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欠落感を埋めるのをやめたい!心理背景と克服法を徹底解説

[最終更新日]2025/11/17

こんにちは、伊庭和高です。

 

「何をしても満たされない」

「人に依存してしまう」

「恋愛で埋めようとして苦しい」

「自己投資を続けても満たされない」

「買い物やSNSで満たそうとして悪循環になる」

 

こうした “欠落感” に悩む人は多いです。

 

欠落感は強い意志や気合いで消えるものではありません。

 

むしろ心理的な仕組みを理解しないと、

繰り返し悩まされてしまう感情です。

 

「欠乏感を埋める行動をして苦しい」

「欠乏感を埋めるのをやめたい」

 

こうした声は年齢や性別を問わず、

私のもとによく寄せられます。

 

この記事ではぬいぐるみ心理学の視点で、

欠落感を埋める人の心理背景と克服法を解説します。

 

欠落感の正体

「私は何かが足りていない」という感覚が慢性的に続く状態

 

これが欠落感です。

 

特徴としては、

・愛されてない気がする

・他人と比べて劣っていると感じる

・急に虚しくなる

・人一倍承認欲求が強い

・過去の出来事に引きずられやすい

・一人が不安で仕方ない

などがあります。

 

欠落感に悩まされる末路

欠落感を抱き続けても、

幸せな未来が待っていないことは確かです。

 

常に足りない意識を持ち続けるので、

何をしても心が満たされません。

 

仕事で成果を挙げたり結婚したりと、

目に見える成果が出てもどこか満たされない感覚を抱きます。

 

欠落感を埋める行動を取っても、

一時的に満たされるだけですぐに欠落感に襲われます。

 

マイナスとゼロを往復するかのように、

苦しい状況が続いてしまいます。

 

欠落感に悩む状況は、

今すぐにでも克服する必要があるのです。

 

欠落感が生まれる5つの心理背景

 

欠落感には明確な心理的原因があります。

まずはそれを知ることが、克服の第一歩です。

 

これから5つの心理背景を紹介しますが、

どれか1つに該当することもあれば複数に当てはまることもあります。

 

①幼少期の愛着スタイルの影響

私たちが生まれてから最初に接する人は親です。

 

親と関わる中で欠落感を抱き、

その後の人生に影響することがあります。

 

・親に愛された実感が持てなかった

・親が十分にかまってくれなかった

・失敗を厳しく叱られた

・甘えたいのに甘えられなかった

・親の顔色をうかがっていた

 

たとえばこうした感覚があれば、

大人になってから欠落感の土台になります。

 

②周りと自分を比べている

「あの人の方が仕事ができる」

「周りに比べて劣っているのでは」

 

このように周りと自分を比べるほど、

足りない部分に意識が向きます。

 

優劣や勝ち負けを気にするほど、

欠落感も強まるのです。

 

周りとの比較に終わりはありません。

 

一時的に優越感を抱くことがあっても、

次の瞬間には別の誰かと比較を始めます。

 

最近ではSNSの発達により、

不特定多数の人と比較をして悩むこともあります。

 

③承認欲求が強い

「認められたい」

「褒められたい」

「評価されたい」

 

こうした気持ちを心理学では「承認欲求」と言います。


承認欲求は誰にでもあるのですが、

強すぎると欠落感につながります。

 

周りから承認されないと価値がないと思ってしまうのです。

 

④完璧主義

「少しのミスも許されない」

「まだ十分ではない」

 

このように完璧主義の人は、

欠落感を抱きやすいです。

 

完璧さを追い求めるあまり、

足りない点に目が向きやすくなります。

 

完璧さを求めるのを否定しませんが、

完璧主義まで行くのはやりすぎです。

 

食べ過ぎや飲み過ぎと同様に、

何事もやり過ぎると反動が出てしまいます。

 

⑤失敗を恐れている

「間違えたらどうしよう」

「怒られないようにしなきゃ」

 

このように失敗を恐れている人は、

欠落感を抱きやすいです。

 

失敗を恐れるあまり行動できず、

いつまでも成功できないのです。

 

行動しなければ失敗はしませんが、

「自分は成功できなかった」という認識が生まれます。

 

これが欠落感につながるのです。

 

自信のなさが原因です

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

欠落感に悩まされてしまうのも、

自信のなさが背景にあります。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば欠落感を埋めようとしません。

 

欠落感に悩まされずに、

自分で自分を満たせるのです。

 

一方で自分に自信がないから、

欠落感が生まれてしまいます。

 

先ほど紹介した5つの心理背景も、

自信のなさが根底にあるのです。

 

ただし冷静に考えれば、

生まれた時から自信がない人はいませんし、

欠落感に悩まされる人もいません。

 

欠落感に悩まされる赤ちゃんなど、

どう考えてもいないのです。

 

その意味で欠落感に悩む状況は、

生まれ持った性格ではなく成長する中で後天的に身についたものです。

 

だからこそ誰でも今から欠落感を手放せます。

 

欠落感を埋めるのをやめる方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

欠落感を埋めるのをやめる方法を解説します。

 

2つの方法を実践することで、

欠落感に悩み続けることはなくなります。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

欠落感に悩む人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

ネガティブに考えるほど欠落感も生まれます。

 

先ほど紹介した5つの心理背景も、

頭の中で考えている時に浮かびやすいです。

 

独り言で構いませんので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩なのです。

 

いきなり誰かに発言するのではなく、

まず自分で声に出すことから慣れていきましょう。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

欠落感に悩む人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

相手の反応や評価が気になったり、

相手に認めて欲しい気持ちが強まったり、

失敗を怖がる気持ちが出てきます。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

欠落感を手放すために不可欠です。

 

自分がしたいことへ意識を向けると、

周りの反応や評価を気にしなくなりますし、

自分で自分を満たせるようになります。

欠落感を埋め続けてもつらいだけです。

 

仕事、恋愛、目標達成などさまざまな場面で、

欠落感の影響で上手くいかなくなります。

 

欠落感に悩む根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践しながら、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。