2Apr
[最終更新日]2020/11/09
こんにちは、伊庭和高です。
今日は子供がぬいぐるみと関わる心理を解説します。
私はぬいぐるみ心理学を通して、
人付き合いにおける素の自分のパターンを導き出しています。
それこそ、人間関係に何を求めているのか。
あるいは、その人にしかない良さ・強みは何なのか。
ぬいぐるみとの関わりを見ていくだけで、
面白いくらいに特徴がわかるのです。
仕事やパートナーシップ等、あらゆる場面で使えるのですが、
今回のタイトルにある様に子育てにも使えます。
子供の良い面を発見しほめてあげることもできますし、
勘違いのひと言を発して子供を傷つけることもなくなります。
さらに、学校の人間関係で悩んでいる時には、
なぜ悩んでいるのか、その原因がはっきりわかります。
実際に過去のお客さんの中では、
自分の子供が将来どんな人と結婚する傾向があるかを突き止め、
今の内から準備を始めている人もいるくらいです。
それほど、ぬいぐるみ心理学は協力な方法なのです。
あなたのお子さんだけの傾向を知る上では、
個人面談を受けていただく必要があります。
まずはブログ下部も無料講座に申し込み、理解を深めて欲しいと思います。
とはいえ、せっかくこの記事を開いて下さっているあなたに、
そもそも子供がなぜぬいぐるみと関わるのか、
背景知識について知ってもらえたらと思います。
子供にぬいぐるみをプレゼントすれば、人間関係の特徴がわかる
臨床心理学の分野では、
赤ちゃんは1歳頃を迎えるとぬいぐるみや布に興味を持つとされています。
もともと、お母さんのそばを離れることができなかたわけですが、
行動範囲が広くなるにつれて、お母さんにかわるものを求める様になります。
それが、ぬいぐるみや布なのです。
※心理学ではこれらを「移行対象」と言います。
そのため、子供はぬいぐるみにお母さんの様な存在を重ね合わせています。
お母さんとは、赤ちゃんにとっては自分の100%の素を出せる相手です。
※もちろん、成長するにつれて自分を隠す様にはなりますが…
ぬいぐるみにお母さんの様な存在を重ね合わせるということは、
ぬいぐるみにほぼ100%の素を出しているということでもあります。
両親始め、友達や先生、恋人に対しても、
私達は100%自分の素を出せているわけではありません。
ですが、ぬいぐるみに対しては素の自分が出せているからこそ、
ぬいぐるみとの関係を振り返ることで、
人間関係において自分が求めているものが見えてくるのです。
しかも、1歳頃になるとぬいぐるみに興味を持ち出すことが、
臨床心理学の分野では証明されています。
「家ではぬいぐるみを買わない様にしている」
これは本当にもったいないことです。
ぬいぐるみを買い与えて、関わり方の特徴を見ていくだけで、
子供が今後の人生でどんな人間関係を築くのか、
まさに手に取るように見えてくるのです。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。