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ラポール形成に必要な唯一のことは「自己開示」

[最終更新日]2024/02/10

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回はラポール形成を取り上げます。

 

主に心理学やセラピーで使われる言葉ですが、

最近ではビジネスシーンや人間関係など、

分野を問わず使われている言葉がラポール。

 

自分と相手との信頼関係のことであり、

お互いを信頼し合い心が通じている状態を表します。

 

仕事でも恋愛でも夫婦関係でも、

ラポールが形成されるほど物事は上手くいきます。

 

「ラポール形成の方法に悩んでいる」

 

年齢や性別を問わず、

こうした相談もよく届きます。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

ラポール形成に必要なことを解説します。

 

ラポール形成に必要なこと

ラポール形成に必要なことは、

「たった1つ」です。

 

「まず自分をさらけ出すこと」です。

 

自己開示という言葉がありますが、

自分から自己開示をすることで、

相手と信頼関係を築きやすくなるのです。

 

そもそも信頼関係を築く上で、

相手をコントロールすることはできません。

 

相手が素をさらけ出してくれるかは、

あくまで相手次第なのです。

 

だからこそ相手に期待せず、

自分から自己開示をする必要があります。

 

なぜラポールが形成できないのか?

言い換えればラポール形成につまずくのは、

まず自分をさらけ出せていないからです。

 

自分の気持ちを抑えていたり、

相手にどう思われるかを気にすると、

ラポールが形成できないのです。

 

「変に思われないかな…」

「嫌われたらどうしよう…」

「傷つけてしまわないか…」

「怒られない様にしないと…」

 

この様に相手のことばかり考えると、

自分の気持ちを抑えてしまいます。

 

これでは一向にラポール形成できません。

 

相手主体で関わろうとしており、

無意識にブレーキを踏んでいるのです。

 

「どこか気を使っているな…」

「何を考えているかわからないな…」

 

この様に相手に思われてしまえば、

相手も距離を取ってしまうのです。

 

ラポール形成できない根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

ラポール形成ができないのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

自信があれば自分から自己開示できます。

 

相手の反応を気にせず、

そのままの自分をさらけ出せるのです。

 

ですが自分に自信が持てずにいると、

相手にどう思われるかを気にしてしまいます。

 

良い子を演じてしまったり、

言いたいことを我慢したりと、

ラポール形成ができないのです。

 

また私は、自分の自信のなさの度合いを診断する心理テストを開発しました。

 

12個の質問(二択)に答えるだけで、

自信のなさをどれだけ感じているかが判明します。

こちらも合わせてやってみてください。

 

悩みは形を変えて繰り返されます。

私たちが生きている限り、

人間関係は繰り返されます。

 

付き合う相手や環境を変えても、

私たちは人と関わり続けるのです。

 

異動や転職や引っ越しをしても、

自分自身が変わっていなければ、

新たな環境でもラポール形成ができないのです。

 

その意味でラポール形成に悩む状況は、

時間が解決してはくれません。

 

自信のなさと向き合いながら、

まず自分が変わる必要があります。

 

ラポール形成できる自分に変わる方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

ラポール形成できる自分に変わる方法を解説します。

 

2つの方法は今から実践できるので、

さっそく試してみてください。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

ラポール形成に悩む時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず、頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に考える事柄の9割が、

ネガティブな内容とも言われてます。

 

ネガティブに考えるほど、

相手の反応が気になってしまいます。

 

相手にどう思われるかを気にして、

いい子を演じ始めてしまったり、

自分の気持ちを抑えてしまいます。

 

独り言で構いません。

どんな気持ちでも良いので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

ラポール形成できる自分に変わる第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

ラポール形成に悩む時ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

自分の気持ちを我慢したり、

無理して相手に合わせてしまいます。

 

あるいは「どうしたらいいのか?」と考えがちなのも、

ラポール形成に悩む人の傾向です。

 

「私はどうしたらいいの?」という様に、

答えを周りに求めてしまうので、

いつまでも結論が出ないのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

ラポール形成には不可欠です。

仕事、恋愛、友達関係など、

ラポール形成は人生で不可欠です。

 

ラポール形成において大事なのは、

「まず自分から自己開示すること」

 

相手の反応をうかがわず、

言いたいことを言ったり、

聞きたいことを聞くことが大切です。

 

ラポール形成に悩む根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

今から現状は変えられます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。