22Nov
[最終更新日]2020/11/09
さて、このサイトが「ぬいぐるみ心理学」という名前である以上、
羽生選手の話題に触れないわけにはいかないですよね。
男子フィギュアスケートの羽生結弦選手。
ソチ・平昌オリンピックで金メダルを獲得したのはもちろんのこと、
数々の大会で好成績をおさめてきたのだから、
もはや知らない人はいないですよね。
そんな羽生選手。
好きなキャラクターはくまのプーさんです。
実際、フィギュアスケートでは滑り終わると、
観客席から花束やぬいぐるみ等が投げ込まれるのですが、
羽生選手の時はやたらとプーさんのぬいぐるみが多いんです。
審査結果を待つときも、
肌身離さずプーさんのぬいぐるみがそばにいるのですが、
「そんなにもらって、後でどうするの?」
と正直気になってました。
また、以前テレビで羽生選手を特集していた時に
彼の部屋の様子が映ったのですが…
これ、ものすごいことになってます。
もはや落ち着いて部屋に入れないのではないか…
とも勘ぐってしまいます。
ただし、ぬいぐるみ心理学を実践している私にとっては、
逆に興味深い現象なんですよね。
しかも、羽生選手がぬいぐるみをたくさん持っているのを見て、
フィギュアスケートで活躍する理由がわかりました。
プーさんのぬいぐるみをたくさん持っていることと、
フィギュアスケートでの活躍がどう関係するのか…
今回の記事ではこれについて見ていきます。
ぬいぐるみの個数にまつわる法則
これはあくまで私が
ぬいぐるみ心理学を提供する中で導き出した法則です。
ですので、私としては絶対の自信がありますが、
何かの研究で証明されたわけではないことを、最初に断っておきます。
ぬいぐるみの個数にまつわる、ある法則。それは…
「ぬいぐるみを持っている個数は、
居心地が良いと感じる人数に比例する。」
例えば、ぬいぐるみを自分の身の回りに3個置いている人は、
日常生活でも3、4人でいる時間が一番居心地良く感じます。
あるいは、特定のぬいぐるみを1個置いているという人は、
1対1で話したり行動したりといったことに安心感を覚えています。
小中学校では、クラスからはじきだされないために、
大人数のグループに無理していようとする人もいますが、
少数のぬいぐるみを持っている場合、その行為はストレスを生み出します。
あくまで、自分の身の回りにあるぬいぐるみ
プラスマイナス1人くらいと一緒にいるのが、
素の自分が一番出やすい状況となります。
さて、羽生選手は一度に数えきれない程の
ぬいぐるみが部屋にあります。
こうしたケースでは、大人数でいることに
居心地の良さを感じる傾向があります。
とはいえ、この事実を単純に、
「大人数の集まるパーティーの様な空間が居心地が良いのでは?」
と捉えてはいけません。
大人数でいることはもちろんなのですが、
さらに言うと、多くの人から注目されることに
居心地の良さを感じる傾向があります。
例えば、私が以前ぬいぐるみ心理学を提供したある女性は、
部屋に100体近くのぬいぐるみが置いてありました。
彼女はアナウンサーの夢を持ち、
人前に立つアルバイトをしながら自分磨きをしていました。
まして羽生選手は会場だけでなく、
テレビ等を通して大勢の人から見られます。
そんな状況でも結果を出せるのは、
数えきれないほどのぬいぐるみを持っていることと、
無関係ではないんですよね。
「いつも変わらないプーさんの表情を見ているとリラックスできる」
ということでプーさんのぬいぐるみが好きな羽生選手。
実は既にフィギュアスケート選手向きだったのかもしれませんね。
PS
またプーさんを始め、くまのぬいぐるみを持つ人の心理について、
包容力のあるお父さんの様な存在を無意識の内に求めていると、
以前の記事で伝えました。
現在の羽生選手のコーチ、ブライアンオーサー氏は男性。
これも、結果としてオリンピックを連覇できた一因かもしれないですね。
PS2.
・なぜぬいぐるみが自信を生み出すために必要なのか
・ぬいぐるみを大人が持っているのが変じゃない理由
・自信を生み出すぬいぐるみの選び方
・ぬいぐるみに興味がない人も持ってる!ぬいぐるみでなくても「ぬいぐるみ代わり」になるグッズ
・ぬいぐるみとお人形さんの違い
・「ぬいぐるみに癒されるだけ」の自分から卒業する方法
・『くまのプーさん』とぬいぐるみの深いつながり
・ぬいぐるみのさわり心地が好きな人の心理背景
・「ぬい撮り」が大流行している背景を分析してみた
・ぬいぐるみの歴史
・ぬいぐるみの個数が教えてくれる「自分らしさが発揮できる人付き合いの黄金比」
・子どものぬいぐるみを勝手に捨ててはいけない理由
・時代が「ぬいぐるみ」の重要性に気づき始めている
・【お客様の声】ぬいぐるみとの記憶を振り返って、理想の就職先に内定しました!
・ぬいぐるみに本当の自分を重ね合わせる
・幼い頃からぬいぐるみに関わることで子どもの個性が伸ばせる!
・私が対面でぬいぐるみのエピソードを聞き出す理由
・私が「ぬいぐるみの性格診断」作りを発展的に諦めた理由
・なぜぬいぐるみに名前をつけるのか
・子育てとぬいぐるみの深い関係性
・なぜぬいぐるみと関わると癒され安心するのか
・「ぬいぐるみを捨てたいけど捨てるのが恐い…」ぬいぐるみ供養について
今回の羽生選手とぬいぐるみの関係性の様に、
ぬいぐるみについて解説した限定無料メールマガジンを配信しています。
※例えば、上記の内容を解説しています。
「興味がある」という場合は、以下のリンクから登録してみてくださいね。
★こちらの記事もオススメ★
⇒子どものぬいぐるみを捨てよう・洗おうと考えている人へ送る警告
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。