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他責思考と言われたあなたへ|改善法を2ステップで解説

[最終更新日]2025/12/24

こんにちは、伊庭和高です。

 

他責思考だと言われてしまい、

悩んでいる人は多いです。

 

「自分以外の誰かや何かのせいにすること」

これが他責思考です。

 

・失敗したのは環境が悪かったから

・うまくいかないのは相手のせい

・自分は被害者だと感じてしまう

 

こうした他責思考は一時的には心が楽になりますが、

長期的には人間関係や自己成長を妨げてしまうことが多いのが特徴です。

 

仕事でもプライベートでも、

他責思考のままでは上手くいきません。

 

壁に直面しやすくなったり、

信頼を失ってしまうこともあります。

 

他責思考はすぐにでも改善する必要があるのです。

 

この記事では他責思考の原因と改善策を、

ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。

 

他責思考の原因

 

なぜ他責思考をしてしまうのか?

 

大きく2つの原因に分けられますが、

どちらか1つに該当することもあれば、

複数に当てはまることもあります。

 

①自分を守るための防衛反応

他責思考の最も大きな原因は、

自分を責める痛みから逃れるための防衛反応です。

 

・失敗を認めるのが怖い

・自分の価値が下がる気がする

・否定されるのが耐えられない

 

こうした恐れが強いと、

無意識に「自分は悪くない」という方向へ思考が向かいます。

 

自分を守るために、

責任を他者に押し付けている状態なのです。

 

②自己肯定感の低さ

自己肯定感が低い人ほど、

他責思考に陥りやすい傾向があります。

 

「これ以上自分を責めたら壊れてしまう」

 

こうした心理状態のため、

心が自動的に外に原因を探しに行くのです。

 

つまり他責思考は、

自己肯定感の低さを補うための支えでもあります。

 

自信のなさが背景にあります

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

他責思考になってしまうのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば他責思考になりません。

 

誰かや何かのせいにせず、

まず自分の原因を振り返ることができています。

 

先ほど紹介した2つの原因も、

自信のなさが影響しています。

 

幼少期の記憶も影響している

他責思考の原因が幼少期の記憶にある人もいます。

 

たとえば私たち人間が生まれて最初に接するのが親です。

 

親と関わる中で自信のなさが形成され、

他責思考になってしまう人もいます。

 

「親の前で良い子を演じていた」

「親に反発しがちだった」

「親に怒られたりダメ出しされることが多かった」

「親も他責思考をしがちだった」

 

たとえばこうした場合は他責思考の癖が子供の頃から身についてしまいます。

 

そして成長し大人になる中で、

様々な場面で影響を及ぼしてしまうのです。

 

悩みは形を変えて繰り返される

「転職すれば…」

「付き合う人を変えれば…」

 

この様に環境を変えることで、

現状が好転すると思い込む人もいます。

 

確かに一時的に気持ちはリセットされますが、

環境を変えても自分が変わらなければ、

新たな環境でも同じ悩みを繰り返してしまうのです。


他責思考で上手くいかない状況が、

環境を変えても続いてしまうのです。

 

自信のなさと向き合いながら、

他責思考を改善する必要があります。

 

他責思考を改善する2つの方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を好転する方法を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

他責思考の癖を改善できる様になります。

 

①自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法が

「自分で自分の気持ちを声に出すこと」

 

他責思考をしてしまう時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。

 

私たち人間は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

ネガティブ思考が強まるほど、

自分を守ろうと他責思考を始めたり、

自己肯定感が低くなってしまいます。

 

一説では人間が1日に考える内容の9割が、

ネガティブな事柄だと言われています。

 

どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。

これが現状を変える第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座で解説していますが、

意識してぬいぐるみを活用することは、

自分で気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

②自分を主語にして問いかける

自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

他責思考をしがちな人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分よりも先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「しなければいけない」

「するべきだ」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらの言葉が浮かんだ時は、

相手のことを先に考えています。

 

相手のことを先に考えるほど、

自分に矢印を向けなくなるので、

誰かや何かのせいにしがちになります。

 

「どうしたいのか?」と問いかけ、

自分を主語に行動することは、

現状を変えるために不可欠です。

他責思考と言われた状況は、

現状を好転するチャンスでもあります。

 

他責思考を続けていても、

幸せな人生が送れないのは確かです。

 

仕事でもプライベートでも悩みに直面し、

ストレスを感じやすくなってしまうのです。

 

他責思考の根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合いながら、

2つの方法に取り組むことで、

現状は今から変えられます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。