17May
[最終更新日]2022/05/17
こんにちは、伊庭和高です。
「腰が引けるのを何とかしたい!」
仕事・プライベートに関わらず、
こうした声は私の元によく寄せられます。
・逃げ腰で物事に対して消極的になる様子
これが「腰が引ける」の辞書的な意味ですが、
腰が引けたままでは良い方向へ進まないことは明らかです。
今回はぬいぐるみ心理学の視点で、
腰が引ける心理背景を解説します。
その上でどうすれば改善できるのか、
独自の視点でお伝えします。
目次
腰が引ける7つの心理背景
腰が引ける人の特徴として、
7つの心理背景が見られます。
どれか1つに当てはまることもあれば、
複数に該当することもあります。
やったことがない
やったことがないことに対して、
誰しも腰が引けてしまうことがあります。
「大丈夫かな?」
「自分にできるのかな?」
こうした不安が頭に浮かぶほど、
逃げ腰になってしまうのです。
そもそも生きていれば、
初めて取り組むことは多いです。
その度に腰が引けるのは疲れてしまいます。
失敗を恐れている
「上手くいかなかったら…」
「間違えたら…」
この様に失敗を恐れるほど、
腰が引けた態度を取ってしまいます。
失敗を恐れることは誰しもあります。
ですが消極的な姿勢になれば、
その分だけ行動に移すのが遅れてしまいます。
リスク回避をしている
失敗を恐れる気持ちに関連して、
リスクを回避する人ほど腰が引けやすいです。
失敗するよりは、
無難な選択を取った方が良いと考えるのです。
確かにリスクを回避すれば、
実際に失敗することはないでしょう。
ですが成功することもないので、
自分が望んだ未来に進めないのです。
その意味で失敗を恐れ続けることが、
実は最大の失敗だと言えます。
周りの目が気になる
「変な風に思われたら…」
「嫌われたら…」
「否定されたら…」
この様に周りの目を気にするほど、
腰が引けた態度を取ってしまいます。
周りにどう見られるかが気になり、
自分の気持ちを抑え込んでしまうのです。
完璧主義
完璧主義の一面がある人ほど、
腰が引けた態度を取りやすいです。
「まだ完璧ではないから」と、
行動するのをためらい続けてしまうのです。
どれだけ頑張っても、
完璧に整うことはありません。
ですが完璧さを求めるほど、
必要以上に慎重になってしまうのです。
自己肯定感が低い
自己肯定感が低ければ、
何事にも腰が引けてしまいます。
消極的な姿勢が出たりと、
ネガティブ思考になりやすいのです。
もし自己肯定感が高ければ、
思い切って行動に移せるでしょう。
ですが自己肯定感が低ければ、
失敗を怖がり周りの目を気にしたりと、
逃げ腰に拍車がかかってしまうのです。
斜に構えている
物事を素直に受け止めず、
斜に構えている人ほど、
実は腰が引けてしまうのです。
「本当にそうなの?」
「別の見方があるよね」
この様に斜めに物事を見るほど、
何事にも消極的になってしまいます。
あれこれ考え続けている間に、
時間ばかりが過ぎてしまうのです。
腰が引ける根本原因
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。
腰が引けてしまうのも、
自分の自信のなさが原因です。
詳細は無料メール講座でも解説しますが、
自信があれば腰が引けることはありません。
やりたいことは行動に移したりと、
前向きに人生を生きることができます。
ですが自分に自信が持てずにいると、
何かにつけて腰が引けてしまいます。
消極的な姿勢が見えてしまい、
人生が望む方へと進まないのです。
また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。
12個の質問(二択)に答えるだけで、
自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。
こちらも合わせてやってみてください。
幼少期にキッカケがある
そして私たちの自信のなさは、
幼少期に形成されます。
生まれた時から腰が引けた人は、
どう考えてもいません。
誰もが自信を持って振る舞えていたのです。
ですが成長するにつれ少しずつ、
自信が持てず腰が引けてしまうのです。
また私たちは親との関係が、
すべての人間関係のスタートです。
親との関わりが影響して、
腰が引けてしまうこともあるのです。
「親の顔色を伺っていた」
「親に怒られることが多かった」
「親も腰が引けた人だった」
たとえばこうしたケースだと、
子供が腰が引けやすくなるのです。
腰が引けるのを改善する方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法をお伝えします。
2つの方法を繰り返し実践することで、
腰が引けてしまう現状は変えられます。
自分の気持ちを声に出す
まず最初の方法が、
「自分で自分の気持ちを声に出すこと」
腰が引けてしまう時ほど、
自分の気持ちを声に出せていません。
声に出さず頭の中で考え込んでしまうのです。
私たち人間は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が増大すると言われています。
先ほど紹介した7つの心理背景も、
頭の中で考えるほど生まれやすいのです。
つまり頭の中で考え続けると、
腰が引けた態度を取ってしまうのです。
どんな気持ちも、まずは声に出して受け止めること。
これが現状を変えるポイントです。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座で解説していますが、
意識してぬいぐるみを活用することは、
自分の気持ちを受け止める上で効果的です。
自分を主語にして問いかける
自分の気持ちを声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけます。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
腰が引けてしまう時ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分よりも先に相手のことを考え、
相手の反応を気にしてしまいます。
それこそ周りの目を気にしたり、
なかなか行動に移せなくなるのです。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
腰が引けずに行動するうえで不可欠です。
腰が引けた態度を取り続けても、
幸せな未来は待っていません。
なかなか行動に移せず、
いつまでも前に進んでいかない感覚が生まれます。
何より腰が引けた態度を取ると、
自分自身にネガティブな気持ちを抱きやすくなります。
腰が引けてしまう根本原因は自信のなさ。
自信のなさと向き合いながら、
2つの方法に取り組むことで、
腰が引ける現状は変えられます。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば自信が持てる様になるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。