16Apr
[最終更新日]2024/04/16
こんにちは、伊庭和高です。
「SNSを使っていると心が病む」
「いいねを気にして疲れてしまう」
年齢や性別を問わず、
SNSの相談はよく寄せられます。
SNSを見続けても幸せになれないことは、
最近の研究でも徐々に明らかになっています。
時間潰しにSNSを見たりと、
気づけばSNSから目が離せなくなるほど、
悩みも生まれやすいのです。
特に「いいね」を気にするほど、
悩みは深まるのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
SNSで心を病んでしまう心理背景と解決策をお伝えします。
目次
なぜSNSのいいねで心を病むのか?
SNSのいいねで心を病むのは、
3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
周りの反応が気になる
「この投稿はどう思われるのか…」
「ネガティブな反応だったらどうしよう…」
この様に周りの反応が気になると、
SNSで心を乱される場面は増えます。
自分の気持ちよりも先に、
周りの反応を気にしてしまうのです。
どれだけ周りの反応を気にしても、
周りの反応はコントロールできません。
自分ではどうすることもできないのに、
いつまでも悩まされ続けてしまうのです。
周りと自分を比べてしまう
「他の人と比べて自分は…」
「あの人の投稿の方が反応が良いな…」
「いいねが少ない自分は価値がないのか…」
この様に周りと自分を比べるほど、
SNSを使って心が病んでしまいます。
面識のない有名人と比べることもあれば、
自分と同じくらいの人と比べたり、
友達や同僚と比べることもあるでしょう。
周りと自分を比較することで、
落ち込んだり劣等感を抱く様になるのです。
承認欲求を満たしている
承認欲求が強い人ほど、
SNSを通して承認欲求を満たそうとします。
自分の投稿にいいねが増えたり、
コメントが付くのを見て、
心を満たしている状態です。
意外と知られていませんが、
承認欲求には2種類あります。
自己承認と他者承認です。
自分で自分を満たすのが自己承認で、
誰かに満たしてもらうのが他者承認です。
SNSを通して満たす承認欲求は、
他者承認になります。
他者承認を求めてもいいのですが、
相手の反応によって振り回されます。
いいねが思ったほど増えなかったり、
ネガティブなコメントが付けられれば、
それだけで気持ちが落ち込んでしまいます。
つまり他者承認を得ようとすると、
相手の反応で心が乱されやすくなり、
精神的にも不安定になるのです。
いいねで心が病む原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
SNSのいいねで心が病んでしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があればいいねで心が病みません。
周りの反応に影響を受けず、
穏やかな気持ちでSNSを使えるのです。
周りの反応を気にするのも、
周りと自分を比べてしまうのも、
承認欲求が強くなるのも、
自信のなさが原因なのです。
いいねに振り回されても幸せになれない
SNSのいいねを気にするほど、
心が乱れることが多いです。
もちろん正しい線引きをして、
自信のある状態でSNSを使えば、
必要以上に心が乱されることもありません。
ですが先ほど紹介した3つの心理背景があると、
SNSを通してネガティブな気持ちになることが多いのです。
冒頭でもお伝えした様に、
不安な時にSNSを使えば不安は増大しますので、
不安な時ほどいいねを気にしてしまいます。
そしてSNSで出会う相手を変えることはできません。
特定の誰かでも不特定多数でも、
相手の反応は相手次第でコントロールできないのです。
だからこそ、まずは自分が変わること。
自信のなさと向き合い現状を変えれば、
SNSでネガティブな気持ちにもならず、
心が乱されずにSNSを使えます。
SNSで心を病まない2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
SNSで心を病まなくなります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
SNSのいいねに悩む人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
SNSで心を病みやすくなります。
承認欲求が強くなるのも、
周りの目を気にするのも、
周りと自分を比べてしまうのも、
頭の中で考えている時です。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
友達や同僚や恋人など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
独り言で構いません。
どんな気持ちでも良いので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
SNSで心を病まないための第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
SNSのいいねに悩む人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
他者承認を求めてしまったり、
周りと自分を比べがちになります。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で人生を送ってしまうので、
SNSで心を病んでしまうのです。
これでは上手くいきませんし、
定期的にネガティブな気持ちに襲われます。
「どうしたいのか?」と問いかけ、
語尾を「〜したい」の形で行動することが、
SNSで心を病まないために不可欠です。
SNSに悩む現状を放置しても、
幸せな未来は待っていません。
周りの反応にモヤモヤしたり、
ネガティブな気持ちに襲われたりと、
良いことはないのです。
SNSで悩む根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。