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HSPをやめたい人へ|今日からできる心を軽くする方法

[最終更新日]2025/10/18

こんにちは、伊庭和高です。

 

「人の顔色を気にしすぎて疲れる」

「ちょっとした言葉で深く傷ついてしまう」

「常に疲れている感覚がある」

「敏感な自分を変えたい」

 

HSPで悩んでいるという相談は、

定期的に私の元へ寄せられます。

 

仕事、恋愛、夫婦関係、友達関係など、

HSPで悩み続けても良いことはありません。

 

「HSPは気質だから変えられないのでは…」

 

この様に思われている人もいますが、

私はそうは思いません。

 

過去に7,000名以上のお客様と関わってきましたが、

今回紹介する内容を実践することで、

HSPに悩まずに生きることはできます。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

HSPをやめたいと思っている人へ、

HSPに悩まされる原因と克服法をお伝えします。

 

HSPに悩まされるのはなぜ?

 

そもそもHSPに悩まされるのはなぜなのか?

 

「繊細さん」「敏感気質」など、

HSPにはさまざまな呼ばれ方がありますが、

HSPに悩まされる原因をより詳しく解説します。

 

HSPに悩む原因は5つ。

どれか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

周りの目が気になる

「あの人にどう思われているのか…」

「嫌われない様にしなきゃ…」

「怒られるのが怖い…」

「気を悪くしてしまったかな…」

 

この様に周りの目や評価が気になる人ほど、

HSPで悩み続けてしまいます。

 

どれだけ考えても、周りの気持ちはわかりません。

 

超能力でもあれば別ですが、

相手の気持ちを完全に読み取ることは不可能です。

 

それなのに周りの反応を気にし続けるのは、

答えがわからない問題を解いている様なものです。

 

周りの反応を気にし過ぎてしまい、

ネガティブな感情の影響を受けやすくなります。

 

周りと自分を比べている

「あの人よりも劣っている」

「同僚よりも優れていなきゃ」

 

この様に周りとの比較をする人も、

HSPに悩みやすいです。

 

自分のことより先に周りを気にしている状態です。

 

あれこれ頭の中で考え続け、

疲れ果ててしまうでしょう。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸になっている状態です。

 

周りと比べて優位に立てたとしても、

次の瞬間には別の誰かと比べ始めます。

 

周りとの比較に、終わりはないのです。

 

自分の気持ちがわからない

「何がやりたいかわからない」

「自分の意見が出てこない」

 

この様に自分の気持ちがわからない人は、

HSPに悩まされやすいです。

 

自分の気持ちがわからないので、

周りに流されやすくなります。

 

周りの意見の影響を受け過ぎたり、

周りの反応ばかり気にする様になります。

 

何より自分の気持ちがわからないので、

その場をやり過ごすことはできても、

自分が本当に望む人生を送れないのです。

 

完璧主義

「まだダメだ」

「もっとちゃんとやらなきゃ」

「十分ではない」

 

この様に完璧主義の傾向がある人も、

HSPに悩みやすいです。

 

完璧さを追い求めるあまり、

繊細さや敏感さが出てしまうのです。

 

完璧さを求めるのは否定しませんが、

完璧主義まで行くのはやり過ぎです。

 

食べ過ぎや飲み過ぎと同じ様に、

何事もやり過ぎてしまうと反動が出てしまいます。

 

完璧さを求めてネガティブ思考が強まったり、

できていない点に意識が向きやすくなります。

 

失敗を恐れている

「間違えたらどうしよう」

「ミスしない様にしなきゃ」

 

この様に失敗を恐れている人も、

繊細になりやすいと言えます。

 

失敗を恐れるあまり頭の中で考え続けたり、

周りにどう思われるかを気にしてしまうので、

気づけばHSPで悩んでしまいます。

 

失敗を恐れ続けていれば、

何かに挑戦したり行動することはありません。

 

失敗を回避できるかもしれませんが、

同時に成功することもないのです。

 

その意味では失敗を恐れ続けるのが、

実は最大の失敗だと言えます。

 

自信のなさが根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

HSPに悩んでしまうのも、

自信のなさが背景にあります。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があればHSPに悩み続けることはありません。

 

先ほど紹介した5つの原因も、

自信のなさが背景にあります。

 

自信がないままではHSPの特性も強まり、

日常生活に大きな影響が出てしまうでしょう。

 

幼少期の経験も影響している

私たちの自信のなさとは、

幼少期の経験も影響しています。

 

生まれた時から自信がない人はいません。

 

泣きたい時に泣き、

笑いたい時に笑い、

欲しいものは欲しいと主張できていました。

 

それが成長するにつれ自信がなくなり、

HSPの悩みも深まるのです。

 

また私たちは親との関係が、

すべての人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信のなさが形成され、

HSPに悩まされてしまう人もいます。

 

「親の顔色をうかがっていた」

「親に怒られるのが怖かった」

「親もHSPの傾向があった」

 

たとえばこうした場合は、

子供にも悪影響が出てしまうのです。

 

悩みは形を変えて繰り返される

HSPに悩む状況は、

時間が解決してはくれません。

 

仕事を変えたり付き合う相手を変えたり、

環境を変えても解決できないのです。

 

確かに環境を変えれば気持ちは楽になりますが、

次第に新たな環境でも同じ悩みに直面します。

 

「転職したのにHSPで悩んでしまった」

「付き合う人を変えたのにHSPの悩みが出てきた」

 

年齢や性別を問わず、

こうした相談はよく寄せられます。

 

HSPに悩むのはやめられる

ただし先ほどもお伝えした様に、

生まれた時から自信がない人はいません。

 

HSPに悩まされる状況も、

生まれた時から発生しているのではなく、

後天的に生まれたものなのです。

 

だからこそ今から誰でも、

HSPに悩む状況は変えられます。

 

環境を変えるのではなく自分自身が変わることで、

HSPに悩むのをやめることはできます。

 

これは7,000名以上のお客様と関わる中で、

確信を持って言えることです。

 

HSPに悩むのをやめる具体的な方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

HSPに悩むのを改善する方法を紹介します。

 

どれだけポジティブ思考をしたり、

物事を前向きに考えようとしても、

HSP改善にはつながりません。

 

これから紹介する2つの方法を、

繰り返し実践してみてください。

 

HSPに悩み続けることがなくなります。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

HSPに悩まされる人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

ネガティブに考えるほど自信もなくなりますし、

HSPで悩む状況も強まります。

 

先ほど紹介した5つの原因も、

頭の中で考えている時です。

 

独り言で構いませんので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩なのです。

 

頭に浮かんだ気持ちを、ぶつぶつ声に出していきましょう。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

HSPに悩む人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に周りのことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

周りのことを先に考えている状態です。

 

周りにどう思われるか気にしたり、

周りと自分を比べてしまったりと、

他人軸になってしまうのです。

 

また「どうすればいい?」と考えがちな人も、

HSPで悩みがちな傾向があります。

 

「私はどうすればいいの?」という様に、

答えを誰かや何かに求め続けてしまうので、

自分に自信が持てなくなってしまうのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

HSPに悩むのをやめるために不可欠です。

HSPで悩み続ける状況を放置しても、

幸せな未来は待っていません。

 

「気疲れ」という言葉がありますが、

気持ちが疲れた状態が続いてしまうのです。

 

仕事でもプライベートでも、

生きづらさを感じやすくなるでしょう。

 

HSPに悩み続ける根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合いながら、

2つの方法を実践することで、

現状は今すぐに変えていけます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。