30Jul
[最終更新日]2024/07/30
こんにちは、伊庭和高です。
恋愛についての相談は、
毎日の様に私の元へ寄せられます。
「恋愛で父性を求めてしまう…」
彼氏に父性を求めてしまうと、
恋愛も上手くいかなくなります。
そのまま関係が深まっても、
恋愛から結婚につながっても、
どこかで悩みに直面するのです。
今回は彼氏に父性を求める原因を、
ぬいぐるみ心理学の視点からお伝えします。
その上で改善策を独自の切り口で解説します。
目次
彼氏に父性を求める心理背景
彼氏に父性を求めるのは、
3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
順番に解説していきます。
父性を感じられず大人になった
お父さんの役割を父性と言いますが、
父性を感じられないまま大人になった人も意外といます。
・しっかりして頼れる存在
・何かあれば守ってくれる存在
これらが父性ですが、
子供の頃に父性を感じられなかったので、
彼氏に父性を求めていると言えます。
父親のいない家庭で育ったり、
父親からの愛情を十分感じられなかったりと、
父性が抜け落ちた影響が自分の恋愛に影響しているのです。
寂しがり屋
寂しがり屋な人は、
彼氏に父性を求めがちです。
どんな時も気持ちを受け止めてくれたり、
いつでも頼れる存在として彼氏を考えているのです。
・かまって欲しい
・話を聞いて欲しい
・甘えさせて欲しい
この様に「して欲しい」が出てくるほど、
寂しがり屋の傾向が強まります。
彼氏に求め過ぎてしまえば、
彼氏が疲れてしまったり、
期待に応えてくれないことにモヤモヤするのです。
自分で決断できない
仕事でもプライベートでも、
自分で決断できない人は多いです。
自分で決断できないから、
彼氏に決めてもらおうとします。
父親という絶対的な存在に見立てて、
彼氏に依存してしまう状態です。
たとえ彼氏と付き合っていても、
自分の人生の主人公は自分自身です。
彼氏に決定権をゆだねていても、
自分が幸せな決断をしてくれるとは限りません。
自分の人生の幸せを、
彼氏にすべて任せている状態だと、
どこかで恋愛が上手くいかなくなります。
彼氏に父性を求める根本原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
彼氏に父性を求めてしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば彼氏に父性を求めず、
対等な関係を築き幸せな恋愛ができます。
父性を求めてしまったり、
寂しがり屋になったり、
自分で決断できないのも、
自信のなさが背景にあるのです。
また私は12個の質問に答えるだけで、
恋愛に悩む現状を診断する心理テストも作りました。
診断結果の画面では、
恋愛の悩みを克服した方のエピソードも紹介しています。
こちらも合わせてやってみてください。
悩みは形を変えて繰り返される
彼氏に父性を求めて幸せな関係が築けていれば、
無理に変える必要はないかもしれません。
ですがどこかで壁に直面してしまったり、
関係が上手くいかなくなるのであれば、
彼氏に父性を求めるのは今すぐ変える必要があります。
たとえ付き合う相手や環境を変えても、
自分自身が変わらないと同じ悩みを繰り返します。
また結婚しても父性を求めてしまうので、
悩みは解決せず深刻化するのです。
自信のなさと向き合いながら、
自分自身が変わることに集中する必要があります。
幸せな恋愛をする2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
幸せな恋愛をする方法を解説します。
2つの方法を実践することで、
彼氏に父性を求める状況を改善できます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
彼氏に父性を求めてしまう人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブに考えるほど、
自分で決断できなくなったり、
寂しがり屋になってしまったり、
父性を求め過ぎてしまいます。
恋愛で上手くいかず悩んでいるのは、
決まって頭の中で考えている時です。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
彼氏や友達など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
どんな気持ちでも良いので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
幸せな恋愛をするための第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
彼氏に父性を求めてしまう人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手の反応が気になったり、
相手に求める気持ちも強まります。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で恋愛をしてしまうのです。
語尾を「〜したい」の形で問いかけることが、
幸せな関係を築く方法です。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
彼氏に父性を求めず恋愛をするために不可欠なのです。
彼氏に父性を求め続けると、
どこかで恋愛が上手くいかなくなります。
一時的には上手くいくことがあっても、
関係がギクシャクしたりモヤモヤしたり、
どこかで必ず悩みが発生するのです。
相手の言動にモヤモヤしたり、
不安や寂しさに襲われたりと、
良いことはないのです。
彼氏に父性を求めてしまう根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を改善していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。