27Aug
[最終更新日]2021/08/27
こんにちは、伊庭和高です。
仕事でもプライベートでも、
猫をかぶってしまい悩んでいる人は多いです。
猫をかぶるのに疲れてしまったり、
本当の自分がわからなくなったりと、
生きづらさを感じる様になります。
「猫をかぶるのをやめたい」
「自分らしく生きたい」
こうした声も多く寄せられています。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
猫をかぶるのをやめる方法をお伝えします。
目次
「猫をかぶる」とは何か?
—
本来の自分を隠して、
大人しそうに振る舞うこと
—
これが「猫をかぶる」の辞書的な意味です。
自分ではない自分を演じている状態だと言えます。
ですが猫をかぶるとは、
何も大人しそうに振る舞うだけではありません。
相手にとって都合の良い振る舞いをする人もいます。
本来の自分を隠して振る舞っていれば、
猫をかぶった状態だと言えます。
・良い子を演じる
・仮面をかぶる
似た様な言葉がありますが、
これらも同じ意味だと考えてください。
猫をかぶる人には理由がある
生まれた時から猫をかぶっている人はいません。
猫をかぶっている赤ちゃんなど、
どう考えてもいません。
ですが大人になるにつれて、
猫をかぶる様になってしまうのです。
とはいえ何の理由もなく、
猫をかぶっている人はいません。
猫をかぶる人には、必ず理由があるのです。
猫をかぶる人の心理背景
次に猫をかぶる人の心理的特徴を解説します。
3つの心理背景を解説しますが、
どれか1つに当てはまる人もいれば、
複数に該当する人もいます。
周りの目を気にしている
猫をかぶっているのは、
周りの存在を前提としているからです。
周りにどう思われるかを気にしていると、
猫をかぶる様になってしまいます。
「変に思われたらどうしよう…」
「嫌われたらどうしよう…」
こうした気持ちが出てくると、
自分を抑えて猫をかぶり始めます。
認められたい
相手にとって都合の良い自分を演じれば、
評価されたり褒められることもあります。
承認欲求という言葉がありますが、
周りに認められたいがために、
猫をかぶってしまう人もいます。
ですが猫を被り続ければ、
周りありきで振る舞うことになります。
周りから認められなければ、
心が乱されてしまいます。
認められたいと思うほど、
不安定な気持ちになりやすいのです。
怒られるのが怖い
怒られるのが怖い人ほど、
つい相手を気にして猫をかぶってしまいます。
自分の気持ちを抑えたり、
無理して相手に合わせたりします。
猫をかぶって関わっていれば、
怒られるのを回避できます。
ですが相手の反応におびえて過ごすので、
常に気を張っていなければならず疲れてしまいます。
猫をかぶる原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
猫をかぶってしまうのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば猫をかぶることはありません。
相手のことを気にせずに、
自分の気持ちに素直に振る舞えます。
ですが自信が持てていないと、
相手の反応を気にして猫をかぶってしまいます。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
合わせてやってみてください。
猫をかぶるのはやめたい!
猫をかぶればかぶるほど、
本来の自分がわからなくなります。
何がしたいのかわからなくなり、
自分らしさからも遠ざかります。
猫をかぶり続けたい人など、
どう考えてもいないのです。
先ほどもお伝えした様に、
生まれた時から猫をかぶっている人はいません。
生まれ持った性格ではなく、
後天的に身についたものなので、
誰でも猫をかぶる現状を変えられます。
猫をかぶるのをやめる方法
ここからはぬいぐるみ心理学の視点で、
猫をかぶるのをやめる方法を解説します。
2つの方法を繰り返し実践することで、
自分の気持ちに素直に行動できる様になります。
自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
「自分で自分の気持ちを声に出すこと」
猫をかぶってしまう人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
ネガティブ思考が強まるほど、
相手の反応を気にして自分の気持ちを押さえ込む様になります。
どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。
これが現状を変える第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
意識してぬいぐるみを活用することは、
猫をかぶるのをやめる上で効果があります。
自分を主語にして問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
猫をかぶってしまう人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも先に周りのことを考えているので、
自分を主語にして問いかけていないのです。
周りありきで行動していれば、
自分の気持ちを我慢してしまいます。
自分を主語にして問いかけることは、
猫をかぶるのを変える上で不可欠です。
猫をかぶりながら生きていても、
窮屈なだけでつらいです。
気疲れやストレスも感じやすくなり、
自分で自分を大切にできなくなってしまいます。
猫をかぶってしまう原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法に取り組むことで、
自分の気持ちに素直に行動できる様になります。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。