1Jan
[最終更新日]2022/05/20
「自分の愛し方がわからない」
「自分を愛せる様になりたい」
「悩みを解決して本当に望む毎日を実現したい」
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こんにちは、伊庭和高です。
本日のテーマは「自分の愛し方」についてです。
目次
自分の愛し方がわからない
「自分を愛するって、一体どうやって?」
過去の私も、そしてお客様の多くが抱く疑問です。
自分を愛そうと言われても…
自分を愛そうと思っても…
そもそも自分の愛し方がわからず、
具体的に何を実践して良いのか検討がつかないのです。
この記事では3ステップを通して、
自分の愛し方を具体的にお伝えします。
そして過去の私のお客様の中で、
自分の愛し方がわからない状態を克服し、
自分で自分を愛せる感覚を実感できた方の事例も紹介します。
また、自分の愛し方がわからない人は、
そもそも自分を愛せない原因を見落としていることもあります。
自分を愛せない原因や心理背景についても、
今回の記事で合わせて解説します。
自分を愛せない人の心理背景
自分を愛せない人には、
共通の心理背景があります。
それが、「周りを気にしてしまうこと」
周りと自分を比べてしまったり、
周りの目を気にして行動したりと、
周りを気にしているのです。
自分が幸せを感じる瞬間は、
他でもない自分にしかわかりません。
ですが周りのことを気にしていると、
自分のことをないがしろにしてしまいます。
周りに合わせて振る舞ったり、
良い子を演じてしまったり、
自分の意見を飲み込んでしまえば、
そんな自分を愛することはできません。
不安、嫉妬、怖れ、怒り、悲しみ…
いわゆるネガティブな感情ですが、
これらは周りを気にする程に増大します。
どんどんネガティブな気持ちが充満し、
自分を愛する状態からも遠ざかるのです。
自分を愛せない原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。
自分を愛することができない原因も、
実は自分の自信のなさです。
想像してみてください。
もし自分に自信が持てていれば、
自分を愛することができています。
…いや、自分を愛するという言葉を使わず、
「これが自分だよね」と受け入れられています。
ですが自分に自信が持てていないと、
そんな自分を愛することはできません。
自信が持てていないからこそ、
周りと自分を比べてしまうこともあり、
自分を愛せないと悩んでしまうのです。
ちなみに私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
誰もが自分を愛せていた!
自分を愛せない原因は自信のなさ。
この言葉を聞いた時に、
「私は自信を持てるのか…」と思ったかもしれません。
ですが安心して下さい。
記憶があるかどうかは別として、
私達は誰もが自信のある状態で振る舞えていました。
それこそ幼い子供の頃は、
周りを気にせず自分らしく振る舞えていました。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しい物は欲しいと言ってました。
親の顔色を伺って泣くのをやめる赤ちゃんを、
少なくとも私は見たことがありません。
誰もが自信を持って行動できていたので、
そんな自分を愛せてもいました。
生まれた時から自分を愛せない人は、
実は1人もいません。
大人になるにつれ自信が持てなくなり、
自分を愛せなくなってしまったのです。
新たなスキルを身につけるわけではなく、
既にできていた感覚を取り戻せば良いので、
誰でも自分を愛せる様になると言えます。
自分の愛し方<具体的な方法を解説!>
自分を愛せない心理背景と原因について、
ここまではお伝えして来ました。
ここからは自分の愛し方として、
具体的な方法を3ステップで解説します。
「どうやって自分を愛せる様になれば良いのか」
この3ステップに沿って、
自分を愛する方法を実践してください。
ステップ1:自分の気持ちを声に出す
まず最初のステップは、
自分の気持ちを声に出すこと。
どんな言葉でも良いので、
頭に浮かんだ言葉を実際に声に出すことです。
私達人間は1日に約6万語を思考しますが、
90%はネガティブな言葉だと言われています。
つまり頭の中で考えるほど、
一層ネガティブになってしまい、
自分を愛せなくなってしまうのです。
無料メール講座でも解説していますが、
