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人目が気になるのを克服!自信がない自分を変えた話

[最終更新日]2021/02/26

 

こんにちは、伊庭和高です。

 

私はぬいぐるみ心理学を伝えていますが、

「人目が気になる」という相談は1番多く寄せられます。

 

何を隠そう私自身も、

人目を気にして自分を押さえて生きて来ました。

 

人目を気にすれば自分に自信も持てませんし、

悩みを抱きながら日々を過ごすことになります。

 

「なぜ人目が気になる様になったのか?」

「人目が気になる自分に限界を迎えたのはなぜか?」

「人目が気になる自分を克服する方法は何?」

「人目を気にしなくなって何が変わったのか?」

 

今回はぬいぐるみ心理学を実践したことで、

人目が気になる悩みを克服できた私の話を中心にしていきます。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

人目が気になる自分に自信が持てなかったあの頃

私が人目を気にする様に自覚し始めたのは、

小学校3年生の頃でした。

 

親の事情で転校したのですが、

新しい学校に馴染むのに10ヶ月はかかりました。

 

既に出来上がったクラスに、

1人だけ転校生として入っていく感覚。

 

「どんな風に見られてるのか…」

「嫌われたらどうしよう…」

 

同級生の反応を気にしながら、

当たり障りのない良い子を演じていました。

 

次第に打ち解ける様になったのですが、

「伊庭君が何を考えてるのかわからなかった」と友達に言われることも多く、

同級生の反応を気にして過ごしていたことを実感しました。

そして中学生になると、

ますます人目を気にする様になりました。

 

嫌われない様に…

批判されない様に…

仲間外れにされない様に…

 

相手にどう思われるかを気にするあまり、

自分の気持ちを押さえて振る舞う様になりました。

特に同じ部活に苦手な人がいて、

どこか自分に高圧的に当たって来ることがありました。

 

その人の前では相手の反応に合わせたり、

怒られて何も言わず黙り込んだりと、

ストレスをため込んでいました。

 

環境を変えても人目を気にする状況が繰り返された

人目を気にしながら学校生活を送ることで、

気づかぬ内にストレスをため込んでいた過去の私。

 

「環境を変えたら悩みは解決されるのではないか?」

 

この様に考え、中学の同級生が1人もいない高校へ進学。

 

「これで悩みは解決だ!」と思ったものの、

高校でも人目を気にする悩みは繰り返されました。

 

自分の苦手なタイプの人が現れたり、

周りに良く見られる自分を演じたりと、

やはり人目を気にして過ごす様になりました。

大学でも…

アルバイト先でも…

環境が変わっても人目が気になる悩みは繰り返されたのです。

 

部署の異動や転職をしても…

付き合う相手を変えても…

人目が気になる悩みは繰り返されるのですが、

まさに子供時代の私がそれを実感していたのです。

 

3ヶ月でフラれる恋愛を4連続で経験して気づいたこと

「人目を気にしても生きていけるし…」

 

当時の私はストレスを抱きながらも、

自分の気持ちに折り合いをつけて過ごしていました。

 

周りに合わせて振る舞うことで、

周りからウケの良い自分を演じていれば、

決して嫌われることはありませんでした。

 

自分の気持ちを押さえて苦しいものの、

周りから嫌われることはないので、

このまま耐え忍んで人生を送ろうと考えていました。

そんな私の考えが決定的に崩れたのが大学時代。

3ヶ月で振られる恋愛を4連続で続けたのです。

 

相手の反応を気にして関わっているので、

付き合う前までは相手から好意を抱かれやすくなります。

 

相手にとって都合の良い自分を演じるので、

付き合うまでのハードルは低かったのです。

 

ですが付き合ってからも、

相手の反応を気にして振る舞う日々。

 

心の距離が縮まらず、

相手からすれば不信感も生まれました。

 

「伊庭君の本心がわからない」

この様にフラれることを、4人連続で繰り返しました。

最初の内は「相手が悪かった」と開き直っていました。

 

ですが4人も連続すると、

さすがに自分に原因があることを認めざるを得なくなりました。

 

「このままじゃ幸せな人生は送れない」

「相手の顔色を伺ってしまう状況を変えたい」

 

人目が気になる自分を変えようと、本気で決意した瞬間でした。

 

人目を気にする自分を変える日々

人目が気になり自信が持てない自分を、

本気で変えなければいけないと悟り、

さっそく具体的な行動に移した当時の私。

 

ですが最初の頃は、全くと言っていいほど成果が出ませんでした。

 

本を読んでもネットサーフィンでも成果が出なかった理由

人間関係や自己啓発の本を読んだり…

役立ちそうな情報をネットで調べたり…

 

それなりに行動していたつもりですが、

根本から人目が気にならなくなることはありませんでした。

 

本やネットの情報を得て満足していた部分もありましたし、

小手先のテクニックに走っていた自分もいました。

 

友達Aさんには効果があったけど、

友達Bさんには効果がなかったり…

 

昨日は使えたのに今日は使えなかったり…

 

気づけば時間とお金ばかりを浪費し、

根本から悩みが解決することはありませんでした。

確かに本やネットで情報を得ることで、

具体的な行動に移してはいました。

 

ですが今になって振り返ると、

当時の私は本気で自分と向き合うのを避けていた部分もありました。

 

