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嫌いになった夫をまた好きになれるの?心理学の視点で解説

[最終更新日]2025/01/07

こんにちは、伊庭和高です。

 

夫婦関係の相談は毎日の様に寄せられます。

 

「夫のことを嫌いになった」

「夫に冷めてしまった」

 

さまざまな事情や背景があるでしょうが、

夫を嫌いになったという悩みも多いです。

 

夫を嫌いになったものの、

夫婦関係を続けていかないといけない…

 

こうした葛藤を抱いているのです。

 

まして子供がいればなおさら、

今後の関係を悩んでしまうこともあるでしょう。

 

「嫌いになった夫をまた好きになれるのか?」

こうした質問が届くこともあります。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点から、

嫌いになった夫との向き合い方や、

自身の気持ちを整理する方法を解説します。

 

嫌いになった夫をまた好きになれるのか?

もちろん100%絶対とは言い切れません。

 

ただし多くの場合、

嫌いになった夫をまた好きになれません。

 

これは食べ物にたとえるとイメージしやすいです。

 

嫌いなピーマンを好きになることは、

ほとんど無理なのです。

 

嫌いなピーマンが食べれる様になったり、

嫌いじゃなくなることはあるでしょう。

 

ですが「嫌いを好き」に180度変えることはできないのです。

 

もちろんまた好きになれるケースもありますが、

無理して好きになろうとしても苦しいだけです。

 

嫌いになったら離婚しないといけないのか?

「嫌いな夫をまた好きになれないのはわかった」

「それでは離婚しないといけないのか?」

 

決してそんなことはありません。

 

たとえ夫のことを好きになれなくても、

役割や立場が関係をつなぎ止めることがあります。

 

たとえば子供がいれば、

親としての立場や役割が離婚を踏みとどまらせるのです。

 

子供の前では表面上は良い顔をしたり、

子供が成人するまでは関係を維持できるかもしれません。

 

ですが役割や立場でつなぎ止めた関係は、

いずれ終わりを迎えます。

 

子供が成人したりと役割を終えれば、

離婚の決断をするケースもあります。

 

あるいは子供に愚痴や不満を吐き出せば、

子供の成長にも悪影響が及びます。

 

「あなたのために我慢してあげているんだからね」

 

こうした意識が子供に伝われば、

結果的に子供にも見放されてしまうかもしれません。

 

夫婦関係の悩みの原因

私は相談に来られる方に対して、

夫婦関係の悩みの原因は両方にあるとお伝えしています。

 

人間関係は自分と相手が関わり合って成立するので、

お互いの言動が影響しているのです。

 

どちらか片方だけが悪いことはなく、

両方に振り返る点があるのです。

 

この点に気づかずにいると、

夫婦関係の悩みは解決しません。

 

「夫だけが悪い」

「自分だけが悪い」

 

この様にどちらか片方が悪いと考えている人は、

意外と多いのです。

 

自信のなさが根本原因です

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

夫婦関係に悩むのも自信のなさが根本原因です。

 

自信があればいつまでも悩みを引きずらず、

自分がどうしたいかを明確にして行動できます。

 

自分と夫それぞれの原因を冷静に受け止め、

現状を良くするための行動ができるのです。

 

「具体的にはどんな自信のなさがあるのか?」

代表例をいくつか紹介します

 

自分の気持ちを我慢している

言いたいことを飲み込んだり、

やりたいことを我慢していると、

結果として夫のことを嫌いになりやすいです。

 

「私はこれだけ我慢しているのに」

「夫ばかり好き勝手やっている」

「理不尽な要求を突きつけて来る」

 

こうした気持ちを抱くのです。

 

自分が我慢していることで、

ご主人が強く出てくることもあれば、

高圧的に振る舞われることもあるのです。

 

夫の顔色をうかがっている

「変な風に思われたらどうしよう…」

「怒らせない様にしないと…」

 

この様に夫の顔色を伺うほど、

夫への不満も蓄積されます。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

他人軸で夫婦関係を築いているのです。

 

夫への不満が便秘の様に蓄積され、

夫を嫌いになってしまうのです。

 

夫に求め過ぎている

「私の気持ちもわかって欲しい」

「もっと家事育児を手伝って欲しい」

 

この様に「〜して欲しい」が浮かんだ時は要注意。

夫に求め過ぎています。

 

どれだけ夫に求めても、

夫の行動は夫次第でコントロールできません。

 

自分ではどうすることもできないことに、

イライラもやもやし続けてしまうのです。

 

過去にされたことを引きずっている

過去に夫にされたことを、

今も引きずっていることがあります。

 

喧嘩したり怒鳴られたり、

嫌なことをされたかもしれません。

 

過去の出来事を根に持つと、

夫のことを嫌いになってしまいます。

 

ただし過去を引きずり続けても、

幸せな未来は待っていません。

 

常にネガティブな目で夫を見るので、

関係も悪化してしまうのです。

 

夫を嫌いなままでは幸せになれない

夫を嫌いになった状態を放置しても、

幸せな未来は待っていません。

 

夫にイライラもやもやしたり、

子供にあたってしまったり、

ネガティブな気持ちが浮かびやすくなります。

 

たとえ離婚しても自分の自信のなさと向き合わないと、

離婚後も同じ悩みを繰り返します。

 

夫婦関係に限らず仕事や人間関係で壁に直面するのです。

 

離婚するにしても、関係が改善するにしても、

夫に変わって欲しいと思い続けても現状は変わりません。

 

相手を変えることはできませんが、

自分が変わることは自分次第でできます。

 

自信のなさと向き合いながら、

現状を変えていく必要があります。

 

夫婦関係に悩む現状を好転する方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

現状を好転する方法を解説します。

 

2つの方法を実践することで、

夫婦関係に悩む現状は変えられます。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

夫婦関係に悩む人ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

ネガティブに考えるほど、

夫にイライラもやもやしたり、

自信のなさが出てきやすくなります。

 

先ほど紹介した自信のなさも、

頭の中で考えている時に出てきやすいのです。

ここで大事なポイントが、

「まず自分で声に出すこと」

 

家族や友達や同僚など周りの人に、

いきなり気持ちを吐き出さないでください。

 

自分の気持ちを吐き出せば、

確かにスッキリするでしょうが、

相手は良い気分になりません。

 

「また同じ悩みを聞かされている…」

「自分で何とかしてよ…」

 

最初は親身になってくれても、

何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、

関係が悪化する可能性があるのです。

 

いきなり誰かに気持ちを吐き出すのは、

誰かに気持ちを聞いて欲しいと求め過ぎている状態なのです。

 

どんな気持ちでも良いので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

現状を変える第一歩なのです。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

夫婦関係に悩んでいる人ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

自分の気持ちがわからなくなったり、

相手にどう思われるか気にしてしまいます。

 

夫のことを先に考えたり、

自分以外の誰かや何かのことを考え過ぎるのです。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

現状を改善するために不可欠です。

 

自分がしたいことを選択することは、

夫婦関係に悩む現状を好転するために必須なのです。

夫婦関係に悩む状況を放置しても、

自分の人生が幸せなものにはなりません。

 

夫への不満やイライラを抱えていても、

自分の人生の時間は毎日確実に過ぎ去ります。

 

自分の人生を幸せなものにする責任は、

他でもない自分自身にあるのです。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践しながら、

現状を好転していきましょう。

 

夫婦関係に悩む現状は、自分次第で今から変えられます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。