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愚痴を聞かされるのはしんどい!心理背景と解決策を紹介!

[最終更新日]2024/02/13

こんにちは、伊庭和高です。

 

仕事でもプライベートでも、

やたら愚痴を聞かされる人はいます。

 

「愚痴ばかり聞いてしんどい」

 

こうした相談は定期的に寄せられます。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

愚痴を聞かされる原因と解決策をお伝えします。

 

なぜ愚痴を聞かされるのがしんどいのか?

今となっては言っても仕方ないことを、

ひたすら言いながら嘆くこと。

 

これが「愚痴」の辞書的な意味です。

 

もうどうにもならないことを、

ひたすら吐き出している状態です。

 

愚痴を聞いているだけで、

ネガティブな気持ちが乗り移るのです。

 

次第に聞いている方も疲れてきますし、

もうどうすることもできない嘆きを聞き続けても、

時間がもったいないのです。

 

愚痴を聞かされ続ける根本原因

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

愚痴をこぼし続けるのは、

その人の自信のなさが原因です。

 

もうどうすることもできないのに、

愚痴をこぼすことで気持ちが楽になったり、

共感して欲しいと求めている状態です。

 

ですが自信のなさに向き合わず、

愚痴を抱く課題に対処できていないので、

ガス抜きだけで現状が解決しません。

 

とはいえ人間関係は自分と相手がいて成り立ちます。

 

愚痴を聞かされてしんどい状況は、

自分と相手の両方に原因があるのです。

 

つまり自分の自信のなさが原因で、

愚痴を聞かされ続ける状況も生まれています。

 

「具体的にどんな自信のなさがあるのか?」

 

代表例を2つ紹介します。

 

相手にどう思われるか気にしている

「嫌われたらどうしよう…」

「共感してあげないと…」

「相手に好かれた方がいいな…」

 

この様に相手の反応を気にしていると、

つい愚痴を聞き続けてしまいます。

 

自分の気持ちを脇に置いて、

相手を優先してしまうのです。

 

「この人は自分のことを全て受け入れてくれるな」

 

相手にこの様に誤解されてしまい、

ますます愚痴を聞かされるのです。

 

何がしたいかわからない

「何がやりたいかわからない」

「自分の感情がわからない」

 

この様に自分のことがわからないと、

愚痴を聞かされる回数も増えます。

 

自分で自分の気持ちがわからないので、

周りに流されやすくなってしまうのです。

 

結果的に相手のペースに飲まれ、

愚痴を聞かされてしまいます。

 

悩みは何度でも繰り返される

「異動や転職をすれば…」

「付き合う相手を変えれば…」

 

この様に環境を変えることで、

現状が好転すると思い込む人はいます。

 

ですが環境を変えても自分が変わらないと、

新たな環境でも同じ悩みに直面してしまうのです。

 

つまり愚痴を聞かされる状況は、

時間が解決してはくれないのです。

 

また愚痴をこぼす相手を変えることはできません。

 

自分が変わることに意識を向ける方が、

現状が早く好転します。

 

愚痴を聞かされる状況を改善する方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を変える方法を解説します。

 

2つの方法を繰り返し実践することで、

愚痴を聞かされる状況を改善できます。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

愚痴を聞かされやすい人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

声に出さず、頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

ネガティブに考えるほど、

相手の反応が気になったり、

自分の気持ちがわからなくなります。

 

一説では1日に考えることの9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

どんな気持ちでも良いので、

まずは自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることで、

自分の気持ちを声に出しやすくなります。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

愚痴を聞かされやすい人は、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなければいけない」

「してあげる」

 

たとえばこれらの言葉は、

相手のことを考えている時に出てきます。

 

相手の反応が気になったり、

自分の気持ちを犠牲にしやすいのです。

 

結果的に愚痴を聞かされ続けてしまいます。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

現状を変えるために不可欠です。

愚痴を聞かされるのは疲れますし、

生産性は何もありません。

 

愚痴を聞き続けたストレスを、

つい他で発散してしまうこともあります。

 

愚痴をこぼす相手は変えられないので、

まず自分が変わることに意識を向けましょう。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践することで、

愚痴を聞かされる状況は変えられます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。