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虚栄心を今すぐ捨てる方法!原因は自信のなさです!

[最終更新日]2022/05/20

 

「虚栄心とは一体何なのか?」

「なぜ虚栄心を抱くのか?」

「虚栄心が強い理由は何だろう?」

 

あなたも一度はこうした疑問を

抱いたことはありませんか?

こんにちは、伊庭和高です。

今日は「虚栄心」について取り上げます。

 

「自分を実質以上に見せようと見栄を張りたがる心の状態」

 

これが虚栄心の意味です。

 

もう少し簡単にまとめると、

「周りから良く思われたい気持ち」

とも言えますね。

 

 

・虚栄心を抱いてしまう原因

・虚栄心が強い人の心理背景

・虚栄心を無くす方法

 

この記事ではこれらの内容を解説します。

 

また私がぬいぐるみ心理学を通して

1500名以上のお客様と関わる中で、

虚栄心を捨てることができたお客様の事例も紹介します。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

虚栄心を抱いてしまう原因

虚栄心とは「周りから良く思われたい気持ち」

 

つまり虚栄心を抱く背景には、

「周り」の存在があります。

 

職場の同僚や友達、家族などの人。

あるいは会社などの環境。

周りの存在を前提とした状態です。

 

つまり虚栄心を抱く原因には、

周りの目を気にする背景があります。

 

周りから良く思われたいというよりも、

「良く思われなければ」という様に、

どこかに自信のなさが見え隠れしています。

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさである、

と解説しています。

 

どこか明るく元気な人であっても、

あるいは内気でおとなしい人であっても、

誰にでも自信のなさは存在します。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

虚勢心が強い人の心理背景

そして虚栄心が強いと悩む背景にも、

実は自信のなさがあります。

 

「周りから良く思われたい」

この気持ちは私達人間は自然と持っています。

 

子供の成長段階の理論を振り返ると、

私達は小学校低学年の頃から、

周りと協調して行動することを

覚えていくと言われています。

 

周りと協調する中では当然ながら

周りからどう思われるかを気にします。

 

私達は1人では生きていないので、

周りを気にする気持ちが完全になくなる

ことはあり得ないのです。

ですが周りを気にし過ぎると、

自分の気持ちを置き去りにしてまでも

周りを意識して行動する様になります。

 

周りから良く見られようとするあまり、

自分の気持ちを抑え込む様になります。

 

「本心じゃないけど…」と思いながら、

つい良く見られるための言動をしたり、

周りに合わせて振る舞ってしまうのです。

確かに周りから良く思われることで、

褒められたり評価されたりと一時的には

自分にもメリットはあるでしょう。

 

ですが虚栄心という言葉には、

「虚」という漢字が使われています。

 

「虚」という漢字の意味は「ウソ」

「むなしい」という意味もあります。

 

一時的にはメリットがあっても、

自分を偽って演じている状態。

 

自分の気持ちにウソをついている状態なので、

どこかむなしさを感じてしまいます。

 

「何か違うんだよな…」

「本当の自分はこんなはずじゃない…」

 

どれだけ周りから良く思われても、

釈然としない感情を抱き続けます。

一方で周りを気にして振る舞っても、

良く思われるとは必ずしも限りません。

 

叱られたり評価されなかったりすれば、

「周りを気にして振る舞っているのに…」と

周りに文句を言いたくなるかもしれませんね。

 

つまり虚栄心を抱きながら周りと関わると、

どんな結果になっても自分は満たされず、

次第に自信がなくなってしまうのです。

 

見栄を張るということは…?

そして虚栄心という言葉の意味には、

「見栄を張る」が含まれています。

 

虚栄心を抱いているということは、

つまり見栄を張っている状態。

 

素の自分をさらけ出すのではなく、

どこか無理して見栄を張っているわけです。

 

日々の言動に現れるかもしれませんし、

ファッション等の外見に現れるかもしれませn。

ですが見栄を張ってしまうということは、

その背景にも自信のなさが存在します。

 

・素の自分は受け入れられない

・見栄を張らないと負けてしまう

・周りから否定されるのが怖い

 

自分の自信のなさを気づかれないために、

見栄を張り続けていると言えます。

 

さらに一歩踏み込んで言えば、

自分で自分の自信のなさに気づくのが怖くて、

見栄を張り続けているとも言えます。

誰しもが自信のなさを持っています。

自信のなさに気づかない様にしても、

自信のなさは自分の心に存在し続けます。

 

自信のなさを見ない様にしていても、

不安や怖れといった感情は消えません。

 

常に不安や怖れを引きずりながら、

周りには見栄を張り続ける。

 

次第に疲れ果ててしまい、

何もやる気が起きなくなってしまう。

 

後でお客様の声を紹介しますが、

虚栄心を抱き続けると次第に

自分で自分を苦しめてしまうのです。

 

虚栄心が原因で人間関係に距離が生まれる

イメージしてみてください。

 

あなたが関わっている人(Aさん)が、

虚栄心が強い人だとします。

 

Aさんの日々の言動を見て、

あなたは何を思うでしょうか?

