21Feb
[最終更新日]2023/05/28
こんにちは、伊庭和高です。
今回は小心者について取り上げます。
気が小さい人や、
臆病な人のことを、
小心者と呼びます。
仕事でもプライベートでも、
小心者だと悩みも増えますし、
人間関係も上手くいきません。
「小心者な自分を変えたい」
こうした声は年齢や性別を問わず、
私の元に多く届きます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
小心者を直す方法や原因を解説します。
目次
なぜ小心者になってしまうのか?
小心者になってしまうのは、
2つの心理背景があります。
どちらか1つに該当することもあれば、
両方に当てはまることもあります。
失敗を過度に恐れている
「間違えたら…」
「ミスをしたら…」
この様に失敗を恐れるほど、
小心者になってしまいます。
失敗を恐れるあまり、
一歩前に踏み出すことができないのです。
確かに失敗を恐れていれば、
実際に失敗することはないでしょう。
ですが同時に成功もしないのです。
その意味では失敗を恐れ続けるのが、
実は最大の失敗だと言えます。
周りの目が気になる
「怒られたら…」
「変な風に思われたら…」
「仲間はずれにされたら…」
この様に周りの目が気になると、
気が小さくなってしまいます。
自分の気持ちよりも先に、
周りにどう思われるかを気にしているのです。
周りの目を気にするほど、
行動するのにブレーキを踏んでしまいます。
どれだけ周りのことを考えても、
相手の気持ちはわかりません。
正解のわからない問題を解いている様に、
いつまでも前に進めないのです。
小心者の根本原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
小心者になってしまうのも、
自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば小心者にはなりません。
周りの目が気になったり、
失敗を恐れてしまうのも、
自分に自信が持てないからです。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
幼少期にキッカケがある
私たちの自信のなさは、
幼少期の記憶が影響しています。
生まれた時は誰もが、
自信のある状態で過ごせていました。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しい物は欲しいと主張できていました。
ですが成長するにつれ、
自分に自信が持てなくなってしまいました。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信が持てなくなり、
小心者になってしまうのです。
「親の顔色を伺っていた」
「親に怒られることが多かった」
「親も小心者だった」
たとえばこうした場合だと、
子供にも悪影響が出てしまうのです。
小心者は性格が悪いのか?
小心者のまま振る舞っていると、
相手に誤解を与えてしまうこともあります。
言いたいことを我慢したり、
思ってもいないことを言ってしまうのです。
相手に怒られたり、
信頼を失うことも出てきます。
「性格が悪い」と誤解され、
つらい状況が生まれるかもしれません。
小心者のまま過ごしていても、
幸せな未来は待っていないのです。
ですが冷静に考えてみれば、
生まれた時から小心者の人はいません。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しい物は欲しいと主張できていました。
生まれ持った性格ではなく、
後天的に身についたものなので、
今から小心者は克服できるのです。
小心者を改善する2ステップ
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
小心者を直す方法を解説します。
2つのステップを実践することで、
今から現状は変えられます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
小心者な人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず、頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
周りの反応が気になったり、
失敗を恐れる様になります。
どんな気持ちでも良いので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
小心者な自分を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることで、
自分の気持ちを声に出しやすくなります。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
小心者な人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
相手の反応や評価が気になり、
自分の気持ちに素直になれないのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
小心者な自分を克服するために不可欠です。
仕事でもプライベートでも、
小心者のままでは上手くいきません。
悩みやストレスを抱え、
生きづらさを感じてしまいます。
小心者の根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
今から現状は変えられます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。