5Jun
[最終更新日]2024/06/05
こんにちは、伊庭和高です。
恋愛についての相談は、
私の元にもよく寄せられます。
「恋愛になると被害者意識が出てしまう」
年齢や性別を問わず、
こうした悩みは多いのです。
恋愛で被害者意識が出るのを放置しても、
幸せな未来は待っていません。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
恋愛で被害者意識が出る原因と改善策をお伝えします。
目次
恋愛で被害者意識が出るのはなぜ?
恋愛で被害者意識が出てしまうのは、
3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
具体的に見ていきましょう。
相手に求め過ぎているから
相手に求めれば求めるほど、
被害者意識も強まります。
「もっと話を聞いて欲しい」
「共感してくれない」
「自分のことを大切にして欲しい」
「〜して欲しい」「〜してくれない」は、
相手に求めている時に浮かぶ言葉です。
どれだけ相手に求めても、
相手の行動は相手次第です。
自分ではコントロールできないので、
期待した反応が返ってこないと、
被害者意識が出てしまうのです。
かまって欲しい
「かまってちゃん」という言葉がありますが、
かまって欲しいと相手に求めるほど、
かまってくれない時に被害者意識が出てしまいます。
心理学には承認欲求という言葉があり、
かまってもらうことで承認欲求を満たしているのです。
一時的にかまってくれることはあっても、
常にかまってくれる人はいません。
相手に依存した恋愛をしてしまうので、
不安や寂しさを感じやすくなるのです。
自分を守っている
恋愛で自分を守っている人ほど、
被害者意識が出てきやすいです。
傷つくのを怖がったり、
失敗するのを怖がるあまり、
何かあると相手にせいにするのです。
「自分は悪くない」
「あの人のせいで…」
この様に相手のせいにしていれば、
自分のことは守れるでしょう。
恋愛で被害者意識が出る根本原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
恋愛で被害者意識が出てしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば被害者意識に悩まされません。
相手に求め過ぎてしまったり、
かまって欲しいと思ったり、
自分を守ってしまうのも、
自信のなさが背景にあるのです。
悩みは形を変えて繰り返される
被害者意識が出てきた結果、
別の相手と付き合おうと考えるかもしれません。
確かに別れれば気持ちもリセットできますが、
被害者意識が出てくる悩みは解決されません。
そもそも人間関係は自分と相手がいて成り立ちます。
恋愛で悩みを抱える状況も、
自分と相手のそれぞれに原因があります。
被害者意識が出てくると相手のせいだと思い、
自分は悪くないと頭の中で考えてしまうのです。
これでは付き合う相手を変えても、
被害者意識に悩まされ続けてしまうのです。
自信のなさと向き合いながら、
まずは自分が変わることに意識を向けると、
幸せな恋愛ができる様になります。
恋愛で被害者意識を手放す方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
恋愛での被害者意識を手放す方法をお伝えします。
2つの方法を実践することで、
現状は今から好転できます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
恋愛で被害者意識に悩む人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
相手に求め過ぎてしまったり、
自分を守る様になってしまいます。
そもそも被害者意識がネガティブな感情です。
被害者意識が出て来るのは、
決まって頭の中で考えている時です。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
彼氏や友達など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
独り言で構いません。
どんな気持ちでも良いので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
幸せな恋愛をするための第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
恋愛で被害者意識に悩む人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手の反応が気になったり、
相手に求める気持ちも強まります。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で恋愛をしてしまうのです。
語尾を「〜したい」の形で問いかけることが、
幸せな関係を築く方法です。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
被害者意識を手放すために不可欠なのです。
恋愛で被害者意識に悩み続けても、
幸せな未来は待っていません。
相手の言動にモヤモヤしたり、
不安や寂しさに襲われたり、
いつも関係が上手くいかなくなったりと、
良いことはないのです。
恋愛で被害者意識に悩む根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。