 

・何か無理してるな…

・見栄を張ってるな…

・本心じゃないな…

 

Aさんから「違和感」を感じるはずです。

理想の人間関係を築く上では、

自分を演じず本音で関わることです。

 

自分が本音で関わらないと、

相手も自分に対して警戒してしまい、

結果的に距離が生まれてしまいます。

 

「私はあなたに気を使って

自分を演じて振る舞ってるけど、

あなたは私に本音を伝えてね!」

 

…逆の立場になればわかりますが、

これは100%無理です。

周りを気にして自分を抑え続ける限り、

そして虚栄心を抱き続ける限り、

相手も警戒して距離を置き始めます。

 

嫌われることはないでしょうが、

一方で好かれることもない。

そんな人間関係が生まれてしまいます。

 

お互いに自分の気持ちを伝え合い、

安心して関われる関係性を築く上でも、

虚栄心を抱き続ける毎日からは

卒業する必要があるのです。

 

虚栄心を今すぐ捨てる方法

虚栄心を抱いてしまい、

つい良く見られる自分を演じてしまう…

 

虚栄心を今すぐ捨てる方法には、

大きく2つのステップがあります。

 

ステップ1は、

「自分で自分の気持ちを声に出すこと」

「当たり前じゃん!」

こんな声が聞こえてきそうですね。

ですが過去のお客様を見る限り、

虚栄心が強く悩んでいる方の多くは、

自分で自分の気持ちに気づけていませんでした。

 

自分の気持ちに気づく前に、

気づけば周りに良く見られようと

振る舞ってしまうのです。

 

「また虚栄心が出てしまった…」

「良くみられようとしてしまった…」

 

後になって気づくことはあれども、

振る舞う前に気づけるかどうかがポイント。

独り言で構いません。

まずは自分で自分の気持ちを

実際に声に出してください。

 

・周りからどう思われるかな…

・本音を伝えるのが怖いな…

 

こうした気持ちが出て来たら、

実際に声に出してください。

そしてステップ2が、

「自分がどうしたいのか?」と問いかけること。

 

虚栄心を簡潔にまとめると、

周りから良く思われようとする気持ちです。

 

つまり「周り」を意識するあまり、

自分を主語に問いかけられていないのです。

 

周りではなく、

まずは自分自身へと意識を向けること。

 

自分がどうしたいのかを問いかければ、

周りを気にし過ぎることなく振る舞えます。

この2ステップを意識するだけで、

虚栄心が強い状態は治ります。

 

そして毎日の生活に自信を持ちながら、

自分らしく過ごせる様になります。

 

お客様の事例を紹介します

さて、ここからは実際に

虚栄心で悩んでいた

過去のお客様の事例を紹介します。

 

京都府在住の染谷さん(女性・仮名)は、

周りを気にして良く思われようとしてしまい、

無理して自分を演じて疲れ果てていました。

=====ここから=====

 

「すべての悩みの根本は自信のなさ」

 

伊庭さんが常におっしゃる言葉ですが、

まさに私は周りから良く思われようと、

自信のなさに蓋をして過ごして来ました。

 

自分は何でもできるかの様に振る舞ったり、

大丈夫じゃなくても「大丈夫」と言ったり、

あるいはブランド物を好んで買っていたのも、

すべては自分に自信がなかったから。

 

「周りから自信がある様に見られたい」

この気持ちが自分を苦しめていました。

 

虚栄心とは「周りから良く思われたい気持ち」

伊庭さんがおっしゃる通り、

私は常に周りを気にして振る舞い続け、

気づけば自分がわからなくなっていました。

1人になるとドッと疲れが押し寄せ、

休日は何もやる気が起きずに寝てばかり…

 

恋愛でも付き合うまではできるものの、

自分が相手を気にして無理して頑張ってるから、

心を開けずに別れてしまってばかり。

 

