3Sep
[最終更新日]2024/11/01
こんにちは、伊庭和高です。
人によって態度を変える人の存在に、
悩んでいる人は多いです。
そして悪気がないのに、
人によって態度を変えてしまうことに悩む人も多いです。
「なぜか時と場面によって態度を変えてしまう」
「こんな自分を変えたい」
年齢や性別を問わず、
こうした相談はよく寄せられます。
今回はぬいぐるみ心理学の視点から、
人によって態度を変えてしまう原因と改善策をお伝えします。
目次
人によって態度を変える人の末路
人によって態度を変える人の末路は3つで、
どれも幸せなものではありません。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
信頼を失う
「あの人は言うことがコロコロ変わる」
「人によって態度が違いすぎる」
この様に人によって態度を変えていると、
次第に周りの信頼を失います。
何を信じたら良いのかわからなくなり、
不信感を募らせてしまうのです。
人が離れていく
信頼を失うだけでなく、
周りから人が離れていくこともあります。
相手と疎遠になったり別れたりと、
関係を断たれてしまうこともあるのです。
もし上司の立場であれば、
部下が退職する形で離れていくこともあります。
自己嫌悪に陥る
人によって態度を変えてしまうことに、
悩んでいる人は多いです。
「どうして態度を変えてしまうのか…」
「もっと平等に接したいのに…」
そんな自分に自己嫌悪の気持ちが強まり、
思い悩んでしまうこともあるのです。
なぜ人によって態度を変えるのか?
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。
人によって態度を変えてしまうのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば態度を変える必要がありません。
自分軸を持ちブレずに関われるので、
結果的に周りからも信頼されるでしょう。
自分に自信がないから対応がブレて、
態度や言動に一貫性がなくなるのです。
「具体的にはどんな自信のなさがあるのか?」
代表例を2つ紹介します。
周りの反応を気にしている
「嫌われない様にしないと…」
「変な風に思われないかな…」
この様に周りの反応を気にしていると、
態度が人によって変わります。
自分の気持ちよりも先に、
周りにどう思われるかを優先するのです。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっている状態です。
周りの反応を気にするので、
相手によって態度が変わってしまいます。
自分の中に一貫した軸がないので、
その場しのぎの関わり方になってしまうのです。
必要とされたい
「評価されたい」
「居場所が欲しい」
「褒められたい」
この様に相手に必要とされるために、
態度を人によって変えてしまう人もいます。
心理学には承認欲求という言葉がありますが、
まさに承認欲求を満たしている状態です。
ですが相手の反応は相手次第で、
自分にはコントロールできません。
必要とされるために振る舞っても、
相手から必要とされなくなることもあります。
「自分は必要とされているのか?」と、
心の中で常に不安を抱くことにもなるのです。
悩みは形を変えて繰り返される
異動や転職や引っ越しなど、
環境を変えれば一時的に楽になるでしょう。
ですが環境を変えても自分が変わらないと、
新たな環境でも同じ悩みに直面します。
人によって態度を変えてしまう状況が、
形を変えて繰り返されるのです。
時間が解決してくれることはなく、
いつまでも悩みが繰り返されてしまいます。
だからこそ自信のなさと向き合い、
人によって態度を変えるのを改善する必要があります。
人によって態度を変えるのをやめる方法
次にぬいぐるみ心理学の視点から、
人によって態度を変えるのをやめる方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
他人軸ではなく自分軸を持ちながら、
ブレずに人と関われる様になります。
自分で自分の気持ちを声に出す
まず最初に取り組むのは、
自分で自分の気持ちを声に出すこと。
人によって態度を変える人は、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、頭の中で考えがちなのです。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に考えることの9割が、
ネガティブな事柄だと言われています。
周りの反応が気になったり、
必要とされたいと思ってしまうのも、
頭の中で考えている時です。
どんな気持ちでも大丈夫です。
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたい?」と問いかける
そして自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたい?」と問いかけます。
「どうしたい?」の主語は自分自身。
人によって態度が変わる人ほど、
自分を主語に問いかけていません。
自分以外の誰かのことを考えています。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなければならない」
「してあげる」
「して欲しい」
たとえばこれらの言葉は、
自分以外の誰かのことを考えている時に浮かびます。
周りのことを先に考えて、
まさに他人軸になってしまうのです。
また「どうしたい?」ではなく、
「どうすればいい?」と考えがちなのも、
人によって態度が変わる人の特徴です。
「私はどうすればいいの?」と考え、
答えを周りに求めてしまうので、
いつまでも自分の気持ちがわからないのです。
周りの言動に振り回され疲れてしまったり、
逆に周りからの信頼を失ってしまうこともあります。
「どうしたい?」と自分を主語に問いかけるのは、
人によって態度が変わるのを克服するために不可欠です。
仕事でもプライベートでも、
人によって態度が変わる状況を放置しても、
幸せな未来は待っていません。
ストレスや疲れを感じるでしょうし、
人間関係に悩むことも多々あります。
自分の人生の主人公は自分自身なのに、
自分軸ではなく他人軸になっているので、
自分の人生を生きている実感が持てなくなるのです。
人によって態度が変わる根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。