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自罰的な思考を治す2ステップ【診断ツールも公開】

[最終更新日]2023/03/13

こんにちは、伊庭和高です。

 

「自罰的な気持ちに襲われる」という相談は、

私のお客様からも受けることがあります。

 

自罰感情や自罰思考とも言いますが、

自罰的な気持ちを持っていても良いことはありません。

 

悩みを抱きやすくなってしまいますし、

ストレスも感じやすくなります。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

自罰的な自分を治す方法を解説します。

 

自罰的とは何か?

失敗などの原因が自分にあるものと考え、

自分を罰しようとする傾向があること。

 

これが「自罰的」の辞書的な意味です。

 

自分で自分を責めている状態とも言えます。

 

自分自身を振り返る意識は大切ですが、

必要以上に責めてしまえば苦しくなります。

 

それこそ自分を罰する気持ちが出てしまうのです。

 

また自分の内側を罰するという意味で、

自罰的は「内罰的」とも呼ばれています。

 

「罰を与えたい!」と心から思う人は、

誰1人としていません。

 

自分を罰しようとするほど、

悩み苦しんでしまうのです。

 

ちなみに自分を罰しようとするのは、

自分で自分を責めている状態と言えます。

 

「自責思考」という言葉がありますが、

これも自罰的な状態と同じだと言えます。

 

自罰的になる原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと伝えています。

 

自罰的になってしまうのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信が持てないことで自分を罰しようとするのです。

 

もし自分に自信が持てていれば、

必要以上に自分を責めることはないのです。

 

また私たちは生まれた時は誰でも、

自信を持って振る舞えていました。

 

ですが成長する中で少しずつ、

自信のなさを感じる様になります。

 

つまり自罰的になってしまうのも、

幼少期の経験が影響しているのです。

 

そして私たちにとって親との関係が、

すべての人間関係のスタートですので、

親と関わる中で自罰的になることがあります。

 

「親から責められることが多かった」

「できない点ばかり指摘された」

「親も自罰的だった」

 

たとえばこうした場合だと、

子供が自罰的になりやすいのです。

 

自罰的の度合いを診断する方法

自罰的になる原因は自信のなさですが、

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自分の自信のなさの度合いがわかる心理テストを作成しました。

 

自信のなさの度合いは、

そのまま自罰的な度合いを診断することになります。

 

自罰的な度合いを診断したいという場合は、

ぜひやってみてください。

 

自罰的な人の3つの心理的特徴

 

「自罰的な人にはどんな特徴があるのか?」

ここからは心理背景を3つ解説します。

 

どれか1つに当てはまることもあれば、

複数に該当することもあります。

 

周りを気にしている

周りにどう思われるかを気にしていると、

自罰的な一面が出やすくなります。

 

「怒られたらどうしよう…」

「変な風に思われたらどうしよう…」

「迷惑をかけているのではないか…」

 

周りにどう思われるかを気にするほど、

自分で自分を責めがちになります。

 

自分の気持ちを押さえ込んだり、

無理に相手に合わせて振る舞うことで、

ストレスや気疲れを抱えてしまうのです。

 

完璧主義

完璧主義の一面を持っている人は、

自罰的になりやすいです。

 

「全然できていない」

「まだ足りない」

 

この様に自分を責め、罰しやすいのです。

 

完璧主義を続けるほど、

自分にベクトルが向きやすくなります。

 

ダメな部分に意識が向きやすくなるので、

その分だけ息苦しさを覚える様になります。

 

過去を引きずりがち

自罰的な思考が出て来る時ほど、

過去の失敗や後悔を引きずっています。

 

「どうしてやらなかったのか…」

「なぜあの選択をしたのか…」

 

過去を引きずるほど、

自分を責めてしまいます。

 

ただし自分をどれだけ責めても、

反省を次に活かせるかどうかは別問題。

 

自罰的な思考があるだけなので、

何度も同じ失敗や後悔を続けてしまいます。

 

自罰的な思考を治す方法

 

自罰的な状態を治す方法を、

ぬいぐるみ心理学で解説します。

 

2つのステップを実践することで、

自分を責めたり罰することはなくなります。

 

自分の気持ちを声に出す

まず最初のステップが、

「自分で自分の気持ちを声に出すこと」

 

自罰的になってしまう人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。

 

私たち人間は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

ネガティブ思考が強まるほど、

自分を責めたり罰したりする言葉が浮かぶのです。

 

どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めることです。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説していますが、

意識してぬいぐるみを活用することで、

自罰的なのを改善できる様になります。

 

自分を主語にして問いかける

自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

自罰的になってしまう時ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分よりも先に相手のことを気にしてしまいます。

 

相手のことを気にするほど、

自分がしたいことにフタをしてしまい、

自分に自信も持てなくなってしまいます。

 

自分を主語にして問いかけることは、

自分を罰せず生きる上で不可欠です。

自罰的な感情を治すことができれば、

自分らしく毎日を過ごせる様になります。

 

生きづらさを感じることもなく、

自分の気持ちに素直に行動できるようになります。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

自罰的な一面を治していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。