19Nov
[最終更新日]2024/11/19
こんにちは、伊庭和高です。
恋愛についての相談は、
毎日の様に私の元へ寄せられます。
「この人と一緒にいても幸せになれない」
「それでも好き」
こうした相談も定期的に届きます。
幸せになれないとわかっているのに、
好きな気持ちで揺れ動いているのは苦しいです。
最終的には自分の意志で決断を下せば、
どんな決断であっても自分にとって正解になります。
今回はぬいぐるみ心理学の視点から、
幸せになれないとわかっていながら好きになる心理背景を解説します。
目次
幸せになれないのに好きなのはなぜ?
幸せになれないのがわかっているのに、
相手のことを好きなままでいるのは、
2つの心理背景があります。
どちらか1つに該当することもあれば、
両方に当てはまることもあります。
自分で自分を満たせていない
自分で自分の心を満たせていないと、
幸せになれない恋愛をしてしまいます。
相手に自分の心を満たしてもらおうとするのです。
どれだけ自分を満たしてくれても、
一緒にいて幸せになれるかどうかは別問題です。
一時的に心が満たされても、
長い目で見て関係が上手くいかなくなります。
寂しがり屋やかまってちゃんな人も、
自分で自分を満たせない傾向があります。
相手に依存している
相手の存在が支えになっていて、
幸せになれないのに好きなケースもあります。
相手に頼り切りだったり、
依存した関係を築いてしまうことがあります。
決して幸せな関係でなかったり、
将来をイメージできない相手だとしても、
相手がいないと今この瞬間を生きていけないと思っている状態です。
目先のメリットを得ているだけ
ここまで2つの心理背景を解説しましたが、
いずれも「目先のメリットを得ているだけ」です。
一時的に心を満たしてくれたり依存できれば、
その瞬間は楽になれたり寂しさを埋められるでしょう。
ですが長い目で見ればデメリットしかありません。
相手の反応に振り回されてしまったりと、
ネガティブ思考が生まれやすくなります。
幸せになれないのに付き合い続けて、
時間を浪費してしまうこともあるのです。
自信のなさが原因です
私はぬいぐるみ心理学において、
すべての悩みの原因は自信のなさだとお伝えしています。
幸せになれないのに好きなままなのも、
自分の自信のなさが根本原因です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
自信があれば自分で自分を満たせますし、
相手に依存したり頼り切ることもあります。
今後の関係に自分で結論を出せますし、
幸せな未来に向けて行動できるのです。
相手を変えることはできない
ここで大事なポイントとして、
相手を変えることはできません。
幸せになれないとわかっている中で、
相手に変わって欲しいと思うのは逆効果ですし、
自分の自信のなさの現れです。
相手の行動は相手次第であり、
自分にはコントロールできません。
相手を変えようとするほど、
変わらない相手に心が乱されるでしょう。
その一方で自分を変えることは、
自分次第で今からできます。
自分が変われば自分の言動も変わるので、
それを受けた相手の反応が変わることもあります。
あるいは新たな恋愛に向けて進めたりと、
物事がポジティブな方向へと進み始めます。
自信のなさと向き合いながら、
現状を変えていく必要があります。
現状を好転する2つの方法
次にぬいぐるみ心理学の視点で、
現状を好転する方法をお伝えします。
2つの方法を実践することで、
現在の関係から抜け出し、
幸せな未来へと進むことができます。
自分の気持ちを声に出す
最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」
恋愛で悩みを抱えている人ほど、
自分の気持ちを声に出していません。
普段から声に出さず、
頭の中で考える癖があります。
私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、
ネガティブ思考が強まる習性があります。
一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、
ネガティブな内容だと言われています。
ネガティブに考えるほど、
自分で自分の心を満たせなくなり、
相手に満たしてもらおうと考えます。
ここでポイントになるのが、
「まず自分で声に出すこと」
恋人や友達や同僚など周りの人に、
いきなり気持ちを吐き出さないでください。
自分の気持ちを吐き出せば、
確かにスッキリするでしょうが、
相手は良い気分になりません。
「また同じ悩みを聞かされている…」
「自分で何とかしてよ…」
最初は親身になってくれても、
何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、
関係が悪化する可能性があるのです。
いきなり誰かに気持ちを吐き出すのは、
誰かに気持ちを聞いて欲しいと求めすぎている状態なのです。
独り言で構いませんので、
まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、
幸せな恋愛をするための第一歩です。
ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、
ぬいぐるみを活用するのが効果的です。
詳細は無料メール講座でも解説していますが、
意識してぬいぐるみに触れることは、
自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。
「どうしたいのか?」と問いかける
そして声に出した後は、
「どうしたいのか?」と問いかけること。
「どうしたいのか?」の主語は自分自身。
恋愛で悩みを抱えている人ほど、
自分を主語にして問いかけられていません。
自分より先に相手のことを考えてしまうのです。
「した方がいい」
「するべきだ」
「しなきゃいけない」
「して欲しい」
「してあげる」
たとえばこれらは自分を主語にできておらず、
相手のことを先に考えている状態です。
相手のことを先に考えるほど、
相手に求める気持ちも強まりますし、
相手の反応も気になります。
語尾を「〜したい」の形で問いかけることで、
自分で自分を満たせるようになります。
「どうしたいのか?」という問いかけは、
幸せな恋愛をするために不可欠です。
幸せになれない状況を放置しても、
幸せな未来は待っていません。
時間ばかりが過ぎる中で、
いつまでも現状が好転せず苦しいでしょう。
自信のなさと向き合い2つの方法を実践しながら、
現状を好転していきましょう。
「自信のなさとは何なのか?」
「どうすれば現状を変えられるのか?」
詳細は無料メール講座でも解説しているので、
合わせて学んでみてください。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
このコラムの執筆者
伊庭 和高(いば かずたか)
千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。