1Nov
[最終更新日]2025/11/01

こんにちは、伊庭和高です。
今回は恋愛について取り上げます。
「本当に私のことを好きなのかな」
「私のことをどう思ってるんだろう」
この様に好きな人を疑ってしまった経験はありませんか?
大切な人だからこそ信じたいのに疑ってしまう。
その矛盾した気持ちに苦しむことも少なくありません。
好きな人を疑い続けても、
幸せな未来は待っていません。
一緒にいても心から楽しめなかったり、
関係がギクシャクしてしまうこともあります。
この記事では好きな人を疑う心理背景や原因を、
ぬいぐるみ心理学の視点で解説します。
その上で疑いの気持ちを手放すための方法を、
独自の切り口からお伝えします。
目次
好きな人を疑ってしまう心理背景
好きな人を疑うのは3つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
①過去の裏切りや失望

「過去につらい失恋を経験した」
「過去に見捨てられたことがある」
こうした過去の経験を引きずっているケースはあります。
これは決して恋愛だけでなく、
「過去に友達に見捨てられた」といった経験を引きずっていることもあります。
その結果、恋愛でも不安が頭をよぎり、
好きな人を疑ってしまうのです。
②相手の反応を気にしている

「どう思われているのか…」
「嫌われない様にしなきゃ…」
「相手に合わせた方がいいかな…」
この様に相手の反応や評価を気にするほど、
疑いの気持ちも出てきやすくなります。
相手が何を考えているかは、
どれだけ考えてもわかりません。
絶対に正解がわからない問題を解いている状態です。
それなのに相手にどう思われるかを気にしてしまえば、
不安や恐怖心やなどネガティブな感情が心に充満します。
正解がわからないことで相手を疑ってしまうのです。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸で恋愛をしている状態です。
③相手に求めすぎている

「私の話を聞いて欲しい」
「もっと気にかけて欲しい」
「わかってくれない」
この様に「して欲しい」「してくれない」が浮かんだら要注意。
相手に求めすぎています。
相手が期待に応えてくれるかどうかは、
どれだけ考えてもコントロールできません。
相手に求める気持ちが強まるほど、
期待に応えてくれないと「本当に好きなの?」と疑ってしまうのです。
自信のなさが原因です

私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
好きな人を疑ってしまうのも、
自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば疑いの気持ちは持ちませんし、
もし出てきても自力で対処できます。
感情が乱れても気持ちを落ち着かせ、
幸せな恋愛ができるのです。
その一方で自信がないと何かの拍子に相手を疑います。
先ほど紹介した3つの心理背景も、
自信のなさが根底にあります。
幼少期の記憶も影響

私たちの自信のなさは幼少期の経験も影響しています。
生まれた時から自信がない人はいません。
それが成長し大人になる中で、
自信がなくなり疑いの気持ちも生まれます。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親と関わる中で自信のなさが形成され、
恋愛で好きな人を疑う様になります。
親と恋愛はどちらも「愛情」につながるので、
同じ悩みが発生しやすいのです。
「親の顔色をうかがっていた」
「親に怒られるのが怖かった」
「親にかまってもらえなかった」
「親も疑い深い人だった」
たとえばこうした場合は、
子供にも悪影響が出てしまうのです。
好きな人を疑い続けた末路

好きな人を疑い続けても、
幸せな未来は待っていません。
疑われた相手は良い気分にならないでしょう。
最初は親身になってくれても、
次第に見放されてしまったり喧嘩になります。
最悪の場合は別れにつながることもあるのです。
また疑いの気持ちを持ち続けて恋愛をするのは、
自分としても苦しいです。
「好きなのに疑ってしまう」と自己嫌悪になったり、
好きな人を信用できなくなってしまいます。
そして好きな人を疑う状況は、
付き合う相手を変えても繰り返されます。
相手を変えても自分が変わらなければ、
新たな恋愛でも同じ壁に直面するのです。
ただし先ほどもお伝えした様に、
生まれた時から好きな人を疑う人はいません。
好きな人を疑ってしまうのは、
生まれ持った性格ではなく、
成長する中で好転的に身についたものです。
だから誰でも今から現状を好転することができます。
幸せな恋愛をする2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を実践することで、
好きな人を疑ってしまう恋愛から抜け出せます。
自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
好きな人を疑ってしまう人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
相手の顔色をうかがったり、
相手に求めすぎたり、
過去の失敗経験を思い出しやすくなります。
先ほど紹介した3つの心理背景も、
頭の中で考えている時に浮かびやすいです。

ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
恋人や家族や友達や同僚など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
いきなり誰かに気持ちを吐き出すのは、
悩みが解決しない間違った方法なのです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
好きな人を疑ってしまう人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
「してくれない」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手がどう思うかを気にしたり、
相手に求めすぎてしまいます。
まさに他人軸で恋愛をしてしまうのです。
これでは幸せな関係は築けません。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
現状を改善するために不可欠です。
自分がしたいことを選択するからこそ、
自分の気持ちを大切に関係を築ける様になります。
好きな人を疑わずに関われるので、
より良い関係を築ける様になるのです。

好きな人を疑い続けても、
幸せな恋愛はできません。
一時的には楽しい瞬間があっても、
それ以上に多くの時間で感情が乱れてしまうのです。
付き合えても、結婚できても、
好きな人を疑うのが癖になっているので、
疲れやストレスを感じ続けてしまいます。
根本原因である自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。
