27Nov
[最終更新日]2023/12/05
こんにちは、伊庭和高です。
今回は電話恐怖症を取り上げます。
・電話に出ること
・電話をかけること
これらを嫌がり遠ざけ怖がる気持ちを、
電話恐怖症と言います。
電話に出る時に手が震えたり、
会話しながら声が震えたりと、
平常心を保つのが難しくなります。
パニックになってしまったりと、
良いことは何もありません。
「電話に出るのが怖い」
「電話がかけられない」
年齢や性別を問わず、
私のもとによく寄せられる相談です。
そこで今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
電話恐怖症の原因と治し方をお伝えします。
目次
なぜ電話が怖いのか?
電話に出たりかけたりするのが怖いのは、
大きく2つの原因があります。
どちらか1つに当てはまることもあれば、
両方に該当することもあります。
相手の言動が気になる
電話が怖いと感じるのは、
相手にどう思われるかを気にしているからです。
「伝わらなかったらどうしよう…」
「テンパったらどうしよう…」
「意見を求められたらどうしよう…」
この様に相手のことを考えると、
緊張が増し平常心でいられなくなります。
伝えたい言葉がまとまらず、
上手く電話対応ができなくなってしまうのです。
失敗を恐れている
「間違えたら…」
「怒られたら…」
「否定されたら…」
この様に失敗を恐れるほど、
電話が怖くなってしまいます。
しかも電話は相手の顔が見えず、
余計に失敗を恐れてしまうのです。
結果的に電話自体が怖くなり、
できる限り遠ざけようとしてしまいます。
電話恐怖症の原因は自信のなさ
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
電話恐怖症になってしまうのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば電話を怖がることはありません。
相手の言動が気になったり、
失敗を怖がることもないのです。
つまり自信の有無が、
電話を怖がるかどうかの分岐点です。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
幼少期の経験が影響している
そして私たちの自信のなさは、
幼少期の経験が影響しています。
生まれた時から電話が怖い人はいません。
成長する中で自信のなさが形成され、
電話が怖くなってしまうのです。
電話した時の失敗経験や、
人間関係で直面した悩みが、
現在にも影響を与えている状態です。
ですが冷静に考えれば、
生まれた時から電話が怖いのではなく、
後天的に身についてしまっただけです。
だからこそ自信のなさと向き合えば、
今から電話恐怖症は克服できます。
悩みは形を変えて繰り返される
異動や転職など環境を変えることで、
現状を好転しようと思う人もいます。
確かに環境を変えることで、
一時的に気持ちもリセットできるでしょう。
ですが周りを変えても自分が変わらないと、
新たな環境でも電話が怖くなってしまうのです。
その意味で電話が怖い悩みは、
時間が解決してはくれないのです。
自信のなさと向き合い、
現状を変えるために行動することが必要です。
電話恐怖症の解決策
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
電話恐怖症を解決する方法を解説します。
2つの方法を順番に実践することで、
効果を実感できる様になります。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
電話が怖いと感じる人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず、頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
相手の言動が気になり、
失敗も恐れる様になってしまいます。
どんな気持ちでも良いので、
まずは自分の気持ちを声に出すことが、
電話恐怖症を克服する第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることで、
自分の気持ちを声に出しやすくなります。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
電話が怖いと感じる人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
相手にどう思われるのかを気にして、
自分の気持ちを我慢したり、
自分を偽ろうとするのです。
これでは平常心も保てず、
電話への恐怖が増大するだけです。
あるいは電話が怖い人ほど、
「どうしたらいいのか?」と考えがちです。
これでは結論が出ず、
いつまでも電話が怖いままです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
電話恐怖症を克服するために不可欠です。
電話はこの先もなくならないでしょう。
最近では電話だけでなく、
オンラインで会話する機会も増えています。
電話が怖いと感じるままでは、
生きづらさを抱え続けてしまいます。
モヤモヤや悩みを抱き続け、
仕事にプライベートにと上手くいきません。
電話恐怖症を克服できないと、
幸せな毎日は送れないのです。
電話恐怖症の原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合い、
2つの方法を実践することで、
現状は今から変えることができます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。