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人と会うと疲れるし寝込む原因とは?心理背景と解決策を紹介

[最終更新日]2024/06/27

こんにちは、伊庭和高です。

 

「私たちの悩みの原因は、すべて人間関係によるものだ」

 

これは『嫌われる勇気』でも有名な、

心理学者のアドラーの残した言葉です。

 

人と会うと疲れてしまうという悩みも、

私の元によく寄せられます。

 

たとえ楽しい時間が過ごせても、

次の瞬間には疲れてしまうのです。

 

それこそ疲れて寝てしまうこともあります。

 

今回は人と会うと疲れたり寝込んでしまう背景を、

ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。

 

人と会うと疲れたり寝込む原因とは?

 

人と会うと疲れたり寝込んでしまうのは、

3つの原因があります。

 

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

詳しく見ていきましょう。

 

気を使っている

相手の反応や評価を気にしたり、

必要以上に気を使っていると、

人と会うと疲れてしまいます。

 

気を使うということは、

それだけエネルギーを使っているのです。

 

常に緊張していたり、

気を張って関わることもあります。

 

「失礼がない様にしなきゃ」と、

相手のご機嫌を取ることもあるでしょう。

 

これではいざ会った後に、

疲れて寝込んでしまうこともあります。

 

良い子を演じている

相手が求めている自分を演じていると、

その分だけ疲れてしまうでしょう。

 

演じているわけなので、

本来の自分を出せていないのです。

 

それだけ気疲れもたまりますし、

たとえ相手に好意的に受け止められても、

心は次第に限界に達します。

 

そもそも「良い子」とは、

相手にとって良い子を演じている状態なのです。

 

自分の気持ちを抑えている

言いたいことを我慢したり…

やりたいことをやらなかったり…

 

自分の気持ちを抑えている時ほど、

疲れも蓄積してしまいます。

 

そもそも我慢をしたい人はいません。

自分の気持ちを抑えるほど、

心の中が便秘状態になる様なものです。

 

ストレスをためこんでしまい、

疲れを感じて寝込んでしまいます。

 

人間の疲れの8割が「気持ちの疲れ」

子供の頃は外で遊んだり、

体育や部活動もあったので、

大人よりも体を動かしているはずです。

 

それなのに大人になってから、

子供の頃以上に疲れやすく感じることがあります。

 

これは決して体力的なものではなく、

精神的な疲れなのです。

 

私たち人間の疲れの8割は、

気持ちの疲れです。

 

人と会って疲れると、

寝込んでしまうほど影響を与えるのです。

 

人と会って疲れたり寝込む根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

人と会って疲れたり寝込んでしまうのは、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば人と会っても疲れをためこみません。

 

相手の反応を気にしたり、

良い子を演じてしまったり、

自分の気持ちを抑える様になるのも、

自信のなさが背景にあります。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

人間関係は一生続く

職場や付き合う人を変えれば、

一時的に疲れもリセットされるでしょう。

 

ですが環境を変えても自分が変わらないと、

新たな環境で同じ悩みに直面してしまいます。

 

人と会って疲れてしまう状況は、

時間が解決してはくれないのです。

 

人間関係は一生続くからこそ、

自信のなさと向き合い今から現状を変える必要があります。

 

現状を好転する2つの方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を改善する方法をお伝えします。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

人と会って疲れる状況は改善できます。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず初めに取り組む方法は、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

人と会って疲れる時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず、頭の中で考えがちなのです。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に考えることの9割が、

ネガティブな事柄だと言われています。

 

気を使い続けたり、

良い子を演じたり、

自分の気持ちを抑えてしまうのも、

決まって頭の中で考えている時です。

 

どんな気持ちでも大丈夫です。

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を好転する第一歩です。

 

「どうしたい?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたい?」と問いかけます。

 

「どうしたい?」の主語は自分自身。

 

人と会って疲れる時ほど、

自分を主語に問いかけていません。

 

自分以外の誰かのことを考えています。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなければならない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらの言葉は、

自分以外の誰かのことを考えている時に浮かびます。

 

また「どうしたい?」ではなく、

「どうすればいい?」と考えがちなのも、

人と会って疲れを感じる時の傾向です。

 

自分を主語にしていないので、

まず相手のことを先に考え疲れをためこみます。

 

「どうしたい?」と自分を主語に問いかけるのは、

人と会っても疲れないために不可欠なのです。

人と会って疲れるままでは、

仕事でもプライベートでも悪影響を及ぼします。

 

寝込んでしまうほど疲れる状況だと、

毎日を楽しめませんしストレスがたまる一方です。

 

人と会うと疲れる根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合いながら、

2つの方法を実践することで、

現状を今から好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。