25Dec
[最終更新日]2025/12/23

こんにちは、伊庭和高です。
恋愛についての相談は毎日の様に私の元へ寄せられます。
「長く付き合っているのに、彼から結婚の話が一向に出ない」
「結婚の話が出ているのに、一向に具体的なアクションを起こしてくれない」
「友人が次々に結婚していく中で、自分だけが取り残されているように感じる」
そんな不安を抱く女性は少なくありません。
「彼は私との将来をどう考えているんだろう」
「時間だけが過ぎていくのでは?」
この様に、心がざわつく夜もあるでしょう。
しかし焦りのままに、
「いつ結婚するの?」「私との未来を考えてる?」と詰め寄れば、
かえって関係がギクシャクすることもあります。
実は結婚を考えてくれない様に見えるのは、
彼と自分の両方に原因があります。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
彼と自分の両方の原因を明らかにしながら、
次の一歩へと進むために必要なことをお伝えします。
目次
彼が結婚を考えてくれないように感じるのはなぜ?
まず大切なのは、「彼が結婚を考えていない=愛がない」と短絡的に結論づけないことです。
男性が結婚をためらう理由には、
大きく分けて3つのタイプがあります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
①経済的な不安タイプ
「今の収入で家庭を支えられるか不安」
「転職したばかりで落ち着かない」
こうした経済的な不安から、
結婚を躊躇してしまう男性は多いです。
結婚=責任と捉える男性ほど、
経済的基盤が整うまで慎重になりがちです。
②自由・タイミング優先タイプ
「まだ仕事に集中したい」
「もう少し自由な時間を楽しみたい」
このように精神的な準備が整っていない場合は、
結婚をためらう傾向があります。
彼にとって“結婚=制約”のイメージが強く、
無理に話を進めると抵抗されます。
③価値観の不一致・温度差タイプ
結婚に対する考え方がそもそも違う場合もあります。
恋愛での価値観は一致しているものの、
結婚になると価値観が違うケースもあります。
この場合、付き合っているのは楽しいものの、
「この人と結婚は難しいかも…」と心の中で思っている可能性があります。
自分に原因があるとしたら?
彼が結婚を考えてくれない背景には、
自分と相手の両方に原因があります。
この点に気づかず片方のせいにしていると、
いつまでも現状は好転しません。
彼の原因は振り返ったので、
今後は自分自身の原因を振り返ってみてください。
①周りを気にして結婚を焦っている
友達や同僚など周りを気にするほど、
結婚を焦りがちになります。
結婚ラッシュが起こっていたり、
一緒に婚活をしていた友達が結婚したりと、
周りと自分を比べている状態です。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっている状態です。
②親や親戚からのプレッシャー
「そろそろ結婚しないの?」
「早く孫の顔が見たい」
こうした声を親や親戚から聞くと、
余計なプレッシャーを感じてしまいます。
自分はそこまで焦っていないのに、
結婚を焦ってしまうこともあるのです。
親や親戚が自分の人生を幸せにしてくれることはありません。
それなのにプレッシャーを感じて結婚を焦ると、
最終的には自分が望んだ未来が実現しません。
③彼の顔色を伺っている
「嫌われない様にしなきゃ」
「彼に合わせた方がいいかな」
この様に彼の顔色を伺っていると、
自分の気持ちを我慢しがちになります。
彼にとって都合の良い人を演じてしまうのです。
これでは彼のペースに飲まれてしまいますし、
結婚を考えてくれない可能性も出てきます。
④寂しがり屋
実は寂しがり屋な人も結婚を焦りがちです。
寂しさや不安を埋めてもらうために、
常に一緒にいようと思うのです。
ただし結婚しても寂しさに悩まされます。
結婚したら寂しさが消えることはないのです。
むしろ寂しさから相手を束縛し、
逆に関係がうまくいかなくなることもあります。
自信のなさが根本原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
彼が結婚を考えてくれない背景には、
彼と自分それぞれの自信のなさがあります。
先ほど紹介したお互いの原因も、
自信のなさが背景にあります。
このまま現状を放置しても、
何となく関係が長続きするだけで、
いつまでも結婚の話が進まないでしょう。
自信のなさと向き合えていなければ、
彼と別れて新たな恋愛をしても同じ悩みに直面します。
ただし彼の行動を変えることはできません。
彼の行動は彼次第なので、
焦りを彼にぶつけても意味がありません。
その一方で自分の行動を変えることは、
自分次第で今からできます。
自信のなさと向き合い自分の行動が変われば、
彼に対する言動にも変化が生まれるので、
結果的に彼の行動も変わり始めます。
現状を好転する2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する2つの方法を紹介します。
彼ではなく自分自身が変わるために、
これからお伝えする方法を実践してください。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
恋愛の悩みを抱える人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど焦りが強まり、
恋愛の悩みも深まります。
先ほど紹介した原因も、
頭の中で考えている時に浮かびやすいです。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
彼や家族や友達や同僚など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
いきなり誰かに気持ちを吐き出すのは、
悩みが解決しない間違った方法なのです。
それこそ見捨てられ不安で辛い気持ちを、
周りに吐き出している状態です。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
恋愛の悩みを抱える人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
「してくれない」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手がどう思うかを気にしたり、
相手に求め過ぎてしまいます。
それこそ恋愛なら彼のことを気にしたり、
彼に変わって欲しいと求め過ぎるのです。
結婚への焦りを彼にぶつけて、
ケンカや衝突が生まれるかもしれません。
これでは幸せな関係は築けませんし、
結婚へ向けて話が進みません。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
現状を改善するために不可欠です。
自分がしたいことを選択するからこそ、
自分の気持ちを大切に関係を築ける様になります。
焦りが出てきても自分で落ち着かせ、
気持ちを安定させながら彼と関われます。
彼が結婚を考えてくれない様に感じるのは、
彼と自分の両方に原因があります。
彼を変えることはできない以上、
まず自分が原因と向き合い行動を変える必要があります。
これこそ現状を好転する最短ルートです。
根本原因である自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を変えていきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。













