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八方美人は褒め言葉ではない!信用できないサインかも

[最終更新日]2022/08/19

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回取り上げるのは八方美人。

 

「八方美人って言われたけど、どういうことだろう?」

 

こうした思いを抱く人も多いです。

 

実はタイトルにも書いている通り、

八方美人とは褒め言葉ではありません。

 

気に留めず放置していると、

大きな問題が発生する可能性があるのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

八方美人について詳しく解説していきます。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

八方美人は褒め言葉ではない

「誰からも悪く思われない様に、要領よく人と関わる人」

 

これが八方美人の辞書的な意味です。

 

一見すると良い意味に思えますが、

誰に対しても良い顔を見せたり当たり障りなく振る舞っている状態です。

 

その時々によって態度を変えたり、

自分を偽って振る舞う様になります。

 

信用できないと思われているかも

その結果、相手からの信用を失ってしまうことがあります。

 

最初は好印象を持たれても、

次第に不信感が募るのです。

 

「何を考えているのかわからない」

「みんなに良い顔をしている」

 

こうした気持ちを抱かれるほど、

相手の信用をなくしてしまいます。

 

次第に疎遠になったり、

関係がギクシャクしてしまうのです。

 

広く浅く関係を築くならまだしも、

仕事や恋愛などで深い関係を築く上では、

八方美人は足かせになってしまうのです。

 

「八方美人に悩んでいる」

「人間関係の悩みを繰り返している」

 

こうした相談を受けることも多いですが、

八方美人で振る舞う原因に向き合う必要があるのです。

 

八方美人を演じてしまう原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

八方美人を演じてしまうのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信のなさから誰にでも良い顔を見せてしまうのです。

 

自分に自信が持てずにいると

周りの目を気にしてしまいます。

 

「変な風に思われたらどうしよう」

「嫌われたらどうしよう」

「怒られない様にしよう」

 

この様に相手のことを考えるほど、

自分の気持ちを抑え込んで関わる様になります。

 

結果として誰にも悪く思われない様に、

良い顔を演じて付き合う様になります。

 

つまり八方美人になってしまう背景には、

周りを気にする自信のなさがあるのです。

 

一方で自分に自信が持てれば、

周りを気にせず振る舞えます。

 

自分の気持ちを大切に堂々と振る舞いながら、

人間関係を築いていける様になるのです。

 

また私は12個の質問に答えるだけで、

八方美人の度合いを診断する心理テストを作りました。

こちらも合わせてやってみてください。

 

幼少期にキッカケがある

そして私たちの自信のなさは、

幼少期の経験で形作られます。

 

幼少期から八方美人だった人はいません。

 

泣きたい時に泣き、

笑いたい時に笑い、

欲しい物は欲しいと主張していました。

 

ですが少しずつ大人になるにつれ、

周りを気にして八方美人を演じる様になりました。

 

発達心理学の分野においても、

小学校低学年頃から周りを気にし始めると言われています。

 

また私たちにとって親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わった経験によって、

自信のなさが形作られてしまうのです。

 

「親の顔色を伺っていた」

「親に気に入られようとしていた」

「親も八方美人だった」

 

たとえばこうしたケースだと、

子供が八方美人になりやすいのです。

 

ですが先ほどもお伝えした様に、

生まれた時から八方美人だった人はいません。

 

生まれ持った性格ではなく、

後天的に身についたものなので、

誰でも八方美人は改善できるのです。

 

八方美人の治し方

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

八方美人の治し方を解説します。

 

3つの方法を順番に実践することで、

八方美人を抜け出せる様になります。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

八方美人を演じてしまう人ほど、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

声に出さず頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が増大する習性があります。

 

周りの目が気になったり、

自分の気持ちを抑えがちになるのです。

 

どんな気持ちでも良いので、

まずは自分の気持ちを声に出すことが、

現状を好転させる第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることで、

自分の気持ちを受け止めやすくなります。

 

自信のなさと向き合う

そして自分の気持ちを声に出したら、

自信のなさと向き合っていきましょう。

 

「なぜ八方美人を演じてしまうのか?」

 

「八方美人を演じてしまうのはいつからか?」

 

「どんな時に八方美人になってしまうのか?」

 

この様に5W1Hを活用しながら、

自信のなさを深掘りしていきます。

 

自分の気持ちを掘り下げることで、

八方美人を演じる根本原因が見えてきます。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして最後のステップは、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

八方美人を演じてしまう時ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

「した方がいい」

「しなきゃいけない」

「するべきだ」

「してあげる」

「して欲しい」

 

この様に周りのことを先に考え、

「どうしたいのか?」と問いかけるのを忘れています。

 

自分を主語にして問いかけなければ、

周りに合わせがちになってしまいます。

 

自分を主語にして問いかけることは、

八方美人を抜け出す上で不可欠です。

八方美人のままだとつらいです。

 

相手を変え環境を変えながら、

同じ様な人間関係の悩みに直面してしまいます。

 

周りを気にしたり、

自分の気持ちを抑えたりと、

気疲れを感じやすくなってしまいます。

 

八方美人を演じてしまう原因は自信のなさ。

 

3つの方法を実践しながら、

現状を変えていきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。