10Dec
[最終更新日]2025/12/11
こんにちは、伊庭和高です。
今回は承認欲求について取り上げます。
私たち人間の誰もが承認欲求を持っていますが、
承認欲求が強すぎると問題が発生します。
仕事、人間関係などさまざまな場面で、
承認欲求が強すぎることで悩みを抱くのです。
生きづらさにつながることもあるので、
承認欲求を自分でコントロールできる様になることは重要です。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
承認欲求が強い人の特徴と改善策を解説します。
目次
承認欲求が強い人の5つの特徴
承認欲求が強い人には5つの特徴があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
①他人と比較しがち
「あの人に比べて自分は…」
「周りに比べて劣っている気がする…」
この様に他人と自分を比較する人ほど、
承認欲求が強くなります。
他人との比較を通して、
承認してほしい欲求が強まるのです。
最近ではSNSを通して周りと比較し、
承認欲求が強くなる人も増えています。
いいねの数、フォロワー数、コメントの質などに気を取られてしまうのです。
②自分で自分を満たせていない
自分で自分の心を満たせていない人は、
誰かに満たしてもらおうとします。
・認めてほしい
・評価してほしい
・愛してほしい
この様に「してほしい」が浮かびやすくなるのです。
これも承認欲求が強い人の特徴です。
ですが自分で自分を満たせていないので、
いつまでも周りに満たしてもらおうと考えます。
栄養ドリンクを飲んでいるかの様に、
誰かに依存してしまうこともあります。
③良い子を演じている
良い子を演じがちな人ほど、
実は承認欲求が強い傾向があります。
良い子を演じることで、
周りからの賞賛や評価を得ようとしています。
「良い子」とは、周りの存在を前提としています。
周りが求めるであろう自分を演じることで、
見返りとして承認を求めてしまいます。
④親に愛された実感がない
幼少期に親から愛された実感がないと、
大人になってから周りに愛された実感を求めがちになります。
親が自分を十分に承認してくれなかったので、
承認欲求が強くなってしまうのです。
私たち人間が生まれて最初に接するのが親です。
親と関わる中で抱いた感情は、
その後の人間関係にも大きな影響を与えます。
⑤寂しがり屋
実は寂しがり屋な人も承認欲求が強いです。
寂しい気持ちを埋めるために、
周りからの承認を求める傾向があります。
寂しさからかまって欲しくなったり、
不安な気持ちを紛らわそうとするのです。
寂しさと承認欲求は、深くつながっているのです。
承認欲求が強いままだとどうなるのか?
承認欲求が強いままでは、
どこかで大きな壁に直面します。
期待した承認が得られないとイライラもやもやして、
心が不安定になってしまうでしょう。
また承認欲求が強いことで、
人間関係がうまくいかなくなることもあります。
友達、同僚、恋愛、家族など、
関係がギクシャクしたり信頼を失うのです。
自信のなさが根本原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
承認欲求が強くなってしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば承認欲求が強くなりません。
承認を周りに求め過ぎず、
自分で自分を認められています。
ですが自分に自信がないから、
自分で自分を承認できず周りに求め続けてしまいます。
先ほど紹介した5つの特徴も、
自信のなさが背景にあります。
承認欲求の強さを改善する方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状からの改善法をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
承認欲求が強い状態から抜け出せます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
承認欲求が強い人は、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる特性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄のうち、
9割がネガティブな内容だと言われています。
頭の中で考えるほどネガティブな気持ちになり、
自分で自分を認められなくなります。
結果的に周りに承認を求めやすくなります。
先ほど紹介した5つの特徴も、
頭の中で考えている時に起こりがちです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を好転する第一歩です。
ブツブツと自分の気持ちを声に出すうちに、
言葉に出すことに慣れていきます。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
承認欲求が強い人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手の評価や反応が気になったり、
相手に求め過ぎてしまう様になるので、
承認欲求が強くなります。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっている状態です。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
承認欲求が強いのを改善するために不可欠です。
自分がしたいことを問いかけ、
主体的に行動する場面が増えるほど、
自分で自分を承認できる様になります。
自分で自分を満たすことができるので、
周りの言動に影響を受けなくなるのです。
承認欲求が強い状態はつらいですし、
人間関係もうまくいかなくなります。
承認欲求を自分でコントロールできるほど、
幸せな毎日を送ることができます。
承認欲求が強くなる根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を変えていきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。












