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親密感の恐れを癒す3ステップを独自の視点で解説!

[最終更新日]2022/02/10

こんにちは、伊庭和高です。

 

「親しくなるのが恐い」

 

「親しくなるほど、逆に距離を置いてしまう」

 

友達、恋愛、職場の人間関係などで、

親しくなれずに悩んでいる声はよく届きます。

 

親密感の恐れとも呼ばれていますが、

親しくなれないことで孤独感を抱いたりと、

人間関係の悩みが生まれやすくなります。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

親しくなれない悩みを克服する方法を解説します。

 

親密感の恐れとは何か?

親密になろうとするほど、

逆に関係を離してしまうこと。

 

これが親密感の恐れです。

 

親しくなるほど仲が深まるので、

一見すると良いことばかりな気がしますが、

逆に距離を取ってしまうのです。

 

ここでポイントになるのは、

本人は決して親密になりたくないのではないということ。

 

友達と親しくなりたかったり、

恋人と付き合いたい気持ちはあるものの、

関係が深まり始めると急に恐れが出てきてしまうのです。

 

付かず離れずの表面的な関係で終始したり、

逆に自分から関係を壊してしまうこともあります。

 

なぜ親しくなるのが恐いのか?

たとえば相手にどう思われるかを気にしていると、

親しくなるのを怖がってしまいます。

 

「嫌われたらどうしよう」

「傷つけたらどうしよう」

「怒られたらどうしよう」

 

まず相手のことを考えてしまうほど、

自分の気持ちを押さえ込む様になります。

 

言いたいことを飲み込んだり、

やりたいことを我慢してしまうのです。

 

また自分の気持ちを知られるのを恐れていると、

相手と親しくなるのも恐れてしまいます。

 

自分の気持ちを知られない様にすることで、

自分を守っているのです。

 

幼少期に原因がある

また私たち人間にとって、

親との関係が人間関係のスタートです。

 

つまり親密感の恐れを抱いてしまうのは、

自分の親との関係が根底にあるのです。

 

「親に甘えることができなかった」

「親が否定ばかりしてきた」

「親が必要以上に干渉してきた」

 

たとえばこうした経験があると、

自分の気持ちをさらけ出すのを恐れてしまいます。

 

親しくならず適度な距離を取って、

自分を守ろうとしてしまうのです。

 

そして親との関係で生まれた影響が、

その後の様々な人間関係にも影響を与えてしまいます。

 

親密感の恐れを抱き続ける原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

親密感の恐れを今も抱き続けているなら、

それは自分の自信のなさが原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば親しくなることを恐れません。

 

相手にどう思われるかも気にせず、

自分の気持ちを素直に表現できます。

 

一方で自分に自信が持てていないと、

親しくなることを恐れ続けてしまいます。

 

相手に自分の気持ちを知られるのを恐れたり、

幼少期の記憶に影響を受け続けてしまいます。

 

もちろん幼少期の経験にも原因はありますし、

親にも原因はあるでしょう。

 

ですがどれだけ親を責めても、

自分の人生が変わるわけではありません。

 

親は変えられないけれど、

自分が変わることは今からできます。

 

表面的な関係は築けるけど…

親しくなるのを恐れていれば、

表面的な関係しか築けません。

 

当たり障りない関係は築けますし、

職場では評価されることもあるでしょう。

 

ですが深い関係を築けないので、

仲が深まっていきません。

 

親友や恋人ができなかったり、

自分から関係を壊してしまうことも出てきます。

 

親しくなるのを恐れていても、

幸せな未来が待っていないことは確かなのです。

 

親密感の恐れを癒す3ステップ

 

ここからはぬいぐるみ心理学の視点で、

親密感の恐れを癒す方法を解説します。

 

3ステップになっており、

順番に実践することで変化を実感できます。

 

自分の気持ちを声に出す

まず最初のステップは、

自分で自分の気持ちを声に出すことです。

 

親しくなるのが恐い人ほど、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

声に出さず頭の中で考え続けているのです。

 

私たち人間は頭の中で考えていることの、

約90%がネガティブな事柄だと言われています。

 

つまり頭の中で考えるほど、

ネガティブな気持ちが増大してしまうのです。

 

恐い気持ちが増大し、

動けなくなってしまうのです。

 

どんな気持ちでも構わないので、

まずは自分の気持ちを声に出すことが、

親密感の恐れを手放す第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみと意識して関わるのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

ぬいぐるみと意識して関わることは、

恐れを手放す上でも役立ちます。

 

「本当はどうしたかったのか?」と問いかける

そして自分の気持ちを声に出したら、

「本当はどうしたかったのか?」と自分に問いかけます。

 

親密感の恐れは過去の経験で形成されます。

 

過去のネガティブな感情を受け止める上でも、

「本当はどうしたかったのか?」という問いかけが大事です。

 

過去の出来事は変えられませんが、

過去から引きずっている感情を手放すことはできます。

 

「どうしたかったのか?」と問いかけ、

抑え込んできた気持ちを1つずつ受け止めていきます。

 

「これからどうしたいのか?」と問いかける

そして最後のステップは、

「これからどうしたいのか?」と問いかけることです。

 

「本当はどうしたかったのか?」と問いかけ、

過去からの気持ちを1つずつ受け止められたら、

これから先の未来に意識を向けます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

自分を主語にして問いかけることで、

自分が本当に望む選択ができます。

 

親しくなるのが恐い時ほど、

「どうしたいのか?」と問いかけていません。

 

自分よりも先に周りのことを気にして、

自分の気持ちを抑え込んでしまうのです。

 

あるいは過去のことばかりにとらわれ、

未来のことを考えられていないのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

親密感の恐れを克服する上で不可欠です。

親しくなるのを恐れ続けても、

幸せな未来は待っていません。

 

過去の記憶にも影響を受け続けますし、

どこか窮屈な日々を過ごしてしまいます。

 

自信のなさと向き合いながら、

3ステップを繰り返し実践することで、

親密感の恐れは癒せます。

 

自分の気持ちを素直に表現しながら、

本当に望む関係を築ける様になります。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説していますので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。