25Nov
[最終更新日]2025/11/25

こんにちは、伊庭和高です。
恋愛で気後れしてしまうことに悩んでいる人は多いです。
恋愛の度に「自分なんて…」という思いが頭をよぎるなら、
それは決して性格のせいだけではありません。
気後れし続けても、幸せな恋愛はできないのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
恋愛で気後れしてしまう原因を解説します。
その上で気後れしない自分に変わる方法をお伝えします。
目次
恋愛で気後れしてしまう3つの原因

恋愛で気後れしてしまうのは、
3つの原因があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
①周りと自分を比較している

「あの人に比べて自分は…」
「高嶺の花だから自分なんて…」
この様に他人と自分を比較するほど、
気後れしやすくなります。
たとえば恋人の過去の恋愛話を聞き、
「以前付き合った人と比べて自分は…」と思い、
恋人と話す時に気後れしてしまう。
あるいは初対面で相手の学歴や職歴を聞き、
「それに比べて自分は…」と気後れしてしまう。
周りと自分を比べることに、終わりはないのです。
②周りにどう思われているかが気になる

「周りにどう思われているのか…」
「親が反対しないか不安だ…」
「相手に嫌われない様にしなきゃ…」
この様に周りにどう思われているかが気になると、
つい気後れをしてしまいます。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっている状態です。
まず他人のことを考えてしまうので、
自分の意志や感情が後回しになっているのです。
心理学ではこの状態が“他人の期待を基準に生きる”傾向とされ、
気後れや不自然さの原因とされています。
たとえば恋愛の場面でいえば、
相手の反応や評価を過度に気にして、
言いたいことを言えなかったり行動を控えてしまう。
この“自分を抑える癖”が、
気後れを繰り返す負のループを作ります。
③過去の失敗体験による心理的抵抗

「以前に拒否された」
「デート中に気まずい思いをした経験がある」
そんな記憶があると、
それが無意識に「この場では居場所がないかも」と予測させ、
気後れを起こしやすくなります。
心理学的にはこれを“学習性の心理的不安全感”と捉え、
過去の経験が現在の行動抑制を生むとされています。
たとえば結婚を考えていた恋人に振られたら、
次の恋愛に進む上でも気後れが生じます。
「また振られて傷ついたらどうしよう…」など、
過去に振られた経験がブレーキになってしまうのです。
これも気後れの一種です。
自信のなさが背景にあります

私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
恋愛で気後れをしてしまうのも、
自分の自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば気後れすることはありません。
その場で自分の気持ちを表現したり、
周りを気にせず振る舞えるのです。
一方で自分に自信がないから、
何かと気後れしてしまいます。
先ほど紹介した3つの原因も、
自信のなさが根底にあります。
幼少期の記憶も影響している

気後れをしてしまうのは幼少期の経験も影響しています。
生まれた時から自信がない人はいません。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑い、
欲しい物は欲しいと主張できていました。
それが成長し大人になる中で、
自信がなくなり気後れする様になるのです。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信のなさが形成され、
気後れする様になる人もいます。
「親の顔色をうかがっていた」
「親に怒られるのが怖かった」
「親も気後れしがちだった」
たとえばこうした場合は、
子供にも悪影響が出てしまうのです。
気後れし続けるとどうなるか?

気後れする状況を放置しても、
幸せな未来は待っていません。
自分の気持ちを抑えてストレスが溜まり、
無意識に相手への不安や不満も募るでしょう。
恋愛が上手くいかなくなったり、
目の前のチャンスを逃すこともあります。
そして気後れしてしまう状況は、
相手を変えても繰り返されます。
付き合う相手を変えても自分が変わらなければ、
新たな恋愛でも同じ壁に直面するのです。
ただし先ほどもお伝えした様に、
生まれた時から気後れする人はいません。
気後れするのは生まれ持った性格ではなく、
成長する中で後天的に身についたものです。
だから誰でも今から現状を好転することができます。
恋愛で気後れしない自分に変わる方法

次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を実践することで、
気後れする自分を変えることができます。
自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
恋愛で気後れする人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
相手の顔色をうかがったり、
相手と自分を比べてしまったり、
過去の失敗体験に引きずられます。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
恋愛で気後れする人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手と自分を比較してしまったり、
相手にどう思われるのかが気になります。
他人軸が全面に出てしまうので、
必然的に気後れするのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
現状を改善するために不可欠です。
自分がしたいことを選択するからこそ、
気後れせず行動できる様になります。
気後れする状況を放置しても、
幸せな未来は待っていません。
自分の気持ちを我慢してしまい、
恋愛が苦しくなってしまったり、
関係が進展しなくなってしまいます。
根本原因である自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。