本やネットの情報を得て一時的に満足するものの、

現状を変えるための行動を起こすのをどこか怖がっていた…

 

変わりたいと願っていたものの、

どこか現実逃避する一面も顔をのぞかせていたのです。

 

相手を変えることはできない

人の目が気になっていた頃は、

自分よりも先に相手のことを気にしていました。

 

相手にどう思われるか気にしているので、

相手ありきで物事を考えていました。

 

人目が気になる自分を変えようと思った時も、

反射的に相手のことを変えようとしていたのです。

 

「このテクニックを使えば相手の反応は変わるかな…」

「自分の出方を変えれば、相手に好印象を持たれるかな…」

 

相手を変えることに意識を向け続けた結果、

自分が変わることを置き去りにしていたのです。

相手が何を思いどう感じるかは、

その時の相手次第です。

 

相手の言動はコントロールできないのです。

 

本やネットの情報を得ても根本が変わらなかったのは、

相手の行動を変えようとしていたから。

 

まず自分が変わることに意識を向けたことで、

人目が気になる自分を克服できる様になりました。

 

人目を気にせず行動する方法

こちらの記事でも詳しく解説しているのですが、

まず自分が変わることに意識を向ける上で、

当時の私が編み出した方法が1つあります。

 

それが「主語を自分にして問いかけること」

「どうしたいのか?」と自分自身に問いかける様になったのです。

先ほどもお伝えした様に、

人目を気にして行動している時ほど、

自分より先に相手のことを考えてしまいます。

 

「した方がいい」

「しなきゃいけない」

「してあげる」

「して欲しい」

「した方が楽」

 

こうした言葉を考えることが多いのですが、

これらの言葉の主語は自分ではありません。

 

自分よりも先に誰かのことを考えてしまっているのです。

自分を主語にして問いかけるからこそ、

人目を気にせず自分が望む行動が取れる様になります。

 

「どうしたいのか?」という言葉を、

それこそ呪文の様に唱え続けたことで、

人目が気になり自信が持てない現状を変えることができました。

 

ファミレスで20分かけて注文したメニュー

それこそ当時の私が最初に行ったのが、

「何を食べたいのか?」でメニューを注文すること。

 

ファミレスに1人で入り、

食べたいメニューが決まるまでは注文しませんでした。

 

以前までの私は食べたいメニューが決まらなくても、

店員さんが水を持って来たタイミング等、

相手の顔色を伺って注文をしていました。

 

今回はたとえ店員さんに促されても、

「決まったら声をかけます」と伝え、

食べたいメニューが決まるまでは注文しませんでした。

 

実際最初にファミレスを訪れた時は、

20分近く何を食べたいかを考え、

パスタを注文したことを今でも覚えています。

 

本当に些細なことですが、

自分を主語にして問いかけることを意識して実践し始めました。

 

人目が気になる自分を変えたことで待つ未来

自分を主語にして問いかけたことで、

人目が気になる自分を変えることができました。

 

自分と向き合い1つずつ壁を乗り越えたことで、

当時からは想像もできない嬉しい未来が待っていました。

 

人目を気にせず過ごせる様になったことで何が変わったのか?

人目を気にせず過ごせる様になったことで、

余計な気疲れを感じることが減りました。

 

人目が気になるということは、

周りの言動を気にして気を使うことも増えます。

 

その分だけ気疲れも蓄積されますし、

帰宅後にドッと疲れが襲って来ることもありました。

 

ですが人目を気にせず過ごせる様になって、

気疲れを感じる機会が圧倒的に減りました。

 

平日土日問わずイキイキ過ごせる様になり、

毎日が心地良く充実感を抱けています。

 

「ありのままの自分」を実感

「ありのままの自分」という言葉が流行しましたが、

人目を気にしていればありのままの自分ではいられません。

 

それどころか人目を気にするほどに、

ありのままの自分が何なのかわからなくなってしまいます。

 

人目を気にせずに振る舞える様になることで、

ありのままの自分とは何なのかが、

感覚的にわかる様になって来ました。

 

生きづらさを感じることなく、

自分らしく過ごせる場面が圧倒的に増えたのです。

 

誰でも絶対に人目を気にせず自信が持てる根拠

「私も人目を気にせず過ごせる様になるのだろうか…」

 

ここまで私のエピソードをお伝えしましたが、

正直この様に感じたかもしれません。

 

ですが誰でも人目を気にせず過ごせる様になることは、

確信を持って断言できます。

 

想像してみてください。

赤ちゃんの頃から、人目を気にして振る舞っていたでしょうか?

そんなことはないですよね。

 

私達の誰もが幼い子供の頃は、

人目を気にせず自分らしく振る舞えていました。

発達心理学の分野では、

小学校低学年頃になると、周囲との協調性を身につけ始めると言われています。

 

見方を変えればこの頃から、

私達は人目を気にする様になったのです。

 

生まれた瞬間からではなく、

後天的に人目を気にする様になったからこそ、

誰でも人目を気にせず振る舞える様になれると言えます。

 

実際私も数多くのお客様と関わって来ましたが、

人目を気にせず行動できる様になった報告を毎日の様に受けています。

「人目が気になる根本原因とは何か?」

「人目を気にする現状で向き合うポイントは何か?」

 

人目を気にする自分を変える上で、

さらに具体的な話は無料メール講座でも解説しています。

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。