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気持ちを言葉にするのが苦手な心理とは?原因と解決策まとめ

[最終更新日]2023/11/07

こんにちは、伊庭和高です。

 

「自分の気持ちを言葉にするのが苦手だ…」

 

年齢や性別を問わず、

こうした相談はよく寄せられます。

 

上手く気持ちが伝えられず、

誤解を招いてしまうこともあります。

 

自分自身が情けなくなったり、

トラブルが発生することもあるのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

言葉にするのが苦手な心理背景を解説します。

 

その上で現状を変えるための方法を、

独自の切り口でお伝えします。

 

気持ちを言葉にするのが苦手なのはなぜ?

 

自分の気持ちを言葉にするのが苦手なのは、

3つの背景があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

相手の反応を気にしているから

「どう思われるのか…」

「変な風に捉えられたら…」

 

この様に相手の反応を気にするほど、

自分の気持ちを言葉にできなくなります。

 

自分の気持ちを脇に置いて、

相手の反応を優先してしまうのです。

 

言いたいことを飲み込んだり、

無理して相手に合わせることも増えます。

 

結果的に言葉が出てこなくなったり、

当たり障りないことしか言えなくなるのです。

 

失敗を怖がっているから

「間違えたらどうしよう…」

「ミスをしない様に…」

 

この様に失敗を怖がるほど、

言葉が口から出てこなくなります。

 

何も言葉を発しなかったり、

当たり障りないことしか言わなければ、

失敗することもないからです。

 

ですが失敗することはなくても、

成功することもありません。

 

自分の意見が伝わらなかったり、

信頼を失ってしまうこともあるのです。

 

その意味では失敗を恐れ続けるのが、

実は最大の失敗だと言えます。

 

頭の中で考え過ぎているから

頭の中であれこれ考えを巡らせる人ほど、

気持ちを言葉にするのが苦手になります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

つまり頭で考えるほど失敗を恐れ、

相手の反応も気になるのです。

 

一生懸命に頭で考えても、

思った言葉が出てこないことは多いのです。

 

悩みの根本原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

気持ちを言葉にするのが苦手なのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば気持ちを素直に言葉にできます。

 

相手にどう思われるかを気にせず、

失敗を怖がり続けずに、

堂々と気持ちが言えるのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

幼少期の記憶も影響している

私たちの自信のなさは、

幼少期の記憶も影響しています。

 

生まれた時から自信がない人はいません。

 

泣きたい時に泣き、

笑いたい時に笑え、

欲しい物は欲しいと主張できたのです。

 

ですが大人になる中で自信がなくなり、

気持ちを言葉にできなくなります。

 

また私たちは親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信のなさが形成され、

言葉を伝えるのが苦手になる人もいます。

 

「親の顔色を伺っていた」

「良い子を演じて生きてきた」

「親も言葉にするのが苦手だった」

 

たとえばこうした場合だと、

子どもにも影響が出てしまいます。

 

そして友達・恋愛・仕事の人間関係でも、

気持ちを言葉にするのが苦手になるのです。

 

悩みは形を変えて繰り返される

異動や転職などで付き合う相手を変えれば、

一時的にリフレッシュできるでしょう。

 

ですが環境を変えても自分が変わらないと、

新たな場所でも同じ悩みを繰り返します。

 

自分の気持ちを言葉にするのが苦手な状況は、

時間が解決してはくれないのです。

 

むしろ状況が悪化してしまい、

生きづらさを感じるかもしれません。

 

自信のなさと向き合い、

現状を今から変えることが大切です。

 

自分の気持ちを言葉にできる様になる方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を好転する方法を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

自分の気持ちを素直に表現できる様になります。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法が、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

先ほどもお伝えした様に、

気持ちを言葉にできない時ほど、

声に出さず頭の中で考える傾向があります。

 

頭の中で考えていることを、

ブツブツ声に出してみましょう。

 

考えが整理されていなくてOKですし、

実況中継するイメージで声に出してみてください。

 

声に出すほど気持ちが軽くなり、

落ち着いて振る舞える様になります。

 

自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を改善するための第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

ぬいぐるみと意識して関わることで、

自分の気持ちに気づきやすくなります。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

自分の気持ちを言葉にできない時ほど、

自分を主語に問いかけておらず、

自分以外の誰かのことを気にしているのです。

 

・した方がいい

・するべきだ

・しなければいけない

・して欲しい

・してあげる

 

たとればこれら5つの言葉は、

自分を主語にできていない時に浮かびます。

 

誰かのことを先に考えている状態なのです。

 

「どうしたいのか?」と問いかけ、

自分を主語に考えることは、

気持ちを言葉にする苦手意識を克服するために不可欠です。

仕事でもプライベートでも、

気持ちを言葉にするのが苦手なままだと、

生きづらさを感じ続けてしまいます。

 

コミュニケーションに悩んだり、

思わぬ誤解を与えたり、

信頼を失ってしまうこともあるのです。

 

気持ちを言葉にするのが苦手な状況は、

今から変えられます。

 

根本原因の自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信のない状況を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。