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怒られた時に自分が悪いと落ち込む人へ!引きずるのを切り替える方法

[最終更新日]2023/11/14

こんにちは、伊庭和高です。

 

「怒られた時に自分が悪いと思ってしまう…」

 

年齢や性別や職業に関係なく、

この相談は毎日の様に寄せられます。

 

自分が悪いと思うほど、

憂うつな気持ちになりますし、

日々の生活を楽しめません。

 

ますます状況が悪くなったりと、

幸せな未来は訪れないのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

怒られた時に自分が悪いと思う心理背景を解説します。

 

その上で落ち込んだ気持ちを引きずらず、

すぐに切り替えられる方法もお伝えします。

 

なぜ自分が悪いと思うのか?

そもそも怒られた時に自分のせいだと考えるのは、

怒られるのを怖がっているからです。

 

「怒られたらどうしよう…」

「怒られない様にしないと…」

 

この様に相手の反応を気にするほど、

いざ怒られた時に自分を責めてしまうのです。

 

「怒られる=悪いこと」だと思っており、

悪いことをした自分を責めてしまいます。

 

自分を責めることの一時的メリット

確かに自分を責めるのは苦しいですし、

ネガティブな気分になるでしょう。

 

ですが怒られた時に自分が悪いと思えば、

状況をさらに悪化させないかもしれません。

 

「反省している」と思われることで、

相手の怒りが落ち着くかもしれません。

 

むしろ自分が悪いと思うことを、

評価されたり褒められるかもしれません。

 

この様に目先のメリットを感じて、

無意識に自分が悪いと思う人もいます。

 

ただしメリットは一時的なものです。

 

自分を悪いと思うのはつらいですし、

何度も繰り返せば信用をなくすでしょう。

 

悩みの根本原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

怒られた時に自分が悪いと落ち込むのも、

そして落ち込んだ気持ちを引きずるのも、

自分の自信のなさが原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば必要以上に落ち込みません。

 

冷静に原因を振り返ったり、

意見があれば伝えることもできます。

 

自分が悪いと落ち込んでいる状態では、

冷静に原因を振り返り次に活かせないのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

幼少期の記憶が影響することも?

そして私たちの自信のなさは、

幼少期の記憶も影響しています。

 

たとえば親との関係が、

私たちにとって人間関係のスタートです。

 

親と関わる中で自信が持てなくなり、

怒られた時に自分が悪いと落ち込む様になるのです。

 

「親の顔色をうかがっていた」

「親に怒られたのが怖かった」

「親も怒られて自分が悪いと落ち込む人だった」

 

たとえばこの様な場合は、

子供にも悪影響が出てしまいます。

 

悩みは形を変えて繰り返される

怒られた時に自分が悪いと思う状況は、

時間が解決してはくれません。

 

その場をやり過ごすことはできても、

自信のなさに向き合わないと同じ現象が繰り返されます。

 

異動や転職、付き合う人を変えるなど、

環境が変わっても自分が変わらないと、

怒られて自分が悪いと落ち込み続けてしまうのです。

 

「何とかなるかな…」と思っていても、

いつまでも現状は好転しません。

 

自分が悪い気持ちを引きずるのを切り替える方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

怒られて自分が悪いと落ち込む状況を変える方法を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

必要以上に自分のせいだと考えなくなります。

 

また落ち込んだ気持ちを引きずらず、

早く切り替えられる様にもなります。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初の方法が、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

自分が悪いと落ち込みがちな人ほど、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

声に出さず、頭の中で考え続けてしまうのです。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が増大する傾向があります。

 

声に出さず頭の中で考えていると、

怒られるのが怖くなったり、

相手にどう思われるかを過度に気にしてしまいます。

 

自分が悪いという気持ちも強まり、

ますます心苦しくなってしまうのです。

 

どんな気持ちもまずは、

自分でブツブツ声に出すこと。

 

考えが整理されていなくてOKですし、

実況中継するイメージで声に出してみてください。

 

声に出すほど気持ちが軽くなり、

落ち込んだ気持ちも晴れ始めます。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

ぬいぐるみと意識して関わることで、

自分の気持ちに気づきやすくなります。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

自分の気持ちを声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけます。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

自分が悪いと落ち込む人ほど、

自分を主語に問いかけておらず、

自分以外の誰かのことを気にしているのです。

 

・した方がいい

・するべきだ

・しなければいけない

・して欲しい

・してあげる

 

たとればこれら5つの言葉は、

自分を主語にできていない時に浮かびます。

 

相手にどう思われるかを気にしたり、

自分の気持ちを抑えがちになります。

 

「自分が悪いと考えたい」のではなく、

「考えた方がいい」と相手優先になっているのです。

 

「どうしたいのか?」と問いかけ、

自分を主語に考えることは、

現状を好転するために不可欠です。

仕事でもプライベートでも、

怒られた時に自分が悪いと思っても、

幸せな未来は待っていません。

 

コミュニケーションに悩んだり、

思わぬ誤解を与えたり、

息苦しさを感じることもあるでしょう。

 

自分が悪いと落ち込む原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信のない状況を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。