16Jan
[最終更新日]2024/09/02
こんにちは、伊庭和高です。
今回のテーマの「自分軸」については、
私のお客様からも多く相談を受けます。
「自分軸がわからない」
「自分軸を持って生きたい」
過去の私も抱いていた想いですが、
ぬいぐるみ心理学を実践することで、
自分軸に気づける様になりました。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
自分軸がわからない原因や自分軸を持つ方法を解説します。
目次
自分軸がわからない人の共通点
5000名以上のお客様と関わる中で、
自分軸がわからない人に共通点があることがわかりました。
それが「他人軸」
自分軸がわからない人は、
他人軸で生きているのです。
自分軸と他人軸の違い
自分軸とは、自分を基準に物事を考えること
他人軸とは、他人を基準に物事を考えること
これが自分軸と他人軸の違いです。
言葉にするとシンプルですが、
この違いが非常に奥深いです。
仕事でもプライベートでも、
自分を基準に物事を考えられているから、
自分が望む未来を実現できます。
親、先生、友達、同僚、パートナー…
自分以外の誰かを基準に考えていれば、
当然ながら自分が望む未来は実現できません。
相手に言われたことに影響されたり、
相手の発言を正しいと思い込んでも、
自分の幸せにはつながらないのです。
自分軸がわからない原因
自分軸がわからなくなったのは、
他人軸で生きる様になってしまったからです。
なぜ他人軸で生きる様になってしまったのか?
その背景を解説します。
どれか1つに当てはまる人もいれば、
複数に当てはまることもあります。
周りの目を気にする
他人軸で生きている人は、
周りの目を気にしています。
「否定されたらどうしよう…」
「怒られたらどうしよう…」
「嫌われたらどうしよう…」
「変なウワサが立ったらどうしよう…」
周りにどう思われるかを気にするほど、
自分を抑え周りに合わせてしまいます。
自分軸を押さえ込んでしまい、
他人軸に影響を受け続けてしまうのです。
評価を気にする
仕事でもプライベートでも、
評価を気にする人は他人軸で生きています。
自己評価であれば話は別ですが、
評価とは他人がするものです。
評価を気にしているということは、
他人からどう見えるかを気にしているのです。
評価にこだわってしまったり、
周りの評価と自分を比べてしまうと、
自分軸が持てなくなってしまいます。
間違えるのを怖れている
間違えることを怖れている人ほど、
自分軸を大切にできません。
やりたいことがあったり、
言いたいことがあったとしても、
間違えるのを怖れれば行動に移せません。
次第に他人軸を意識する様になり、
自分軸を忘れてしまうのです。
すべての悩みの根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
自分軸で生きれず、
他人軸で生きてしまうのも、
自分に自信が持てないことが原因です。
自分に自信が持てないからこそ、
自分の気持ちを抑え自分軸がわからなくなってしまいます。
他人軸に影響を受け続けてしまうのも、
自分に自信がないからです。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信が持てる様になることが、
自分軸で生きるためには不可欠だと言えます。
また私は、自分軸と他人軸の度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自分軸と他人軸の割合が判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
自分軸の見つけ方
「自分軸の見つけ方を知りたい」
「自分軸の作り方を知りたい」
こうした相談も寄せられるのですが、
自分軸は見つけるものでもなければ、
作るものでもありません。
見つけたり作ろうとするほど、
逆に自分軸から遠ざかってしまうのです。
見つけたり作るものではなく、
自分軸は取り戻すものです。
私たち人間は生まれた時には、
自分軸を持って振る舞えていました。
泣きたい時は泣き、
笑いたい時は笑い、
欲しい物は欲しいと言えていました。
他人軸でいっぱいの赤ちゃんなど、
どう考えてもいません。
それが幼少期から大人になるにつれて、
少しずつ他人軸を気にする様になったのです。
1から新たなスキルを身につけるのではなく、
既にできていた感覚を取り戻すだけ。
だからこそどんな人でも、
自分軸を取り戻せると言えます。
自分軸で生きるのはわがままではないか?
