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恋愛で相手に変わってほしいと思う危険な心理背景とは?

[最終更新日]2024/08/06

こんにちは、伊庭和高です。

 

年齢や性別や境遇を問わず、

恋愛の相談はよく寄せられます。

 

「彼に変わって欲しい」

「彼女に変わって欲しい」

 

恋愛をしていたら一度は、

相手に変わって欲しいと思うことがあるでしょう。

 

ですが相手に変わって欲しいと思うのは、

恋愛が上手くいかない危険なサインなのです。

 

今回はぬいぐるみ心理学の視点で、

心理背景や原因と解決策をお伝えします。

 

相手に変わって欲しい恋愛が危険な理由

相手に変わって欲しいと思っても、

実際に変わってくれるかは相手次第。

 

これは自分にはコントロールできないのです。

 

逆の立場で考えてみるとわかります。

あなたをコントロールしようとする人が目の前にいるのです。

 

相手の思い通りに行動する場面もあれば、

思い通りに行動しない場面もあると思います。

 

つまり相手に変わって欲しいと思っても、

完全に自分の思い通りになることはないのです。

 

変わってくれないことにイライラし、

余計に関係がギクシャクすることもあります。

 

恋愛の悩みの背景にあるもの

そもそも人間関係とは、

自分と相手がいて関係が成り立ちます。

 

つまり恋愛で悩みを抱いた時は、

自分と相手それぞれに原因があるのです。

 

この点に気づけていないと、

いつまでも幸せな恋愛はできません。

 

自分だけのせいだと考えたり、

相手だけのせいにしようとしても、

恋愛の悩みは解決しないのです。

 

相手に変わって欲しいと思い続けるのは、

相手だけのせいにしている可能性があり、

非常に危険なのです。

 

恋愛の悩みの根本原因は自信のなさ

私はぬいぐるみ心理学において、

すべての悩みの根本原因は自信のなさだとお伝えしています。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

恋愛の悩みの背景にも、

自分の自信のなさがあります。

 

相手に変わって欲しいと思い続けるのは、

自分の自信のなさが影響しているのです。

 

また私は12個の質問に答えるだけで、

恋愛に悩む現状を診断する心理テストも作りました。

 

診断結果の画面では、

恋愛の悩みを克服した方のエピソードも紹介しています。

こちらも合わせてやってみてください。

 

「具体的にどんな自信のなさがあるのか?」

代表例を3つ紹介します。

 

他責思考

自分以外の誰かのせいにすることを、

心理学では他責思考と言います。

 

まさに他責思考だから、

相手に変わって欲しいと思うのです。

 

自分は悪くないと思っていることもあれば、

自分が変わるのを怖がっている可能性もあります。

 

「自分から行動を起こして失敗したらどうしよう…」

 

不安や恐れが背景にあり、

自分を守るために相手に変わって欲しいと思うのです。

 

見返りを求めている

恋愛で見返りを求めている時ほど、

相手に変わって欲しいと求めてしまいます。

 

「してあげる」

「して欲しい」

「してくれない」

 

これらの言葉が浮かんだ時は要注意です。

相手に見返りを求めている可能性が高いです。

 

「これだけやってあげたのに」

「もっと気持ちを受け止めて欲しい」

「全然変わってくれない」

 

この様に常に相手に意識が向いているので、

相手に求める気持ちばかり強まります。

 

これでは幸せな関係は築けません。

 

相手の反応を気にしている

相手にどう思われるかを気にしていると、

自分の気持ちを抑え込んだり、

相手に合わせて良い子を演じる様になります。

 

言いたいことを我慢したり、

相手の意見に同調ばかりするのです。

 

自分軸と他人軸という言葉がありますが、

まさに他人軸で恋愛をしているのです。

 

他人軸で恋愛をしていると、

相手に変わって欲しいと思いやすくなります。

 

悩みは形を変えて繰り返される

付き合う相手や環境を変えれば、

一時的に気持ちは楽になるでしょう。

 

ですが相手や環境を変えても自分が変わらないと、

新たな状況でも同じ悩みを繰り返してしまうのです。

 

「別の相手と付き合っても…」

「今の恋人と結婚しても…」

 

相手に変わって欲しいと思う状況が続くのです。

 

これでは幸せな未来は待っていませんし、

イライラもやもやが募るばかりです。

 

自信のなさと向き合いながら、

まず自分自身が変わることに意識を向ける必要があります。

 

恋愛の悩みを解決する2つの方法

 

次にぬいぐるみ心理学の視点で、

恋愛の悩みを解決する方法をお伝えします。

 

