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返報性の原理を恋愛に応用する方法と失敗パターンを解説【好意の返報性】

[最終更新日]2020/12/16

こんにちは、伊庭和高です。

今回は返報性の原理について取り上げます。

 

心理学でも有名な法則の1つですし、

私も学生の頃から知っています。

 

今回は恋愛の視点から、

返報性の原理を活用する方法を解説します。

 

ただし大事なポイントに気づけないと、

思わぬ落とし穴があるので注意も必要です。

 

ぬいぐるみ心理学無料講座

返報性の原理とは?

「人は何かをされた時に、思わずお返しをしたくなる」

 

これが返報性の原理です。

 

好意の返報性とも言いますが、

何かしら好意を受けた時に、

お返しをしないと申し訳ないと思わせるテクニックです。

 

・何かをしてもらいっ放しではモラルに反する

・お返しをしないと気分が悪い

 

この様に返報性の原理とは、

社会的なモラルや人間の感情に訴えかける法則です。

代表的なのがスーパーの試食。

無料で試食することで、

「何か買わないと申し訳ない」と思わせる心理があります。

 

これも返報性の原理を応用しています。

 

返報性の原理を恋愛に活用する方法

そして返報性の原理は、

恋愛でも応用することができます。

 

一番わかりやすいのが、

特に理由がなくてもプレゼントを贈ること。

 

会う度にプレゼントを渡すことで、

好意を一方的に伝えることができます。

 

まだ相手にその気がなくても、

先に好意を伝えることで自分に意識を向けられます。

 

「お返ししないと申し訳ないな」と思う中で、

一緒にいる時間が増えたり次の約束を取りやすくなります。

あとは喧嘩をした時も、

まずは自分からプレゼントを贈ることで、

仲直りがしやすくなります。

 

喧嘩中であっても、

目の前にプレゼントが差し出されると、

「このまま喧嘩を続けるのは申し訳ない」と思わせ、

話を聞いてもらう姿勢を作ることができます。

 

あるいはプレゼントだけでなく、

言葉を通して返報性を働かせることもできます。

 

感謝の気持ちを自分から伝えたり、

良い所をどんどん褒めることで、

好意を先に伝えることができます。

 

目に見えない形で伝えることでも、

返報性の原理は発動します。

気になる異性がいる段皆でも使えますし、

付き合っている最中にも使えるのが返報性の原理。

 

恋愛で上手く活用していくことで、

自分が望む関係性を作ることができます。

 

返報性の原理の思わぬ落とし穴

ここまで返報性の原理の活用方法をお伝えしました。

 

確かに返報性の原理を活用すれば、

恋愛でも一定の効果を得られます。

 

ですが使い方を間違えると、

自分が望まない未来を実現してしまうのです。

返報性の原理の間違った使い方とは、

「相手の反応を気にして活用すること」

 

相手にどう思われるかを気にしたり、

相手にとって都合の良い存在になろうとすると、

自分よりも相手の気持ちを優先してしまいます。

 

確かに相手は喜んでくれるでしょうし、

付き合うこともできるかもしれません。

 

ですが常に相手のことを気にし続けますし、

自分の気持ちを抑えて関わる様になります。

 

付き合う結果が得られても、

長続きせずに終わってしまうことがあるのです。

たとえるなら、仮面をかぶった状態で恋愛している様なもの。

 

仮面をかぶり続けるのは疲れますし、

どこかで相手に素の自分がバレてしまえば、

別れへと繋がる可能性も高いです。

 

過去の私も返報性の原理を恋愛に活用しましたが、

3ヶ月で別れる恋愛を4連続で続けました。

 

相手の顔色を伺ってばかりで、

気づけば自分の気持ちをないがしろにしていました。

 

付き合っていても気疲れを感じたりと、

短期間で別れる恋愛を繰り返していました。

 

返報性の原理が効かないことも

また相手を気にし続けていると、

返報性の原理が効かないこともあります。

 

意識してプレゼントを渡しても、

どこか表面的に見えてしまうこともあります。

 

「何か怪しいな…」

「裏があるんじゃないか…」

 

相手を気にして返報性の原理を使っていると、

逆に怪しまれてしまい好感度が下がってしまうのです。

 

幸せな恋愛をするために向き合う課題

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさであると解説しています。

 

自分に自信が持てないからこそ、

相手の反応を気にしてしまうのです。

 

自信のなさから返報性の原理を使っても、

相手に自信のなさは透けて見えるので、

望んだ恋愛ができなくなってしまうのです。

 

あるいは自信のなさと向き合わず、

恋愛テクニックにばかり走る感覚で返報性の原理を使っても、

小手先のテクニックで終わってしまいます。

大事なのは自信のなさと向き合うこと。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「自信を持つにはどうすれば良いのか?」

 

など詳しい話は無料メール講座でも解説していますが、

自信のある状態で返報性の原理を使えば、

自分も相手も幸せな恋愛ができる様になります。

 

返報性の法則を使って恋愛が上手くいく方法

返報性の原理を恋愛で使っても、

上手くいくかどうかはわかりません。

 

相手の反応を気にし続けていれば、

むしろ効き目がないのです。

 

だからこそ大事なのは、

自分を主語にして問いかけること。

 

「どうしたいのか?」という問いかけができれば、

返報性の原理を上手く活用できます。

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

返報性の原理が上手く使えない時は、

自分よりも先に相手のことを気にしてしまいます。

 

自分を主語にして問いかけるからこそ、

変に相手に媚びることなく、

伝えたい様に好意を伝えることができます。

 

「見返りなんて求めないけど、やりたいからやる」

 

「どうしたいのか?」を問いかけることで、

結果として返報性の原理が働いている感覚で使えるのです。

主語を自分にして問いかけることは、

幸せな恋愛を叶える上でも大切なポイントです。

 

自信を持って恋愛できる様になれば、

返報性の原理に関わらず幸せな恋愛ができるのです。

 

自信のなさと向き合うポイントや、

具体的にどのように向き合っていけば良いのかは、

無料メール講座でも詳しく解説しています。

 

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。