1Jun
[最終更新日]2023/02/04
こんにちは、伊庭和高です。
今日は「アダルトチルドレン」について取り上げます。
アダルトチルドレンは克服できる
「機能不全家庭で育ったことにより、
大人になってからも心理的トラウマを持っていること」
これが一般的なアダルトチルドレンの定義です。
ただ、最近は拡大解釈されることも多く、
「子供の頃のトラウマを引きずっている人」のことを、
広義に含んで語っているケースもあります。
ここでは定義を統一することはしませんが、
いずれにせよ1つ確かなことは、
「アダルトチルドレンは克服できる」ということです。
ここからはアダルトチルドレンを克服する方法をお伝えしますが、
その前に、絶対外せない前提条件をお伝えします。
アダルトチルドレンを克服するためには、
「自分の行動に責任を持っているかどうか」が重要です。
「どうか直して下さい」
「誰か助けて下さい」
こうした姿勢では絶対に克服することはできません。
一歩ずつ行動するのは自分自身。
何か一瞬で解決できる魔法の様なものはありません。
この大前提がなければ、克服はできませんので、
あらかじめ、お伝えしますね。
私はぬいぐるみ心理学を提供する中で、
どんな方でも変化が起こる指標として、
3ヶ月を掲げています。
では3ヶ月でどうすれば克服できるのか。
まず1つ目の方法は、
「声に出すこと」です。
過去のトラウマを引きずる原因はシンプル。
声に出していないからです。
頭の中で考えてしまうため、
どんどん不安や恐れが膨らんでしまい、
気づけば収集がつかなくなってしまいます。
なぜ声に出すと良いのかは、
無料メール講座の中で解説していますが、
声に出すことなしに克服はできません。
とにかく感じていることをすべて声に出すこと。
これが第一歩です。
そして2つ目の方法が、
「どうしたいのか?」と問いかけることです。
ただ声に出すだけでは、
愚痴や不満を言っただけで終わる可能性もあります。
行動に移す上で大切なのは、
「自分はどうしたいのか?」と問いかけることです。
そして3つ目の方法が、
1と2の方法を何度も繰り返すこと。
日常的に意識しながら繰り返すことで、
次第に習慣になります。
習慣にさえなってしまえば、
気づけばアダルトチルドレンは克服できています。
シンプルですが、これが結論。
ぜひ、実行してくださいね。
また私は、アダルトチルドレンのレベルを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
アダルトチルドレンでどれくらい悩んでいるかが判明します。
こちらもぜひやってみてください。
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。