2つの方法を実践することで、

相手に変わって欲しいと思い続けることもなくなり、

幸せな恋愛ができる様になります。

 

自分の気持ちを声に出す

最初の方法が「自分の気持ちを声に出すこと」

 

相手に変わって欲しいと思う時ほど、

自分の気持ちを声に出していません。

 

普段から声に出さず、

頭の中で考える癖があります。

 

私たち人間の脳は頭の中で考えるほど、

ネガティブ思考が強まる習性があります。

 

一説では1日に頭の中で考える事柄の9割が、

ネガティブな内容だと言われています。

 

ネガティブに考えるほど、

相手に求め過ぎてしまったり、

相手の反応が気になってしまいます。

 

ここでポイントになるのが、

「まず自分で声に出すこと」

 

恋人や友達や同僚など周りの人に、

いきなり気持ちを吐き出さないでください。

 

自分の気持ちを吐き出せば、

確かにスッキリするでしょうが、

相手は良い気分になりません。

 

「また同じ悩みを聞かされている…」

「自分で何とかしてよ…」

 

最初は親身になってくれても、

何度も続けば相手も嫌な気持ちになり、

関係が悪化する可能性があるのです。

 

独り言で構いません。

どんな気持ちでも良いので、

まずは自分で自分の気持ちを声に出すことが、

幸せな恋愛をするための第一歩です。

 

ちなみに自分の気持ちを声に出す上では、

ぬいぐるみを活用するのが効果的です。

 

詳細は無料メール講座でも解説していますが、

意識してぬいぐるみに触れることは、

自分の気持ちを声に出す上でも効果的です。

 

「どうしたいのか?」と問いかける

そして声に出した後は、

「どうしたいのか?」と問いかけること。

 

「どうしたいのか?」の主語は自分自身。

 

相手に変わって欲しいと思う時ほど、

自分を主語にして問いかけられていません。

 

自分より先に相手のことを考えてしまうのです。

 

「した方がいい」

「するべきだ」

「しなきゃいけない」

「して欲しい」

「してあげる」

 

たとえばこれらは自分を主語にできておらず、

相手のことを先に考えている状態です。

 

相手のことを先に考えるほど、

相手の反応が気になったり、

相手に求める気持ちも強まります。

 

先ほどもお伝えした様に、

まさに他人軸で恋愛をしてしまうのです。

 

語尾を「〜したい」の形で問いかけることが、

幸せな関係を築く方法です。

 

「どうしたいのか?」という問いかけは、

相手に変わって欲しいと求め過ぎないために不可欠なのです。

どれだけ相手に変わって欲しいと思っても、

相手の行動はコントロールできません。

 

相手の行動にイライラもやもやし、

ストレスをため込んでしまうかもしれません。

 

このままでは幸せな恋愛はできません。

 

相手に変わって欲しいと思う根本原因は自信のなさ。

 

自信のなさと向き合い、

2つの方法を実践しながら、

現状を好転していきましょう。

 

「自信のなさとは何なのか?」

「どうすれば現状を変えられるのか?」

 

詳細は無料メール講座でも解説しているので、

合わせて学んでみてください。

 

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

このコラムの執筆者

伊庭 和高

伊庭 和高(いば かずたか)

         

千葉県千葉市出身。
2人兄弟の長男として生まれ、幼い頃から50体以上のぬいぐるみがある部屋で育つ。
早稲田大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。
在学中は教育学、コミュニケーション、心理学に専念する。
人間関係の悩みを根本から解決する有効な手法として、ぬいぐるみ心理学という独自の理論を開発。
これまで7年間で5000名以上のお客様にぬいぐるみ心理学を提供。性別・年齢・職業を問わず多くが効果を実感しており、日本全国はもちろん、世界からも相談が後を絶たない。
2014年10月から始めたブログは、今では1000以上の記事があり、月に13万以上のアクセスがある。
2017年11月には株式会社マイルートプラスを設立。
心理コミュニケーションアドバイザーとして、受講者とぬいぐるみ心理学を通して実践的な関わりを続け、それぞれの「望む未来」の実現の手助けをしている。
2020年、初の著書『ストレスフリー人間関係〜ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを活用する方法〜』を出版。増刷しロングセラー中である。
2023年10月に三笠書房・王様文庫より『声に出すだけでモヤモヤがすっきりする本〜たった5秒のメンタルケア〜』を発売。
『女性自身』(2023年9月19日号)にて、カラー8ページでぬいぐるみ心理学が特集されるなど、活動の幅が広がっている。