょう。
ですが周りを変えても自分が変わらなければ、
悩みは何度も繰り返されてしまいます。
否定ばかりしてしまう状況は、
時間が解決してはくれないのです。
むしろ時間の経過とともに状況は悪化します。
自信のなさと向き合い、
否定ばかりする現状を変える必要があります。
否定ばかりするのを直す2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
否定ばかりするのを直す方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
現状を好転させることができます。
自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
「自分で自分の気持ちを声に出すこと」
否定ばかりしてしまう時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブ思考が強まるほど、
まず否定から入る様になります。
頭の中で否定的な言葉が浮かび、
つい口から出てしまうのです。
どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。
声に出せば出すほど、
否定ばかりする状況は改善します。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
意識してぬいぐるみを活用することは、
自分で気持ちを声に出す上でも効果的です。
自分を主語にして問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
否定ばかりしてしまう時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも先に周りのことを考えているので、
自分を主語にして問いかけていないのです。
「した方がいい」
「しなければいけない」
「するべきだ」
たとえばこれらの言葉が浮かんだ時は、
周りのことを先に考えている状態です。
周りと自分を比較しがちな人も、
自分がどうしたいのか?と問いかけていません。
「どうしたいのか?」と問いかけ、
自分を主語に行動することは、
否定ばかりする状況を抜け出すために不可欠です。
「否定ばかりしてしまうのをやめたい」
年齢や性別を問わず、
私の元によく寄せられる相談です。
仕事でもプライベートでも、
否定ばかりしては上手くいきません。
相手との関係が悪化したり、
否定ばかりする自分が嫌になってしまいます。
否定ばかりしてしまう根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法に取り組むことで、
現状は今から変えられます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。