まずは自分の気持ちを声に出すことは、
自分を愛する第一歩だと言えます。
ちなみに自分を愛する上で、
ポジティブな言葉を声に出すことも有効ではあります。
「自分のことが好きだな」
「自分のことを愛している」
「今日も幸せだったな」
前向きな言葉を発するほどに、
自分の心も次第に前向きになり、
自分を愛せる様になっていく部分はあります。
ですが次のステップに取り組まず、
ポジティブな言葉ばかりを声に出しても、
実は自分を愛することができないのです。
ステップ2:自信のなさと向き合う
そして次のステップは、
自分の自信のなさと向き合うことです。
悩みの根本原因である自信のなさ。
「なぜ自分を愛せないのか?」
「自分の愛し方がわからないのはいつからか?」
「自分を愛したらどうなってしまうのか?」
頭の中に浮かんだ言葉に対して、
声に出しながら振り返っていきます。
ちなみにステップ1で、
ポジティブな言葉をかけることを取り上げました。
自信のなさと向き合わない状態で
ポジティブな言葉ばかりを声に出しても、
実は自分を愛することができないのです。
「本当にそれ思ってるの?」
「全然幸せじゃないよね?」
「自分の気持ちに嘘ついてるよね?」
ポジティブな言葉をかけても、
自信のなさに向き合えていなければ、
心の奥底でポジティブな自分を信じられないのです。
「前向きな言葉を発しているのに上手くいかない」
こうした相談を受けることもありますが、
ほぼ例外なく自信のなさと向き合えていません。
「前向きな言葉を発すれば自分を愛せる」
これは決して真実ではありません。
悩みの原因やモヤモヤした感情も受け止め、
心の中でバランスが取れた状態になれば、
自然と自分のことを愛せる様になります。
ステップ3:「どうしたいのか?」と問いかける
自分の愛し方の最後のステップは、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は、自分自身です。
自分の愛し方として特に大事なのは、
意識を自分に向けること。
自分に意識が向いていない状態では、
そんな自分を愛することはできません。
だからこそ周りではなく、
自分を主語にして問いかけること。
「どうしたいのか?」と問いかけることは、
自分を愛することにつながります。
自分を愛するのと甘やかすことの違い
「自分を愛することと甘やかすことの違いは?」
この様な質問を受けることもあります。
自分を愛することと甘やかすことは、
明確に違うと私は考えています。
自分を愛することは甘やかすことではないです。
むしろ自分を甘やかせている時ほど、
自信のなさと向き合えていないこともあります。
例えばスポーツ選手が自分を甘やかせば、
結果が出なくなってしまいますよね。
また自分を甘やかすことで、
現実逃避の行動をとることもあります。
・暴飲暴食に走る
・衝動買いをしてしまう
・「今日はいいか…」と先延ばしにしてしまう
こうした行動をとっても、
目の前の悩みは解決しませんよね。
自分を甘やかすことはむしろ、
自分を愛することから遠ざかってしまうわけです。
自分を愛することの効果
先ほど紹介した3ステップを実践することで、
自分を愛せている感覚をつかみ始めます。
何より私自身も3ステップを実践し、
自分を愛せる感覚がわかりました。
そして自分を愛することができれば、
様々な効果を実感できる様になります。
人目を気にしなくなる
自分を愛せる様になれば、
人目を気にしなくなります。
自分を愛せない人の心理背景として、
周りを気にしてしまうことがあります。
裏を返せば自分を愛せる様になれば、
周りを気にせず行動できる様になります。
人目を気にせず行動できる様になるだけでも、
仕事にプライベートに生きやすさを感じられます。
人間関係が良好になる
そして自分を愛せる様になれば、
人間関係も良好になります。
周りを気にして行動していれば、
自分の気持ちを押さえて関わることもあります。
ネガティブな感情も抱きやすくなり、
相手との関係がギクシャクしやすいのです。
ですが自分を愛せる様になれば、
周りと自分を比較することもなくなります。
結果として自分らしく相手と関われ、
より理想的な関係性を築ける様になります。
幸福感がアップする
さらに自分を愛せる様になれば、
幸福感がアップする効果もあります。
セロトニン、エンドルフィン、オキシトシンといった、
幸福感をアップさせる脳内ホルモンも、
自分を愛せる様になる程に分泌されやすくなります。
自分を愛せるから幸せな気持ちでいられ、
