15Mar
[最終更新日]2022/04/08
こんにちは、伊庭和高です。
今回は私のもとに時おり届く声を紹介します。
「何年もセミナージプシーを続けている」
「セミナージプシーから抜け出して本当に変わりたい」
対面とオンラインを問わず、
セミナージプシーになってしまうと変化は生まれません。
時間とお金ばかりを浪費してしまい、
変化を実感できず時間ばかりが過ぎてしまいます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点から、
セミナージプシーの原因と抜け出し方を解説します。
目次
セミナージプシーとは何か?
「転々とする人。放浪者」
これがジプシーの辞書的な意味です。
つまりセミナージプシーとは、
様々なセミナーを転々とする人のことです。
また転々としているものの、
現状が変わらず悩み続けている状態を指しています。
「お金をかけて色々なセミナーに参加した」
「でも全然変わらない!」
要するにセミナージプシーとは、
ネガティブな意味で使われる言葉なのです。
セミナージプシーになってしまう原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
セミナージプシーになってしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があればセミナーを転々としません。
1つのことを集中的に学び、
確実に成果が出せる様になります。
ですが自信が持てていないことで、
自分の選択にも自信が持てなくなります。
「他に学んだ方がいいのでは?」
「他のセミナーを受けないと変われないのでは?」
この様な気持ちが強くなり、
セミナーを転々とする様になるのです。
いつまでも旅に出ない旅宣言をしています
セミナージプシーを続けても、
現状は変わりません。
一瞬ポジティブになれたり、
知識や情報は増えるでしょうが、
自分が本当に望む変化は生まれません。
セミナージプシーの状態とは、
旅に出ない旅宣言をしている様なものです。
「悩みを解決したい!」
「目標を実現したい!」
この様に旅に出る宣言をしているものの、
いつまでも具体的な旅に出ていない状態です。
セミナーにどれだけ参加しても、
最初の町からいつまでも出れないのです。
実際に町から出ることなく、
いつまでも旅に出る準備をし続け、
時間ばかり過ぎ去ってしまうのです。
セミナージプシーの心理背景
もちろん誰もが現状を変えたいと思っており、
セミナージプシーになりたいわけではありません。
「セミナージプシーにはどんな心理背景があるのか?」
大きく4つの心理背景があり、
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
周りの目を気にしている
「あの人の方が学んでいるから」
「あの人の方が良い資格を持っているから」
「変な風に思われたらどうしよう」
この様に周りの目を気にするほど、
自分に自信が持てなくなります。
結果として周りを気にする気持ちから、
セミナーを受け続けてしまうのです。
本当は必要ないものの、
自信のなさや見栄からセミナーを渡り歩いてしまいます。
失敗を恐れている
「上手くいかなかったら…」という様に、
失敗を恐れるほどセミナーに通い続けます。
自信がないから実際に行動へ移さず、
知識や情報を得続けてしまうのです。
どれだけセミナーに通っても、
実際に行動するのは自分自身です。
セミナー講師や受講者が自分の人生を変えてくれるわけではありません。
セミナージプシーを続ければ、
失敗はしないものの成功もしないのです。
他責思考である
セミナージプシーになっている人ほど、
心のどこかで他責思考を持っています。
「上手くいかないのは誰かのせい」
セミナー講師や受講者はもちろん、
同僚や友達、パートナーや親など、
変われない原因を他者に求めています。
ですが自分の人生を生きているのは、
他でもない自分自身です。
自分の原因に意識を向けないと、
どれだけセミナーを受けても現状が変わらないのです。
セミナーが現実逃避になる
そして自分でも無意識のうちに、
セミナーが現実逃避になっていることもあります。
セミナーとは非現実の世界。
仕事や家庭など現実世界とは別世界です。
日常での悩みやストレスから目をそらし、
セミナーで一時的にポジティブな気持ちになるのです。
どれだけセミナーを受けても現実が変わらないのは、
セミナーが現実逃避の手段になっているかもしれないのです。
セミナージプシーから抜け出す方法
セミナージプシーを続けても、
幸せになれないのは確かです。
同じ悩みを繰り返してしまいますし、
時間やお金を浪費するだけです。
何よりセミナージプシーを続けたい人などいません。
先ほどもお伝えした様に、
セミナージプシーの根本原因は自信のなさです。
自信のなさと向き合い行動することで、
セミナージプシーから抜け出せます。
ここからは実際にぬいぐるみ心理学の視点で、
セミナージプシーを克服する方法をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
自分を変えられます。
自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
「自分で自分の気持ちを声に出すこと」
セミナージプシーになってしまう時ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブ思考が強まるほど、
失敗を怖れたり周囲の目を気にしてしまうのです。
つまり頭の中で考えるほど、
セミナーに走りやすくなるのです。
どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。
これが大切です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
意識してぬいぐるみを活用することは、
現状を好転させる上で役立ちます。
自分を主語にして問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
セミナージプシーになっている時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分を主語にして問いかける前に、
「自分にはできない」と思い込むこともあります。
あるいは周りの目を気にして、
自分の気持ちから遠ざかることもあります。
セミナージプシーを根本から変えるためには、
自分を主語にして問いかけることが不可欠です。
どれだけセミナーに参加しても、
変化が生まれるかどうかは別問題です。
時間ばかりが過ぎてしまい、
根本的には何も変わっていなければ、
これほど辛い状況はないでしょう。
セミナージプシーの原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法に取り組むことで、
今から現状を好転させることができます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。