自分軸で生きるのは、
決してわがままなことではありません。
自分軸で生きれず悩んでいる人は、
多くが他人軸で生きています。
たとえるならば最初から
ブレーキを踏んでいる状態です。
自分軸で生きれる様になることは、
踏んでいたブレーキを外す様なもの。
ブレーキを外しただけなので、
安全運転できる状態です。
アクセルを踏んでいたのに、
さらにアクセルを踏もうとすれば、
事故にあう確率は高まります。
これは確かにわがままですが、
自分軸で生きれず悩んでいる人は、
アクセルを踏めていない状態です。
最初からブレーキを踏んでいるので、
決してわがままにはなりません。
自分軸を取り戻す方法
ここからは自分軸を取り戻す方法を、
ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。
これから紹介する2つの方法は、
自分軸を取り戻すために必要不可欠です。
自分の気持ちを声に出す
まず最初に紹介する方法は、
自分の気持ちを声に出すことです。
自分軸で生きれていない人は、
自分の気持ちを声に出せていません。
声に出さず頭の中で考える癖があるのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
物事をネガティブに捉えてしまいます。
ネガティブ思考が強まるほど、
自分の気持ちを押さえ込む様になり、
他人軸に影響を受けやすくなります。
どんな気持ちでも構いません。
自分の気持ちを声に出すことが、
自分軸に立ち返る上で大切です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上で、
ぬいぐるみが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
ぬいぐるみが好きかどうかに関係なく、
意識して関わることで自分軸を取り戻せます。
「どうしたいのか?」と問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけてください。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
自分を主語にして問いかけることで、
自分軸を持って行動できる様になります。
逆に自分を主語にしていないことで、
他人軸で生きてしまう様になります。
自分軸を取り戻す上でも、
「どうしたいのか?」の問いかけは大切です。
お客様のエピソードを紹介します
ここからはお客様のエピソードを紹介します。
愛知県在住の椎橋さん(女性・仮名)は、
仕事や人間関係に悩む中で私のことを知りました。
私と話す中で他人軸が癖になっていると気づき、
自分軸を手に入れたいと強く思う様になりました。
===ここから===
周りの評価や反応が気になったり、
言いたいことを飲み込んだりと、
まさに他人軸の行動が習慣化していました。
何事も自分で決めることができず、
相手に決めてもらおうと考えたり、
相手の意見に同調することも多かったです。
他人軸で生きている自分が情けなく、
そんな自分を認めることもできませんでした。
「自分軸がわからなくなる原因は自信のなさ」
伊庭さんの言葉を聞き、納得できました。
自信がないから他人軸になり、
自分よりも周りを優先して考えていたのです。
職場環境を変えたり、
付き合う相手を変えたりと、
環境を変えても問題が起こり続けるのは、
私自身も何度も体験していました。
「これは自分が根本的に変わらないとダメだ」
「自信のなさと向き合い自分軸を手に入れたい」
伊庭さんとお話する中で悩みの原因が整理でき、
現状を変えたいとより強く思う様になりました。
===ここまで===
椎橋さんに起こった変化
私は椎橋さんのお話を聞きながら、
先ほど紹介した2つの方法をお伝えしました。
また椎橋さんの現状を踏まえ、
個別に意識するポイントをお伝えしました。
ぬいぐるみ心理学を実践し始め数週間で、
椎橋さんは手ごたえを感じました。
===ここから===
自分の気持ちを声に出さず、
頭の中でグルグル考え続けるのは、
もう癖になっていました。
頭で考えるほどネガティブ思考が強まり、
結果的に他人軸になってしまうことを知り、
意識してブツブツ声に出す様になりました。
すると何が起きても冷静でいられ、
他人軸に流されなくなりました。
自分で自分の気持ちを声に出す効果は、
特に実感できています。
そして自分を主語に問いかけることは、
全くできていませんでした。
「どうしたい?」ではなく、
周りを気にして考えるのが癖になっていました。
「私はどうすればいいの?」という様に、
答えを周りに求めてしまうこともあり、
まさに他人軸が染み付いていたのです。
仕事でもプライベートでも、
自分がしたいことを意識して問いかける中で、
自分軸で行動できる実感が生まれました。
今までなら我慢していた場面でも、
意見が言えたりやりたいことをやれたので、
物事がスムーズに進む様になりました。
人間関係のストレスもなくなり、
今までより良い関係が築けています。
今では他人軸と自分軸の違いが明確にわかりますし、
もし他人軸の一面が出てきても、
自力で自分軸に戻せると確信を持って言えます。
===ここまで===
自分で自分を大切にしながら生きる
自分軸を持って生きることは、
自分で自分を大切にして生きることにつながります。
ありのままの自分という状態も、
自分軸を持って生きることで実現します。
他人軸で生きてしまう原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合うことで、
自分軸を持って行動できる様になり、
本当に望む毎日を実現できる様になります。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。