そんな自分をさらに愛せる様になる。
幸せの循環が始まるのです。
お客様の事例を紹介します
ここからは私のお客様の中で、
自分で自分を愛する感覚をつかめた事例を紹介します。
三重県在住の川名さん(女性・仮名)は、
自分の愛し方がわからず悩んでいました。
=====ここから=====
大人になってから、
自己肯定感が低いと悩んでいました。
周りを気にしてしまったり、
自分のことを認められなかったり、
自分自身を攻めてしまうこともありました。
「自分を愛してないから自己肯定感が低いんだよ」
「自分の愛し方を実践したら良いよ」
友人から言われた言葉を受け、
本やネットで自分の愛し方を調べていました。
ですがどれもピンと来ず、
「自分を愛しましょう」というメッセージばかりが飛び込む状況。
「愛せないから悩んでいるのに…」
「自分を愛するってどういうことだ…」
調べれば調べるほど、
一層わからなくなる状態でした。
そんな中で偶然伊庭さんのことを知り、
自分の愛し方についての記事を読みました。
「自分を愛せない原因は自信のなさ」
この言葉を聞いて、
思わず目を背けたくなりました。
でも同時に本質を突かれている気がして、
納得する部分もありました。
確かに私は自分に自信が持てず、
相手の反応を気にして過ごしていました。
仕事でも恋愛でも気を使うことが多く、
結果として自分を攻めることもありました。
自分に自信が持てていなければ、
そんな自分のことは愛せないですよね。
伊庭さんの言葉を聞いて腑に落ちましたし、
何とか現状を変えていきたいと思いました。
=====ここまで=====
川名さんに起こった変化
私は川名さんの言葉を聞きながら、
先ほどの3ステップを紹介しました。
また川名さん個別の状況を踏まえ、
専用のメニューを作成し実践してもらいました。
すると実践するうちに、
川名さんの日常に変化が生まれて来ました。
=====ここから=====
自分の愛し方について、
伊庭さんの方法を実践する中で、
様々な場面で変化を実感しました。
まず私は頭の中で考えてばかりで、
自分の気持ちを声に出して来ませんでした。
ネガティブな言葉ばかり考えていたので、
自分を愛することはできないですよね。
自分の気持ちを声に出しながら受け止めるうちに、
ネガティブに考えることもなくなりました。
また以前までは自分を愛せる様になるために、
無理にでもポジティブな言葉を考えていましたが、
これもやめました。
無理してポジティブな言葉を考えても、
「できてないじゃん」と自分でダメ出しをしていました。
それよりも、自分の気持ちをそのまま声に出すことで、
無理せず自然と気持ちが前向きになりました。
そして主語を自分にしながら
「どうしたいのか?」と問いかけることも、
意識して実践しました。
確かに以前までの私は、
主語を自分にしていませんでした。
自分よりも先に周りのことを考え、
自分のことは後回しにしていました。
「どういたいのか?」と問いかける中で、
自分の意見を言える様になったり、
人目を気にせず行動できる様になりました。
「最近イキイキしてるよね」と
仕事の同僚から言われることも増えました。
気を使い過ぎることもなくなりましたし、
周りの言動に振り回されることもなくなりました。
自己肯定感が低いと悩んでいたのに、
ありのままの自分を受け止められる様にもなりました。
自分を愛せる感覚がわかって来ましたし、
日常生活でも具体的な変化が起きているのが本当に嬉しいです。
=====ここまで=====
そのままの自分を愛する
自分を愛せない原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合うことで、
自分で自分を愛せる様になります。
仕事やプライベート等、
様々な場面で変化を実感できる様にもなります。
自分を愛せる様になるために、
何か特別なスキルは必要ありません。
私達は誰もが自分を愛せていた時期がありました。
自分を愛せる様になればなる程、
そのままの自分を愛せる実感が生まれます。
仕事でもプライベートでも、
どんな場面でも自分らしく振る舞え、
本当に望む状況を実現できる様になります。
自信のなさとは具体的に何なのか。
自信とはそもそも何なのか。
根本原因である自信のなさについて、
詳細は無料メール講座でも解説していますので、
合わせて学んでみて下さい。
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。