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いい子症候群の治し方!大人になって克服する2つの方法

[最終更新日]2023/07/04

こんにちは、伊庭和高です。

 

「いい子を演じてしまう…」という相談は、

私の元によく寄せられます。

 

過去の私もいい子を演じながら、

人間関係の悩みを抱き続けていました。

 

仕事でもプライベートでも、

いい子を演じるほど苦しくなります。

 

いい子症候群という言葉がある様に、

ストレスに悩まされてしまうのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

いい子症候群の原因や心理背景を解説します。

 

その上でいい子症候群の治し方を、

独自の視点でお伝えします。

 

いい子を演じる心理背景

 

いい子を演じてしまうのは、

3つの心理背景があります。

 

いずれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

周りの目を気にしている

「嫌われない様にしないと…」

「変に思われたらどうしよう…」

「否定されない様に…」

 

この様に周りの目を気にするほど、

いい子を演じる様になります。

 

周りからの評価や反応が気になり、

いい子を演じてしまうのです。

 

自分の気持ちよりも先に、

相手にどう見られるかを考えている状態です。

 

そもそも「いい子・悪い子」が、

相手ありきの言葉です。

 

相手からどう見えるかを気にして、

自分を偽って振る舞うのです。

 

責任回避をしている

いい子を演じているのは、

自分の気持ちを抑えている状態です。

 

相手の意見に同調したり、

相手が求めるであろう振る舞いをするのです。

 

自分を出さないので、

何かあっても責任を感じないのです。

 

「あの人に言われたから…」

「自分が提案したわけじゃないから…」

 

この様に責任回避をする心理があるのです。

 

失敗を恐れている

「間違えたらどうしよう…」

「ミスをしない様に…」

 

この様に失敗を恐れていると、

いい子を演じる様になります。

 

失敗するのが怖いから、

いい子を演じて無難な選択をするのです。

 

確かに失敗を恐れていれば、

実際に失敗することはないでしょう。

 

ですが同時に成功することもありません。

 

その意味では失敗を恐れ続けるのが、

実は最大の失敗なのです。

 

いい子症候群の根本原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

いい子症候群の根本原因も、

自分の自信のなさなのです。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があればいい子の自分を演じません。

 

周りの目を気にせず、

自分の気持ちに素直に振る舞えます。

 

周りが気になったり、

失敗を恐れてしまったり、

責任回避しようとするのも、

自信のなさが背景にあります。

 

また私は12個の質問に答えるだけで、

あなたのいい子症候群度を診断する心理テストを作成しました

 

二択の質問に答えるだけで、

いい子を演じているレベルがわかるので、

こちらも是非やってみてください。

 

幼少期の記憶が影響している

そして私たちの自信のなさは、

幼少期の記憶が影響しています。

 

生まれた時から自信がない人はいません。

いい子を演じる赤ちゃんなど、

どう考えてもいないのです。

 

それが成長する中で自信が持てなくなり、

いい子を演じやすくなります。

 

また私たちは親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信のなさが形成され、

いい子を演じる様になるのです。

 

「親の顔色を伺っていた」

「親が褒めてくれなかった」

「親もいい子を演じていた」

 

たとえばこうした場合だと、

子供にも悪影響が及ぶのです。

 

いい子とは「都合がいい人」です

確かにいい子を演じていれば、

相手から嫌われないかもしれません。

 

ですが同時に好かれもしないのです。

 

いい子とは、「都合がいい人」

相手にとって都合のいい存在なのです。

 

相手の顔色を伺って、

都合が良い言動を取ってばかり。

 

自分を抑えてしまうので、

当たり障りない人になってしまいます。

 

気を使い過ぎて疲れてしまったり、

相手と関係を深めることもできないのです。

 

悩みは形を変えて繰り返される

「転職すれば…」

「付き合う相手を変えれば…」

 

この様に環境を変えることで、

現状が変わると思い込む人もいます。

 

ですが環境を変えても自分が変わらなければ、

悩みは形を変えて繰り返されます。

 

いい子を演じてしまう状況が、

この先の人生でも繰り返されるのです。

 

いい子を演じ続けても、

幸せな未来は待っていません。

 

自分の気持ちもわからなくなり、

毎日を楽しめないのです。

 

自信のなさと向き合いながら、

いい子症候群から抜け出す必要があります。

 

いい子症候群を克服する2つの方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

いい子症候群を克服する方法を解説します。

 

2つの方法は今から実践できるので、

さっそく試してみてください。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

いい子を演じてしまう時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず、頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

ネガティブに考えるほど、

周りの反応が気になったり、

責任を回避しようとしてしまいます。

 

失敗を恐れてしまうのも、

頭の中で考えている時です。

 

独り言で構いません。

 

どんな気持ちでも良いので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

いい子症候群を克服する第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

いい子を演じてしまう時ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

自分の気持ちを我慢したり、

無理して相手に合わせてしまいます。

 

いい子を演じやすくなるのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

いい子症候群を克服するために不可欠です。

仕事でもプライベートでも、

いい子を演じても疲れるだけです。

 

相手のことを気にし続け、

自分を出せなくなってしまいます。

 

相手に振り回されることも増え、

人間関係の悩みも尽きません。

 

いい子症候群の根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

今から現状は変えられます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。