26Dec
[最終更新日]2025/12/26

こんにちは、伊庭和高です。
今回は恋愛について取り上げます。
「LINEの返信が遅い=嫌われた?」
「さっきの一言、何か裏があったのかも…」
相手の言動を深読みしすぎて苦しくなることはありませんか?
頭では「考えすぎだ」と分かっていても、
不安や妄想が止まらず、気づけば心が疲れ切ってしまう。
好きな人なのに深読みしすぎる自分が嫌になってしまうかもしれません。
深読みするほど、幸せな恋愛はできません。
この記事ではぬいぐるみ心理学の視点で、
恋愛で深読みをしてしまう心理背景や原因を解説します。
その上で今日から実践できる、
深読みをやめる方法をお伝えします。
目次
深読みしすぎる人の心理背景
恋愛で深読みしすぎるのは、
相手の言動に対して必要以上に意味や裏を探してしまう状態です。
たとえば、
・返信が短い→気持ちが冷めたのでは?
・予定が合わない→他に好きな人がいるのでは?
・優しくない日がある→嫌われ始めたのでは?
こうした思考が連鎖的に浮かび、
事実ではなく「妄想」に心を支配されてしまいます。
深読みしすぎる人には、
4つの心理背景があります。
どれか1つに該当することもあれば、
複数に当てはまることもあります。
①見捨てられ不安
深読みが止まらない人の多くは、
見捨てられ不安が強い傾向があります。
・嫌われたらどうしよう
・距離ができたら耐えられない
・いずれ見捨てられるのでは?
こうした不安が強いほど、
相手の些細な変化にも敏感になり、
「最悪の可能性」を先回りして考えてしまうのです。
見捨てられない様に深読みしすぎている状態です。
②自己肯定感が低い
自己肯定感が低いと、
「自分は大切にされない存在」
「選ばれ続ける自信がない」
という前提で恋愛をしてしまいます。
その結果、相手の言動=自分の価値のように結びつけてしまい、深読みが加速します。
自己肯定感が低いと、
相手の言動がいちいち気になってしまうのです。
③相手の反応を気にしている
「どう思われているのだろう…」
「怒られたらどうしよう…」
「変な風に見られていないかな…」
この様に相手の反応を気にするほど、
深読みをしすぎてしまいます。
これは決して恋愛に限らず、
仕事や友達関係などでも当てはまるかもしれません。
周りの目や評価を気にする人は、
深読みしすぎる傾向があるのです。
自分軸と他人軸という言葉がありますが、
まさに他人軸になっている状態です。
④ネガティブ思考
そもそもネガティブに考えがちな人は、
相手の心を深読みしすぎる傾向があります。
深読みすればするほど、
良くない未来を想像してしまいます。
普段からネガティブに考えたり、
悲観的に考えがちな人ほど、
恋愛でもネガティブ思考にハマりやすいのです。
深読みしすぎる恋愛がもたらす悪影響
恋愛で深読みをするほど、
さまざまな場面で問題が発生します。
・常に不安で安心できない
・相手を疑ってしまう
・感情の起伏が激しくなる
・恋愛そのものが苦しくなる
そして何より、
本来の相手の優しさや愛情を受け取れなくなるのです。
次第に相手からの信頼を失い、
険悪になったり別れにつながることもあります。
そして深読みしすぎる悩みは、
付き合う相手や環境を変えても繰り返されます。
「恋愛する度に深読みしてしまう」
「結婚したのに深読みしすぎてしまう」
こうした悩みは非常に多いです。
つまり深読みしすぎる状況は、
時間が解決してはくれないのです。
自信のなさが原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
恋愛で深読みしすぎてしまうのも、
自信のなさが背景にあります。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば深読みはしません
自分で気持ちを落ち着かせながら、
穏やかな気持ちで恋愛ができるのです。
相手の言動を必要以上に気にせず、
信頼して関わることもできます。
一方で自分に自信がない時ほど、
相手の心理を深読みしてしまうのです。
先ほど紹介した4つの心理も、
自信のなさが根底にあるのです。
仕事など普段は自信があっても、
恋愛になると自信がなくなる人もいます。
自信のなさと向き合い、
深読みをやめる必要があります。
幸せな恋愛をする2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法を解説します。
2つの方法を実践することで、
相手の心理を深読みしすぎるのをやめて、
幸せな恋愛ができる様になります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
恋愛で深読みしすぎる人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
相手が何を考えているか深読みしすぎてしまいます。
先ほど紹介した4つの心理背景も、
頭の中で考えている時に浮かびやすいです。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
恋人や家族や友達や同僚など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
いきなり誰かに気持ちを吐き出すのは、
悩みが解決しない間違った方法なのです。
それこそネガティブな気持ちを、
周りに吐き出している状態です。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
現状を変える第一歩なのです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
恋愛で深読みしすぎる人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「してほしい」
「してあげる」
「してくれない」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手にどう思われているかが気になります。
まさに他人軸で恋愛をしてしまうので、
幸せな関係は築けません。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
現状を改善するために不可欠です。
自分がしたいことを選択するからこそ、
自分の気持ちを大切に関係を築ける様になります。
寂しさや不安が出てきても自分で落ち着かせ、
気持ちを安定させながら恋愛ができるのです。
恋愛で深読みしすぎる状況は、
今すぐにでも改善する必要があります。
一時的には楽しい瞬間があっても、
それ以上に多くの時間で感情が乱れてしまうのです。
根本原因である自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
相手の言動にモヤモヤすることもなく、
幸せな関係が築ける様になります。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者

伊庭 和高(いば かずたか)
自信の専門家。三重県鈴鹿市出身。その後、千葉県千葉市で育つ。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで9年間で7000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
2025年9月にPHP研究所より『大人だって、ぬいぐるみに癒されたい!』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。











