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社会人でいい子症候群になる原因とは?解決策まとめ

[最終更新日]2023/12/26

こんにちは、伊庭和高です。

 

人前でいい子を演じてしまう相談は、

私の元によく寄せられます。

 

仕事でもプライベートでも、

いい子を演じるほど疲れますし、

ストレスも蓄積してしまいます。

 

そして限界を迎えると、

ストレスが爆発してしまうのです。

 

いい子症候群という言葉がある様に、

いい子を演じ続けるのは問題なのです。

 

そして社会人になってから、

いい子を演じる様になった人も多いです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

社会人になっていい子を演じる人の背景を詳しく解説します。

 

いい子を演じるのは「周りの目が気になるから」

そもそも「いい子」とは、

周りの目を気にしている状態です。

 

周りから見た基準で、

「いい子」「悪い子」が決まるわけです。

 

つまりいい子症候群の人ほど、

周りの目を気にしている状態だと言えます。

 

「嫌われない様にしないと…」

「怒られたらどうしよう…」

「相手が求める回答をしなければ…」

 

この様に自分の気持ちは我慢して、

相手にどう思われるかを気にしている状態です。

 

なぜ社会人になっていい子を演じるのか?

子供の頃は自由に振る舞っていたのに、

社会に出てからいい子を演じる人は多いです。

 

社会に出ることで、周りの目が気になってしまうのです。

 

仕事という枠組みの中で、

周囲から何を求められるかを考えたり、

上司や同僚の評価が気になってしまいます。

 

世間体や会社の雰囲気など、

不特定多数の目を気にする様になるかもしれません。

 

特に自分がやりたい仕事ではなく、

流されて仕事を選んでしまった人には、

いい子を演じる傾向が強いです。

 

仕事に自分の思いが十分ないので、

余計に周りを気にして働いてしまいます。

 

いい子とは「都合のいい子」です

ただし「いい子」とは相手目線で見れば、

「都合のいい子」だと言えます。

 

「この人は自分の言うことを聞いてくれる」

「何でも引き受けてくれる」

 

この様に勘違いをされるほど、

相手が高圧的になったり、

無理難題を押し付けられることもあります。

 

結果的にストレスも蓄積し、

どんどん苦しくなってしまうのです。

 

それにいい子を演じ続けても、

信頼されるとは限りません。

 

いい子を演じるほど、

自分の気持ちを抑え込んでしまいます。

 

「何を考えているのかわからない」

「本心がわからない」

 

この様に思われてしまい、

信頼関係が築けないこともあるのです。

 

いい子を演じて何年働き続けても、

大事な仕事を任されなかったり、

評価されていないと感じる人は多いです。

 

いい子を演じる根本原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

いい子を演じてしまうのも、

自分の自信のなさが根本的な原因です。

 

もし自信のある状態ならば、

周りの目を気にせず振る舞えます。

 

言いたいことは言えたりと、

自分の気持ちを大切に行動できるのです。

 

ですが自分に自信が持てないから、

周りを気にしていい子を演じてしまいます。

 

特に社会に出て会社で働くうちに、

自分に自信が持てなくなる人は多いです。

 

結果的に周りを気にしてしまい、

いい子症候群に陥ってしまうのです。

 

また私は12個の質問に答えるだけで、

あなたのいい子症候群度を診断する心理テストを作成しました

 

二択の質問に答えるだけで、

いい子を演じているレベルがわかるので、

こちらも是非やってみてください。

 

ストレスは必ず爆発する

いい子を演じていると、

気疲れやストレスを感じやすくなります。

 

自分の気持ちを犠牲にして、

周りに合わせて振る舞うことも増えてしまうのです。

 

そして溜め込んだストレスは、

必ずどこかで爆発します。

 

暴飲暴食に走ったり、

体調を崩してしまったり、

ネットサーフィンを続けたりと、

現実逃避の行動へ走ってしまうのです。

 

一時的にスッキリしても、

根本的な解決につながっていないので、

苦しい状況が続くだけです。

 

仕事をするのがつらくなったり、

休日に何もする気が起きなくなるでしょう。

 

悩みは形を変えて繰り返される

「異動すれば…」

「転職すれば…」

「付き合う相手を変えれば…」

 

この様に環境を変えることで、

現状を好転したいと思う人もいます。

 

確かに環境を変えることで、

一時的に気分もリセットされるでしょう。

 

ですが自分自身が変わらなければ、

新たな環境でもいい子を演じてしまうのです。

 

いい子を演じて悩む状況は、

時間が解決してはくれないのです。

 

実際、仕事の不満を抱え転職しても、

新たな職場でもいい子を演じてしまう相談は、

定期的に寄せられています。

 

自信のなさと向き合いながら、

今すぐ現状を変える必要があります。

 

いい子症候群をやめる2つの方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

いい子症候群を克服する方法を解説します。

 

2つの方法は今から実践できるので、

さっそく試してみてください。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

いい子を演じてしまう時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず、頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

ネガティブに考えるほど、

周りの反応が気になってしまいます。

 

相手にどう思われるかを気にして、

いい子を演じ始めるのです。

 

独り言で構いません。

 

どんな気持ちでも良いので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

いい子症候群を克服する第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

いい子を演じてしまう時ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

自分の気持ちを我慢したり、

無理して相手に合わせてしまいます。

 

あるいは「どうしたらいいのか?」と考えがちなのも、

いい子を演じる人の傾向です。

 

「私はどうしたらいいの?」という様に、

答えを周りに求めてしまうので、

いつまでも結論が出ないのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

いい子症候群を克服するために不可欠です。

いい子を演じても疲れるだけです。

 

相手のことを気にし続け、

自分を出せなくなってしまいます。

 

相手に振り回されることも増え、

ストレスが爆発してしまうのです。

 

いい子症候群の根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

今から現状は変えられます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。