25Oct
[最終更新日]2025/10/24

こんにちは、伊庭和高です。
恋愛の悩みは毎日のように私の元へ寄せられます。
相手に合わせすぎて疲れていませんか?
「恋人が行きたいお店に合わせる」
「本当は断りたいけど、嫌われたくなくてOKしてしまう」
「相手の気持ちを優先して、自分の意見が言えない」
そんな“合わせすぎる恋愛”をしている人は少なくありません。
優しさや思いやりのつもりでも、
気づけば「自分が何をしたいのか分からない」と疲れ果ててしまうこともあります。
そして相手に合わせ続けた結果、
関係を続けるのが息苦しくなってしまうこともあるのです。
この記事ではぬいぐるみ心理学の視点で、
相手に合わせてしまう心理背景と原因、
そして自分を大切に恋愛する具体的な方法を解説します。
目次
なぜ相手に合わせすぎる恋愛をしてしまうのか?
相手に合わせすぎる恋愛をする人には、
4つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
①嫌われるのを恐れている

「怒られたらどうしよう…」
「別れを切り出されない様にしなきゃ…」
「見捨てられたらどうしよう…」
この様に嫌われるのを恐れていると、
相手に合わせるのが癖になってしまいます。
相手に合わせて振る舞っていれば、
相手に嫌われることはないとも言えます。
ただし嫌われない様に意識すると、
同時に好かれることもありません。
たとえ付き合えたとしても、
関係を深められず当たり障りない関わりで終わることがあります。
②いい人を演じている

いい人を演じる傾向がある場合は、
相手の望みを叶えようとしてしまいます。
「相手に合わせる=愛される」と思い込み、
相手にとっていい人でいようとするのです。
恋愛でも相手の希望を優先し、
「自分を抑える=関係が続く」と信じてしまいます。
ですが注意が必要なのは、
いい人とは「都合のいい人」です。
相手目線で都合のいい人になっているので、
関係を続ける限り自分を抑えている必要があります。
③自己肯定感の低さ

自己肯定感が低いことで相手に合わせてしまうケースもあります。
「私の意見なんて言っても迷惑かも」
「自分の考えが正解だと思えない」
こうした考えが生まれるので、
自分を出さず相手に合わせるのが癖になるのです。
積極的に相手に合わせるのではなく、
自己肯定感が低く消去法として相手に合わせている状態です。
④見返りを求めている

「合わせてるんだから大切にして欲しい」
「合わせてるんだから話を聞いて欲しい」
この様に「して欲しい」が浮かんだら要注意。
相手に見返りを求めています。
どれだけ見返りを求めても、
相手の行動は相手次第でコントロールできません。
見返りを求めて相手に合わせても、
思う様にならない場面が増えるので、
イライラもやもやしてしまいます。
自信のなさが原因です

私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
相手に合わせ過ぎてしまうのも、
自分の自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば相手に合わせすぎることはありません。
自分の気持ちを素直に表現しながら、
お互いに対等な関係を築けています。
先ほど紹介した4つの心理背景も、
自信のなさが根底にあるのです。
また私は12個の質問に答えるだけで、
診断結果の画面では、
恋愛の悩みを克服した方のエピソードも紹介しています。
こちらも合わせてやってみてください。
幼少期の記憶も影響している

相手に合わせすぎてしまうのは、
幼少期の経験も影響しています。
生まれた時から自信がない人はいません。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しい物は欲しいと主張できていました。
それが成長し大人になる中で、
自信がなくなり相手に合わせる様になるのです。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信のなさが形成され、
恋愛で相手に合わせてしまう様になる人もいます。
「親の顔色をうかがっていた」
「親に怒られるのが怖かった」
「親も相手に合わせがちだった」
たとえばこうした場合は、
子供にも悪影響が出てしまうのです。
相手に合わせた恋愛の末路

相手に合わせ続けても、
幸せな未来は待っていません。
自分の気持ちを抑えてストレスが溜まり、
無意識に相手への不安も募るでしょう。
あるいは相手が不信感を抱き、
関係がギクシャクすることもあります。
「何を考えているのかわからない」
「本音を教えて欲しい」
この様に思われれば別れにつながることもあるのです。
そして相手に合わせてしまう状況は、
付き合う相手を変えても繰り返されます。
相手を変えても自分が変わらなければ、
新たな恋愛でも同じ壁に直面するのです。
ただし先ほどもお伝えした様に、
生まれた時から相手に合わせる人はいません。
相手に合わせすぎてしまうのは、
生まれ持った性格ではなく、
成長する中で好転的に身についたものです。
だから誰でも今から現状を好転することができます。
幸せな恋愛をする2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を実践することで、
相手に合わせすぎる恋愛から抜け出せます。
自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
相手に合わせすぎてしまう人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
相手の顔色をうかがったり、
自己肯定感が低くなったり、
嫌われるのが怖くなってしまいます。
先ほど紹介した4つの心理背景も、
頭の中で考えている時に浮かびやすいです。

ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
家族や友達や同僚など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
いきなり誰かに気持ちを吐き出すのは、
悩みが解決しない間違った方法なのです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
相手に合わせすぎてしまう人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
自分の気持ちがわからなくなったり、
相手に合わせる様になります。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で恋愛をしてしまうのです。
これでは幸せな関係は築けません。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
現状を改善するために不可欠です。
自分がしたいことを選択するからこそ、
自分の気持ちを大切に関係を築ける様になります。

相手に合わせすぎる恋愛を続けても、
幸せな未来は待っていません。
付き合えても、結婚できても、
相手に合わせるのが癖になっているので、
疲れやストレスを感じ続けてしまいます。
根本原因である自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。
