29Dec
[最終更新日]2025/12/29

こんにちは、伊庭和高です。
今回は恋愛について取り上げます。
「信じていた好きな人に裏切られた」
「もう誰も信じられない気がする」
「時間が経ってもトラウマが残り苦しい」
そんな強い痛みを抱えていませんか?
好きな人に裏切られた経験は、
単なる失恋とは違い、心に深いトラウマを残すことがあります。
この記事ではぬいぐるみ心理学の視点で、
好きな人に裏切られてしまう原因や心理背景と乗り越え方を紹介します。
目次
好きな裏切られた時の心理反応
実際に裏切られてしまった時に、
私たちの心はどんな反応を示すのか?
これから心理反応を紹介しますが、
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
①怒りや悲しみが交錯する
裏切られた直後は、怒り・悲しみ・ショックが入り混じります。
心理学ではこれを感情の二次反応と呼び、
自然な心の反応として受け止めることが大切です。
特に好きな人だったからこそ、
余計に感情が入り乱れてしまいます。
②自己評価の低下
「自分は信じる価値がないのかも」
「裏切られた自分はダメな人間だ」
「恋愛はうまくいかない」
このように自己否定する人がいます。
しかし裏切りは相手の選択によるものであり、
自分の価値とは無関係です。
それなのに自己評価が低下すれば、
ますます落ち込み日常生活にも影響が出るでしょう。
③人間関係への恐怖
裏切りの経験は、「また傷つくかも」という不安を生みます。
裏切りを避けようとして、
人間関係に慎重になってしまうのです。
まさに裏切りがトラウマとなり、
今後の人間関係へ悪影響を及ぼすことがあるのです。
特に恋愛で裏切られた経験は、
今後の恋愛にも影響します。
「また裏切られるのでは?」と思い、
新たな恋愛に踏み出せなかったり、
関係を深められなくなってしまうのです。
裏切られてしまう4つの原因
先ほどもお伝えした様に、
裏切りは相手の選択なので防ぎようがありません。
必要以上に自分を責めることはありませんし、
好きな人に原因があることが多いです。
その一方で、自分の原因を振り返る姿勢は大切です。
そもそも人間関係は自分と相手がいて成り立ちます。
お互いが影響し合っているので、
両方に原因があると言えるのです。
「裏切った相手だけが100%悪い」
この様に考えたい気持ちも理解できますが、
実は自分の言動が裏切りを引き起こしてしまうこともあるのです。
この点に気づかず相手のせいだと思い込むと、
再び別の人に裏切られてしまう可能性があります。
「もし自分にも原因があるとした何か?」
代表的な原因を4つ紹介します
①相手を信じすぎている
相手のことを信じすぎていると、
どこかで裏切られてしまいます。
もちろん好きな人だからこそ、
全幅の信頼を置く気持ちはわかりますが、
信じすぎているのは危険です。
都合がいい人だと思われたり、
無理な要求を押し付けられることもあります。
相手を信じる姿勢は素晴らしいですが、
行きすぎると騙されたり裏切りにつながることがあるのです。
②良い人を演じている
相手の顔色をうかがっていたり、
評価を気にしている人は、
良い人を演じがちになります。
良い人を演じていれば、
相手が求める行動をとったり、
断りたくても断れなくなります。
その結果、裏切られてしまうことがあるのです。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっている状態です。
恋愛でも良い人を演じている人は多いのです。
③損得感情で付き合っている
損得感情で恋愛をするほど裏切りのリスクは高まります。
損得感情とは、見返りを求めている状態です。
「この人と関わると自分にどんなメリットがあるか」
こうした意識が出ているのです。
・この人と付き合えば自分の価値も高まる
・この人と結婚すれば収入や環境面で安心だ
たとえばこれらも損得感情の1つです。
損得感情で接していれば、
相手も損得感情で接してくるでしょう。
その結果、相手が見返りを得た瞬間や、
見返りを得られないとわかった瞬間に、
それまでと態度が変わり裏切られることがあります。
④相手に求めすぎている
「私の言う通りに動いて欲しい」
「私の話を聞いて欲しい」
「もっとかまって欲しい」
この様に「して欲しい」が浮かんだら要注意。
相手に求める気持ちが強まっています。
求めれば求めるほど、
相手は次第に疲れてしまいます。
「この人はもう無理だ」と思い、
関係を断ち切られることがあるのです。
裏切られたと感じることもあるでしょうが、
好きな人の心が限界を迎えた状態とも言えます。
自信のなさが根本原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
裏切られてしまうのも、
自分の自信のなさが影響しています。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば裏切られるリスクを未然に防げます。
相手に原因がある場合は仕方ないものの、
先ほど紹介した自分の原因に対処できているので、
裏切られてしまう関係を築きにくくなるのです。
つまり裏切られない関係を築くには、
自信の有無が大きく影響しているのです。
これから紹介する2つの方法を実践し、
自信を持って生きれる様になる必要があります。
恋愛で裏切られない関係を築く方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
裏切られない関係を築く方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
自分の原因にアプローチできるので、
恋愛で裏切られてしまうことを未然に防げる様になります。
①自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
「自分で自分の気持ちを声に出すこと」
裏切られてしまう人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブ思考が強まるほど自信がなくなり、
先ほど紹介した3つの原因が発生しやすくなります。
一説では人間が1日に考える内容の9割が、
ネガティブな事柄だと言われています。
どんな気持ちも、まずは独り言をつぶやきながら受け止めること。
これが現状を変える第一歩です。
声に出すほど気持ちを整理できますし、
ネガティブな気持ちも早く手放せます。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
好きな人や家族や友達や同僚など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
いきなり誰かに気持ちを吐き出すのは、
悩みが解決しない間違った方法なのです。
それこそネガティブな気持ちを、
周りに吐き出している状態です。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが重要です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
意識してぬいぐるみを活用することは、
自分で気持ちを声に出す上でも効果的です。
②自分を主語にして問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
裏切られてしまう人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「しなければいけない」
「するべきだ」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらの言葉が浮かんだ時は、
相手のことを先に考えています。
相手のことを先に考えるほど、
良い人を演じやすくなりますし、
損得感情も出てきやすくなりますし、
相手に求める気持ちも強まります。
他人軸で行動してしまうので、
裏切られる関係を築きやすくなります。
「どうしたいのか?」と問いかけ、
自分を主語に行動することは、
現状を変えるために不可欠です。
相手の反応や評価を気にせず関われるので、
裏切りのリスクを避けやすくなります。
裏切られてしまうのはつらいですが、
大事なのは同じ悩みを繰り返さないことです。
人を変え環境を変え裏切られるのを防ぐことが、
現状で一番必要なことです。
恋愛の度に裏切られてしまえば、
ショックで立ち直れないかもしれません。
根本原因である自信のなさと向き合いながら、
2つの方法に取り組むことで、
現状は今から変えられます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。













