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ポジティブな自己暗示ばかりは危険!ぬいぐるみ心理学で解説

[最終更新日]2023/01/31

こんにちは、伊庭和高です。

 

今回自己暗示について取り上げます。

 

心の中で自分に思い込ませること

 

思い込みを意識的に作り出し、

次第に無意識に思える様になること

 

これが自己暗示の意味です。

 

仕事や恋愛や目標実現など、

自己暗示を活用しようとする人は多いです。

 

一方でなかなか上手くいかず、

悩んでいる人も多いのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

自己暗示の正しい方法と注意点を解説します。

 

ポジティブな自己暗示が危険な理由

自己暗示でやってしまいがちなのが、

ポジティブな自己暗示。

 

「自分は上手くいく!」

「絶対に素敵な恋人と出会える!」

「いつも明るく元気!」

 

この様にポジティブな言葉を並べて、

思い込みを作り出そうとするのです。

 

ですがポジティブな自己暗示の多くが、

最終的には上手くいきません。

 

一時的には良い気分になっても、

次第に元の自分に戻ってしまい、

時間やお金を浪費してしまうのです。

 

「なぜポジティブな自己暗示が危険なのか?」

 

2つの理由があります。

 

課題を見落とす

まずポジティブな自己暗示は、

課題を見落とす可能性が高いです。

 

上手くいっていない点や、

向き合うべき課題があるのに、

ポジティブ思考でごまかしてしまうのです。

 

「大丈夫!何とかなる!」と、

無理して前向きに考えてしまうのです。

 

これでは気分は前向きになっても、

課題から目をそらしているので、

結局は上手くいきません。

 

たとえ都合が悪いことがあっても、

ポジティブな自己暗示で自分を正当化させてしまうのです。

 

心の中でネガティブな思い込みがあると実現しない

そして意外と気づいていないのが、

ポジティブな自己暗示とは表面的なものだということ。

 

ポジティブな言葉を頭で考えているものの、

自分の感情は納得していないケースが多いのです。

 

たとえば「自分は上手くいく!」と思いながら、

心の中では「またダメだったらどうしよう…」と思っているのです。

 

ネガティブな気持ちを見ずに、

ポジティブな自己暗示ばかり唱えても、

ネガティブな気持ちは消えません。

 

私たち人間は感情の生き物であり、

まず心で感じて、それから頭で考えます。

 

思考でポジティブを作りだしても、

心にネガティブな気持ちがあるままでは、

最終的にはネガティブに引きずられるのです。

 

悩みの原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの原因は自信のなさだと解説しています。

 

ポジティブな自己暗示ばかりしてしまうのも、

自分の自信のなさが根本原因です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

ポジティブな自己暗示をするほど、

自信のなさに向き合えていません。

 

心の中にネガティブな気持ちがあっても、

それに向き合えず放置しているのです。

 

自信がないままポジティブな言葉を唱えても、

すぐにネガティブな自分に戻ってしまいます。

 

栄養ドリンクを飲んでいるだけ

この状態をたとえるなら、

栄養ドリンクを飲んでいること。

 

ポジティブな自己暗示とは、

栄養ドリンクを飲む様に、

一時的に元気になれます。

 

ですが栄養ドリンクを飲まないといけない原因には向き合えていません。

 

徹夜が続いていたり、

食生活が乱れてたり、

仕事でストレスを抱えたりと、

原因に向き合わず栄養ドリンクでごまかしているのです。

 

一時的には元気になっても、

悩みの根本原因に向き合えていないので、

すぐに元の自分へ戻されてしまうのです。

 

自己暗示で理想の成果を出す3ステップ

 

ここまでの話を踏まえた上で、

自己暗示で成果を出す方法を解説します。

 

3ステップを順に実践することで、

理想の成果を出せる様になります。

 

自分で自分の気持ちを声に出す

まず最初のステップが、

自分で自分の気持ちを声に出すこと。

 

自己暗示が上手くいかない人ほど、

自分の気持ちを声に出せていません。

 

声に出さず、

頭の中で考え続けています。

 

私たち人間の脳は頭で考えるほど、

ネガティブな気持ちが強まる特性があります。

 

どれだけポジティブに考えても、

声に出さず頭の中でとどめれば、

心の中はネガティブになってしまいます。

 

ここでのポイントは、

どんな気持ちも声に出すこと。

 

ポジティブな言葉だけでなく、

ネガティブな言葉も声に出してください。

 

都合の良い言葉だけ声に出すのは、

課題から目をそらしている状態です。

 

どんな気持ちも声に出すことが、

現状を変える第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを使うのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

ぬいぐるみを意識して活用することで、

自分の気持ちを受け止めやすくなります。

 

自信のなさと向き合う

そして自分の気持ちを声に出した後は、

自信のなさと向き合っていきましょう。

 

ポジティブな自己暗示をし続けても、

自信のなさがあると上手くいきません。

 

「なぜ現状が上手くいかないのか?」

 

「ポジティブな自己暗示をしても上手くいかないのはなぜか?」

 

「もし自分に原因があるとしたら何か?」

 

この様に問いかけながら、

自信のなさを1つずつ明確にしていきましょう。

 

著書『ストレスフリー人間関係』でも解説していますが、

5W1Hを意識して問いかけることで、

自信のなさに気づきやすくなります。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして最後のステップは、

「どうしたいのか?」と問いかけることです。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

自己暗示が上手くいかない時ほど、

自分を主語に問いかけていません。

 

誰かの言動に影響を受けすぎたり、

周りの目を気にしてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない

 

たとえばこれらの言葉は、

自分を主語にできていません。

 

自分以外の誰かを気にしているので、

自分が望む未来へ進まないのです。

 

「どうしたいのか?」と問いかけることは、

理想の成果を出すうえで不可欠です。

ポジティブな自己暗示ばかりでは、

最終的に上手くいきません。

 

自信のなさと向き合わないと、

一時的に前向きになっても、

根本的に何も変わらないのです。

 

3ステップを実践しながら、

自分自身と向き合うことで、

本当に望む未来を手に入れることができます。

 

「自信のなさとは何なのか?」

 

「どうすれば本当の意味で自信が持てる様になるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。