20Feb
[最終更新日]2020/04/21
こんにちは、伊庭和高です。
先日、とある20代の女性から、
「オススメの自己投資を教えて下さい!」
と聞かれました。
ぬいぐるみ心理学を専門にしている私なので、
「自分らしい人間関係を築くことに時間とお金をかけよう」
と答えました。
ただ、人間関係に自己投資をした方が良いのはもちろんですが、
20代は自己投資の基礎を作る時期でもあります。
会社で仕事をしている人はよく、
「20代にどれだけ頑張ったかでその後の人生が決まる」
なんて上司から言われたことがあるんじゃないでしょうか。
確かに、これは事実でもあるのですが、
「頑張る方向」を見定めなければいけません。
「そうだ、人脈作りが大事だから仕事終わりは飲みに行こう」
なんて安易に考えてしまえば、健康を大きく害することになります。
20代の内に自己投資について、
しっかりと方向付けをしていく必要があります。
では、どのように方向付けをしていけば良いか。
せっかく質問されたので、私なりの視点で答えていきたいと思います。
※もちろん、20代でない女性の方も読み進めて下さい。
年齢に関係なく、今から始めれば今後の人生に好影響が出ます。
目に見えないものの重要性
自己投資をする際に、
ほとんどの人は目に見えないものを軽視しがちです。
例えば、ぬいぐるみ心理学で言う人間関係もそうですよね。
人間関係を良くしたとしても、
すぐに変化が見えるとは限りません。
日常を通して少しずつ、変化を感じていくのです。
他にも、自分のことを振り返ったり、
今後の人生ビジョンを立てたりすることも、
すぐに成果が出るとは限りません。
それに比べて、食やアロマ、ダンス等は、
お金を払えばすぐに「現物」が手に入ります。
私自身、食やアロマ、ダンス等を否定する気はまったくないですし、
むしろ素敵な趣味を持っているとも思います。
※実際、私も食は好きですし、調味料にもこだわってます。
ただ、人生という長いスパンで考えた時に、
すぐに現物は手に入らないけれども、
人間関係や自分を振り返るといった内面に注目すれば、
生きている間ずっと効き目があるわけです。
永遠にストレス発散する人は、
内面を見つめる、向上させようとすることなく、
目の前の娯楽にばかり飛びついているわけです。
その結果、おいしいご飯を食べたりエステに通ったりと、
一時的にストレスは発散できるかもしれません。
ですが、この先もずっと場面を変え相手を変えて、
同じ様な悩みを抱え続けていかなかればなりません。
例えばぬいぐるみ心理学の場合、
人間関係は生きている間ずっと付いて回るものです。
しっかりとありのままの自分に気づき、それを認めることで、
この先ずっと人間関係に悩むことがなくなります。
一時的には大変だったり効果を感じにくいかもしれませんが、
長期的な視点に立てば絶大な自己投資になっているわけです。
目に見えないものにこそ自己投資をしていく。
意識してみてください。
そして、自己投資にはお金をかけて下さい。
「仕事を頑張った自分へのご褒美」には財布のヒモをゆるめるのに、
自己投資になると急に財布のヒモを気にする人が多いんです。
食事なんかがわかりやすいですが、
良い食事には当然お金がかかってきます。
それと同じで、自己投資だって、
良いものにはそれなりにお金がかかります。
だからといって、自己投資に100万円払わなければいけない、
なんて無謀なことは言いません。
「今の自分にとって、少し痛いと感じる金額」
自己投資に最適なお金の感覚です。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。