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【お客様の声】「〜があれば」と理由をつけていた自分から卒業したことで…

[最終更新日]2023/04/26

こんにちは、伊庭和高です。

 

先日10キロマラソンに挑戦したのですが、

10キロマラソン参加を決めるまでの私は、

身体を動かしたいと思っていたものの、

 

「機会があれば」

「時間があれば」

という様に、何かと理由をつけて先延ばしにしていました。

 

今回は10キロマラソンに誘われたことを機に、

まず送信ボタンを押してから考える感覚で参加申込をしました。

 

その後の走り込みも最初はキツかったのですが、

少しずつ身体も慣れ、本番に間に合わせることができました。

 

「〜があれば」が気づけば口ぐせになっていました

今回紹介するお客様も、

まさに走る前の私と似た様な状況でした。

 

福島県にお住まいの住田さん。

私とお話する中で、

「無意識の内に使っていた口ぐせ」に気づきました。

 

=====ここから=====

 

仕事でも家庭でも、

つい周りの反応を気にして自分の気持ちを抑えてばかり。

 

意を決して自分の気持ちを伝えようと思うと、

言い過ぎてしまって上手くいかないことも多く、

「どうすれば良いのか…」と悩んでいました。

 

こうして伊庭さんとお話する中で、

そして伊庭さんに指摘されて気づいたのが、

私は「〜があれば」という言葉をよく使っていました。

 

「機会があれば」

「お金があれば」

「時間があれば」

 

こうした言葉をよく使っていたものの、

結局は前に進まず同じ悩みを繰り返していました。

 

もし「〜があれば」を使わずに、

その時に決断できていたら、

今は悩みを抱えずに前に進んでいたのかもしれません。

 

自分で自分の悩みの解決を先延ばしにしていたこと。

痛感したからこそ、前に進むと今決めたいと感じています。

 

=====ここまで=====

 

「〜があれば」は自信のなさ

まさに私も走る前に痛感したのですが、

「〜があれば」の言葉の背景には自信のなさがあります。

 

幼少期、私達は「〜があれば」という言葉を使っていませんでした。

 

「機会があれば公園で遊びたい!」

「お金があればあのおもちゃが欲しい!」

「時間があればサッカーしたい!」

…なんて言わないですよね。

 

機会、お金、時間…

さまざまな条件を考えることなく、

「したい!」と感じたらそのまま表現します。

 

むしろさまざまな条件を子供に伝えているのは、

大人だったりします。

もちろん本当にやりたくないならば、

「〜があれば」という言葉に大きな意味はないでしょう。

 

ですが悩みを抱えていたり、

目標が実現せずモヤモヤしているならば、

「〜があれば」という言葉の背景には、

一歩前に進む上での自信のなさがあるかもしれません。

 

前に進む不安や怖さ、

あるいは周りの反応。

 

こうした自信のなさにフタをするために、

「〜があれば」という言葉を使っている可能性があります。

私もそうでした。

 

「学生の頃の様に走れるのか…」

「体力がない自分と直面するのが不安…」

「衰えた自分を見るのが怖い…」

 

こうした感情にフタをするために、

「〜があれば」という言葉を使っていました。

 

「〜があれば」を使えば一時的には行動せずに済みますが、

悩みの根本は解決せずに先送りになってしまうのです。

 

自分の感情を受け止められる様になりました

私は住田さんに宿題をお伝えし、

普段の生活から自分らしく自信のある状態で過ごせる様なアドバイスをしました。

 

=====ここから=====

 

伊庭さんにメールをして、

そして返信をいただく中で、

「〜があれば」を何度も使っていることを再認識しました。

 

毎回のメールで指摘していただいたことで、

「〜があれば」と声に出した瞬間に、

自分で気づける様になり始めました。

仕事でもプライベートでも、

「〜があれば」が口をついた瞬間に、

「私は本当はどう思っているのだろう?」と問いかけました。

 

不安や怖さ、恥ずかしさや罪悪感など、

さまざまな感情が出て来ました。

 

これまではこうした感情を見ない様にして、

問題の解決を先延ばしにしていました。

 

こうした感情に気づいたら、

自分がどうかなってしまうのではないかと、

得体の知れない恐れを抱いていたのです。

 

自分の本当の気持ちに気づいたことで、

それまで頭の中に存在したモヤモヤした感情は、

ビックリする程すぐに消え去りました。

 

周りに対しても自分の気持ちを自然と伝えたり、

悩みを抱え込むこともなくなりました。

 

=====ここまで=====

自分が無意識に使っている口ぐせの中に、

自信のなさにフタをする言葉があるかもしれません。

 

住田さんの場合は、

「〜があれば」と理由をつけていた自分に気づいたことが、

変化の大きな転換点になったのでしょうね。

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。