10May
[最終更新日]2023/05/28
こんにちは、伊庭和高です。
「親に愛されなかった」という声は、
私の元にも定期的に届きます。
親に愛されなかったと感じる状況は、
大人になってから様々な場面で影響を与えます。
子供の頃の記憶なのに、
今後の人生に影響を与えるのはつらいです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
親に愛されなかったと感じる状況を変える方法をお伝えします。
目次
親に愛されなかった末路
親に愛されなかったと感じる人には、
どの様な共通点があるのか?
これから3つの共通点を解説しますが、
どれか1つに該当する人もいれば、
複数に当てはまる人もいます。
自分も誰かを愛せなくなる
私たち人間にとって、
親との関係がすべての人間関係のスタートです。
親から愛情を感じられなければ、
「愛する」「愛される」という感覚もわからなくなります。
そして親との関係は、
恋愛や夫婦関係、子育てにも影響を与えます。
パートナーの愛し方がわからなかったり、
パートナーからの愛情を受け取れなくなってしまいます。
結果として関係がギクシャクすることもあります。
また子供にどう愛情を注いで良いかわからず、
自分と同じ体験をさせてしまうこともあるのです。
自己肯定感が低くなる
親からの愛を感じられいと、
自己肯定感も低くなりやすいです。
自分のことを最初に肯定してくれるのが親です。
そんな親から愛されていないと感じるほど、
自分で自分を肯定できなくなってしまうのです。
「自分にはできない」と思いやすかったり、
大人になっても影響を与えてしまいます。
また私は、自己肯定感を診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自己肯定感が高いか・低いかが判明します。
こちらも是非やってみてください。
周りの目が気になる
「嫌われたらどうしよう…」
「怒られたらどうしよう…」
「変な風に思われたらどうしよう…」
親に愛されなかったと感じる人ほど、
周りの目を気にする様になります。
周りにネガティブな印象を与えない様にと、
常に気を張って過ごしている様なものです。
無理をして周りに合わせたり、
自分の意見を我慢しがちになります。
何がしたいのかわからなくなったり、
人間関係のストレスを感じやすくなります。
親は変えられないけど…
親に愛されなかったと感じる状況は、
親のせいにし続けても変わりません。
「親のせいで…」と思えば、
一時的に気持ちが楽になるでしょう。
ですが親のせいにどれだけしても、
現実が変わるわけではありません。
生きづらさを感じる状況は続いてしまうのです。
もちろん親にも原因はありますが、
親を変えることはできません。
ですが自分の行動を変えることは、
自分次第で今からできます。
変えられないことを嘆くよりも、
変えられることに意識を向けることで、
現状は早く好転します。
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
親に愛されなかったことを引きずっているならば、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば過去の記憶を引きずり続けません。
親に愛されなかった記憶に影響を受け続けず、
今を自分らしく生きれる様になります。
一方で自分に自信が持てずにいると、
いつまでも過去の記憶を引きずってしまいます。
克服法は3つ
ここからはぬいぐるみ心理学の視点で、
親に愛されなかったと感じる状況を克服する方法を解説します。
3ステップになっており、
順番に実践することで変化を実感できます。
自分の気持ちを声に出す
まず最初のステップは、
自分で自分の気持ちを声に出すことです。
愛されなかったと感じる時ほど、
自分の気持ちを声に出せていません。
声に出さず頭の中で考え続けているのです。
私たち人間は頭の中で考えていることの、
約90%がネガティブな事柄だと言われています。
つまり頭の中で考えるほど、
ネガティブな気持ちが増大し悩みを抱きやすくなります。
「親に愛されなかった…」と、
ネガティブに考えやすくなります。
どんな気持ちでも構わないので、
まずは自分の気持ちを声に出すことが、
悩みを解決する第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみと意識して関わるのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
ぬいぐるみと意識して関わることは、
自分の気持ちを受け止める上で役立ちます。
「本当はどうしたかったのか?」と問いかける
そして自分の気持ちを声に出したら、
「本当はどうしたかったのか?」と自分に問いかけます。
親に愛されなかったと感じるのは、
幼少期の記憶が影響しています。
過去のネガティブな感情を受け止める上でも、
「本当はどうしたかったのか?」という問いかけが大事です。
過去の出来事は変えられませんが、
過去から引きずっている感情を手放すことはできます。
「どうしたかったのか?」と問いかけ、
抑え込んできた気持ちを1つずつ受け止めていきます。
「これからどうしたいのか?」と問いかける
そして最後のステップは、
「これからどうしたいのか?」と問いかけることです。
「本当はどうしたかったのか?」と問いかけ、
過去からの気持ちを1つずつ受け止められたら、
これから先の未来に意識を向けます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
自分を主語にして問いかけることで、
自分が本当に望む選択ができます。
親に愛されなかったと悩む人ほど、
「どうしたいのか?」と問いかけていません。
過去のことばかりにとらわれ、
未来のことを考えられていないのです。
あるいはしたいことが浮かんでも、
「自分には無理だ」と諦めてしまったり、
周りの目を気にしてしまうのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
親の影響を手放し自分らしく生きる上で不可欠です。
親に愛されなかったと感じる状況は、
今から変えることができます。
この先も悩みをずっと抱え続けることはありません。
自信のなさと向き合いながら、
3ステップを繰り返し実践することで、
現状は今から変えることができます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説していますので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。