「なんか毎日充実してそうだね」

「キラキラしていて素敵」

 

特に初対面の人からこうした言葉をかけられても、

どこか素直に喜べない自分がいました。

 

無理して良い子を演じていることに、

きっと自分で気づいていたのだと思います。

 

=====ここまで=====

 

染谷さんとお話をしながら、

虚栄心が強い現状を手放していくために、

先ほど紹介した2ステップを紹介しました。

 

ぬいぐるみへ声に出す

そして同時に染谷さんに対して、

ぬいぐるみに意識して関わる様に伝えました。

 

臨床心理学では、

赤ちゃんは生まれて1歳前後までは

物理的に母親の元を離れられないと

言われています。

 

1歳前後になり母親のもとを離れ、

次に愛着を示す対象物が、

ぬいぐるみやブランケットと言われています。

 

母親から愛着を示す対象物が変わる。

こうした背景から臨床心理学では、

この時期のぬいぐるみやブランケットを

移行対象と呼んでいます。

想像してください。

赤ちゃんは母親に100%

素の自分をさらけ出していますよね。

 

「今は泣きたい!」

「でもお母さんの機嫌が悪いから泣くのをやめておこう…」

 

こんなこと、思わないですよね?

 

母親の次に愛着を示すぬいぐるみ。

だからこそ私達はぬいぐるみに対して

ほぼ100%素の自分をさらけ出しています。

また歴史的な視点で振り返ると、

私達はぬいぐるみを単なる物ではなく、

魂を持った存在として扱って来ました。

 

まるで生きているかの様に見立てていたのです。

 

大人も子供も関係なく、

ぬいぐるみの前では素の自分が出てしまう。

 

私はこの事実を突き止め、

自信がない自分から卒業するために

意識してぬいぐるみと関わることを勧めています。

染谷さんは昔からぬいぐるみが好きで、

今もクマのぬいぐるみを持っていたので、

意識して関わってもらう様にしました。

 

話しかけても良いですし、

恥ずかしければ枕元に置いてみても良い。

 

意見も言わなければ批判もしない。

それがぬいぐるみです。

 

ぬいぐるみと意識して関わることで、

無意識の内に抑えていた感情が出て来る様になります。

 

染谷さんにどんな変化が起こったか

私と何度かお話する中で、

そしてぬいぐるみ心理学を実践する中で、

染谷さんにどのような変化が起こったのか。

 

染谷さんの声を紹介します。

 

=====ここから=====

 

周りから良く思われようとしていた時は、

自分で自分の気持ちを抑え込んでいました。

 

「こうした方が良いかな…」という様に、

「〜した方が良い」が口癖になっていて、

「自分はどうしたい?」と問いかけられていませんでした。

 

最初は自分の気持ちがわからなかったのですが、

意識して続けることで自分の気持ちに気づけ、

生活の中でも表現できる様になりました。

 

身につける物もブランドに執着せず、

自分が心惹かれる物を身につけられる様になりました。

また自信ありげに振る舞うこともなく、

人を頼ったりお願いできる様にもなりました。

 

以前までの私ならば、

「頼ったりお願いしたら負けだ」

勝手に思い込んでいました。

 

ですが本音を伝えていなければ、

周りにも不自然さは伝わってしまいます。

 

素直な気持ちを伝えることで、

周りも本音を伝えてくれる様になり、

以前よりも親密な関係が築ける様になりました。

 

恋愛でも自分が無理して疲れることもなく、

相手も本音を伝えてくれる様になったので、

安心感を抱ける関係性が築ける様になりました。

「壁を作っていたのは自分だった」

ぬいぐるみ心理学を実践すればする程、

この事実に気づかされました。

 

自分で作っていた壁を1つずつ壊す程に、

自信を生み出しながら毎日を過ごせる様になりました。

 

=====ここまで=====

 

自分の気持ちに素直になる

虚栄心を持ち続けるということは、

自分の本心にウソをつき続けるということ。

 

自分で自分の気持ちに蓋をしていれば、

当然ですが周りに自分の気持ちは伝わりません。

 

「自分が変われば、結果として周りも変わる」

まずは自分の気持ちに素直になりましょう。

 

虚栄心を抱く原因に気づき、

そして虚栄心を手放しながら

本当に望む毎日を手に入れたい場合は、

まずは無料メール講座で学び、

日常で実践してみてください。

 

最後まで読んで下さりありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。