31Oct
[最終更新日]2023/10/31
こんにちは、伊庭和高です。
「まず否定から入ってしまう…」
年齢や性別を問わず、
こうした悩みを抱く人は多いです。
「でも」や「だって」等、
否定から入るのを続けると、
相手との関係が気まずくなります。
あるいは否定はするものの、
「じゃあどうすればいいのか?」が浮かばず、
停滞してしまうこともあるのです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
否定から入る原因を解説します。
その上で治し方を独自の切り口でお伝えします。
目次
なぜ否定から入るのか?
否定から入ってしまうのは、
3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
失敗が怖い
「間違えない様にしないと…」
「ミスをしたら大変だ…」
この様に失敗を恐れる気持ちがあると、
まず否定から入りがちになります。
成功への可能性よりも、
失敗の恐れの方が強い状態です。
否定的な言葉を投げかけることで、
失敗のリスクを回避しようとしています。
ですがリスク回避を続けても、
成功することはありません。
その意味で失敗を恐れ続けるのが、
実は最大の失敗です。
相手との優劣を気にしている
「あの人に負けない様にしないと…」
「劣っている様に思われるのでは…」
この様に相手との優劣を気にしていると、
否定から入ることが増えます。
まず否定から入ることで、
相手よりも上に立とうとしているのです。
あるいは否定から入ることで、
下に見られない様にしているのです。
周りと自分を比較しがちだったり、
勝ち負け・白黒にこだわる人ほど、
この傾向があります。
自分をアピールしようとする
実は否定から入ることで、
自分をアピールしようとする人もいます。
「否定=主張」だと思っているのです。
確かに否定的な言動は、
インパクトがあります。
「それは違うよね」と否定すれば、
一時的にでも注目を集められるのです。
否定から入り続ける末路
否定から入り続けても、
最終的には幸せな未来は待っていません。
否定から入られた相手は、
決して良い気分にならないでしょう。
対抗意識を燃やされたり、
信頼を失ってしまうこともあります。
あるいは否定から入っても、
自分の意見が言えない人もいます。
意見を否定するものの、
代案を出せずにいるのです。
その場をかき回すだけになり、
周囲に迷惑をかけてしまうこともあるのです。
否定から入る根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
否定から入ってしまうのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば否定から入るばかりになりません。
相手の意見を肯定できたり、
代案を出して生産的な話ができます。
ですが自分に自信がないからこそ、
否定ばかりしてしまうのです。
周りと自分の優劣を気にしたり、
失敗を怖がってしまうのも、
自信のなさが背景にあります。
悩みは形を変えて繰り返される
異動や転職、引っ越しなど、
付き合う相手や環境を変えれば、
一時的に気持ちが楽になるでしょう。
ですが周りが変わっても自分が変わらないと、
同じ悩みを繰り返してしまいます。
否定から入る現象は、
時間が解決してはくれないのです。
じわじわ状況が悪化してしまいます。
否定から入るのを治す2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
否定から入るのを治す方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
現状を好転することができます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
否定から入りがちな人ほど、
普段から自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず、頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に考える事柄の90%が、
ネガティブな内容だとも言われています。
失敗を怖がったり、
相手と自分の優劣を気にするのも、
頭の中で考えている時に起こりやすいのです。
結果的にネガティブ思考で充満し、
つい否定的な言葉が出てしまいます。
どんな気持ちも自分で声に出すことが、
現状を変えるための第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることで、
自分の気持ちを声に出しやすくなります。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
否定から入りがちな人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手の言動に心が乱されますし、
相手との優劣を気にしがちになります。
相手のことを気にして自己アピールをし、
否定的な言葉が増えてしまうのです。
「どうしたいのか?」と問いかけ、
自分を主語にして行動することは、
否定から入るのを克服するために不可欠です。
否定から入る癖が改善されなければ、
幸せな未来は待っていません。
人間関係が悪化したり、
ストレスを感じることも多いのです。
ネガティブ思考も増え、
物事が上手く進まなくなります。
否定から入る根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
今から現状は変えられます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。